2007年9月4日火曜日

物理的解釈

計算はだんだん計算機からそれらしい答えが返ってくるようになって、まぁなんとかなりそうな気配なんだが、問題は結果の物理的解釈・・・

傾向とかが物理的に正しいのかってのをまず見極めないといけないんだけど、「物理的に」ってなんなんだろ?バルク中の不純物問題に関する参考論文読むも英語だし、位相シフトがどうとかスタガード帯磁率がどうとかっさっぱ意味不明っす。理論物理で磁性やってるけどどうも帯磁率っていう物理量がよくわかんなくて出てくるとやる気が減る。モデル計算ではなにかっちゅうとすぐ帯磁率もとめるのはなんでなんだ?静的量だからとか聞いたけどそれもよく意味わかんないなぁ。電磁気の定義と線形応答理論から出てくる定義が形がまったくちがうし。グリーン関数にしろなんにしろ電子相関あつかう時は他のジャンルでつかってるのと同じ用語で定義式が違うってのがおおくてややこしい気がする。というわけでさっぱ理解できなくて中学・高校時代数学・物理が不得意だった人間が応用物理学専攻ってことに無理があるんだぁぁぁ・・・。とかへこみスパイラルに突入しそうです。

今、もっぱら専門にしようとしてるのは近藤効果っていうもの。狭義では磁性不純物がはいった金属が普通の金属とは違う抵抗の温度依存性をもつって言う現象を指します。まーそのほかにも同じメカニズムでいろんな現象がおこります。理論的に最初に解明したのが日本人の近藤淳先生なんで近藤効果は日本人のファンが多いみたい。後輩がパワーポイント中で近藤先生の名前を改行で切って表示してたら教授にどやされてました。そんぐらい神な存在みたいです。で、この近藤効果がなかなか理解できん。一個一個の説明は理解できても、全体像が見えない。しかも今やってるのは不純物が2つ。焦るとよけい思考の精度が鈍ってますますわけわかんなくなる。スパッと理解できたらすんごいスッキリするだろうな~とおもいながら、泥沼であがいてるような気分のする毎日です。毎日愚直に努力することでそのうち分かるようになるんかなぁ?先が見えない気がしてちょっとしんどい

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