2008年4月25日金曜日

検索生活

4月はゆっくりするはずが、思いの外に忙しい。5月にある学会に新しい手法での計算結果を持っていくことにしたせいだ。今日申し込み完了したので5月の末に面接とあわせて2回東京に行くことになった。一つは日帰りとかスケジュール的になかなか無謀だ。間に合いませんでしたーってオチはさすがにまずいので結構必死。今年も、ゴールデンウィーク、なにそれおいしいの?になることでしょう。
計算させるためのコード本体は7割できてる。あとはグリーン関数の実部を計算させる方法を考えるのみ(それが問題なんだが)。そして本体部分の出力の精度が怪しい。出力をプロットするとガタつく。無限のものを有限サイズにして計算してるんだからある程度ガタつくのは仕様なんだろうけど。大雑把な人間なのでコードをざっくりと作るのは結構おもしろいからノッてできるけど、こういう微調整って大嫌いだ、イライラする。大抵の場合、精度上げようが、定性的な傾向とかは変わらんもの、それよか先に進めたい。でも論文出すためにはある程度の信頼性がないとリジェクトくらうだろうし。精度を上げる方法とかは、周りにやっている人が居ないので、ひたすら論文を漁って探すしかない。ここ数日はそんなわけで検索生活だった。毎日論文のPDFをひたすら見ていると、夢にも意味フな式とか出てきて精神衛生上よろしくない。
検索って結構難しい。ジャーナルのホームページでの検索はイマイチ使い勝手が悪い。理系の論文検索でもgoogleは意外と便利。特にgoogle scholarがあるのでかなりマイナーなのやプレプリントもヒットする。ぼんやりとこんなかんじの~てのを探すときにはgoogleはよい感じ。
でも多分一番検索効率がいいのは大学からしか使えないけどScopusだ。エルゼビア万歳。アカウント作ると自分の検索履歴とかリストも作れるし、なんか便利そうだったので作ってみた。arXiv中のプレプリントはひっかけてくれないみたいなのが唯一残念。
と3日ほどひたすら資料あさって読んだ結果、自分が悩んでるとこは皆なやんでるとこで、解決方法をばしっと提示してくれてる論文は無いってことが分かった。動的量しかも有限温度って難しいのね。しかも計算手法の原理的に、有限温度だと精度に限界が出る。みんな論文にはきれーなカーブ載せてるけど、これは多分なんかうまくフィッティングしてるな。その辺の経験とか勘がないからどうしたものか。

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