2008年11月15日土曜日

雑感

大学のパソコンにもInstant Rails入れたんで、Red mine動かしてみている。リンク先に書いてあった設定そのまんまで一応動く。本来はApacheと連携させるべく書いてあるようになんかmod_rails?使うの推奨らしいけど、一応動くもんを下手にいじってぶっとんでもいやだしなぁとInstant railsのデフォルト通りMongrelで動かしてる。自分がローカルでちょろっと使うんなら安定性とかさほど気にしなくていいし。ローカルで動かすと、データベースが自分とこにあるっていう安心感があるな。
たぶんこれ作られた目的とはずれてるんだろうけど、これ物理系研究者にも便利だとおもう。ありがちな、「数値計算とりあえず大量に走らせた」→「数日後、どれが何用のプログラムだったか忘れた」みたいなのもちょこちょこ記録とるので防げるし。日時が入るってのも便利。文章作成して保存する機能もあるので、思いつきとかとりあえず書いとくとかもできる。やらなあかんタスクをチケットとして書き出し→経過を記録ってのはあとあと考えをまとめるのにも重宝。経過の記録をするのはあとで見返した時に「あー今週結構すすんだな」とか妙な満足感を覚えられるので結構好き。レポート用紙にがりがり書くのもありだけど、紙媒体は階層的に扱いにくくて、結局情報がばらばらになってうまく使えない気がするので、日々の研究の経過の記録とかはパソコン使うのが正解だと思う。数式だけはやっぱ手書きが早いので、計算は紙上にするけど。

今日は風邪っぽいのでぐだぐだして過ごすことにした。「非線形科学」っていう新書が面白そうだったので買ってぼちぼち読む。ローレンツアトラクタとか前から気になってた話が数式ナシで割とわかりやすく書いてあるっぽい。相転移とかともこの辺の話はからんでくるっぽいから興味ある。そして物理とかの話をきれいな文章で書けるこの著者はすごいと思う。内容も興味アリなんだが、著者が研究分野変える時の悩んだ様子とかもうっすら書いてあってそっちも興味深々だ。
私らはどっちかというと、ミクロ・量子力学な世界よりなんだが、たぶん量子力学ベースの理屈だけで現実世界の何かを解明するってのはキツイ気がしている。現実世界はマクロな世界でダイナミクスありだし。ダイナミックな状態を量子力学ベースのみで扱おうとするとたぶん時間発展させる必要があって、時間発展させたところで扱えるのはピコ秒単位のスケールになっちゃうのでかなりきついと思う。だからDFT+KMCとかなんだろな。ミクロとマクロをつなぐには相互作用とかポテンシャルとか量子効果がガチで効いてくるところは量子論ベースで扱って、量子論きっついマクロに近いところは別の手法で補うというのが厳密ではないけど正解に一番近いと思う。数値くりこみ群やってて、補う手法にフラクタルやらくりこみ群やらランダムウォークらへんがつかえるんじゃねーのっていうのが私の勘。なのでいろいろ漁っている

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