2008年2月16日土曜日

枕を買いに

最近朝起きると首と肩が凝っている。さわやかな目覚めとは無縁な状態である。睡眠が休息になっていなくてどうするよ。こないだ食事時にぼけぇーとTVを見ていたら、枕の話をしていた。なんでも頚椎の角度がちゃんとなるような高さの枕で寝ないと、肩凝りがひどいとかそんな状態になるらしい。うーむ枕が合っていないのか、というか寿命2~3年の低反発ウレタン枕をもう5年も使っているのがよろしくないのかもしれない。母も同じようなことを訴えていたので一緒に枕を買いに行く。

某近○百貨店の寝具売り場には枕をフィッティングしてくれるコーナーがある。頚椎のアーチ具合を測ってもらい、そのアーチにあう高さの枕を試すなんてことができる。どうやら、私の頚椎はフラットなほうらしく、なのにちょい高めの枕を使ってたのがよろしくなかったようだ。これで首の痛みから解放されるかねぇ。

とか百貨店をうろちょろしてたら、カーディガンの前を止めていたブローチを落とした。うっ、気に入ってたのにとかちょいへこみつつ遺失物の係に届け出てみたら、しばらくしてから、落し物として届いたとの連絡。ほっとしながら、「忘れ物センター」とやらに向かう。この「忘れ物センター」が凄いところにあった。

どんな施設にも、職員以外が立ち入らない場所てのが存在する。「忘れ物センター」は地下食料品売り場のバックヤードにあった。舞台裏てのは楽屋をはじめ、一種独特の雰囲気があるが、百貨店のそれもなかなかのものである。売り場の明るさとは対照的になんだか殺風景で薄暗く天井の低い構造、天井を這うごついダクト、緑のリノリウムぽい床、「安全」とか「清潔」等の標語。むしろ工学部の実験施設に近い。そして、表からは想像しえないほどの意外な広さ。その一角の小部屋に机がポンとおいてあってそこに2人、人が座っていて、遺失物を管理している。物凄い違和感を感じつつ、受取証にサインして、「手を殺菌して無い人は売り場に出てはいけません」という主旨が書いてある大きな扉から表の世界へ戻る。身近な施設でも関係者以外立ち入り禁止の扉一つ向こうは全く知らない光景が広がっている。そういうとこを垣間見るのは「本来居てはいけないはずのとこに居る」ていう要素のせいか、なんだかちょっとどきどきする体験だ。なかなかに面白い経験をした。

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