2008年12月31日水曜日

大晦日

あと数時間で2008年が終わる。今年はものすごく一年過ぎるのが早かった。ここ数年一年が過ぎるのが早い。たぶん出張が多い&研究のスパンが数か月とか半年単位だからなんだろうなぁ。

今年の漢字は「変」らしい。自分的今年の漢字は「転」かなぁ。いろいろ超展開が多かった。公募の書類の経験値上がるしまぁ無理とは思うが出して見るかーと応募した賞が予想外にもらえてしまったりまぁそのほかにも年末ギリギリまで超展開がいろいろある一年で面白かった。そういや去年ぐらいからわりと日々面白く過ごしてる気がする。ありがたや。

今年も各地を転々としたなぁ。遠出では東京4回、アムステルダム、岩手、松江。合間に京都行ったり奈良行ったり。自分ではひきこもってる傾向ある気がするけどなんだかんだいって結構出歩いているかも知れん。来年はどこ行けるんだろう?とりあえず春学会は東京らしい。また東京か。

研究も結構展開が進んだ。ちょうど一年前はNRGの計算コード作り出してて一不純物問題のテストケースがなかなかうまくいかずに四苦八苦してたんだなぁと見返して思い出した。去年も今年も大晦日似たようなことしてるなぁ。今から思えばプログラミング経験ほぼ0で一からNRG自作とかよくやる気になったもんだ。無謀というか今から思えば半分自棄だったんだな。かなり苦しかったが、選択してよかったと思う。他の人に役立つイノベーションを創出したわけではないが、自力で何か知らんことを把握して使えるようになったという経験はすこしは自信の元になるだろう。

さて学年的にも、流れ的にも今年は起承転結の転だったわけで、来年は今年いろいろいじったり拡張したものをまとめる「結」の一年となりそうだ。D論も書かないといけないし。気は抜かないけどまぁ楽しく面白く一年やっていけますように。来年もよろしく。

2008年12月28日日曜日

年賀状とか

今年は年越しの準備もぼちぼちすすめ、割合順当にすべてが進んでいるはずだったんだがここにきて親戚が入院とかアクシデントかい、ということで今年もなんだか順当ではない年末年始になりそうな気配だったりする。年末年始は通常業務+恒例行事な仕事+たいていなんかハプニングですごいドタバタすることが多いので正直「年末年始だからって特別に構えず普通の日々として過ごせばええがな…」と思う。酢の物ぎらいとしては、おせちの具は正直苦手なもののオンパレードだしな。酢蓮根とか酢牛蒡まじ勘弁。

でもなんか大掃除はしなくてはならない気がして玄関を水で流すとかしててとうとう足にしもやけが発生する。痒くて発狂もの。大掃除は日本的しきたりなのかして研究室の大掃除のときは、留学生に「みんなやたら掃除してるけど査察がはいるのか?」って聞かれた。査察っていう発想もすごいと思うけど。むしろ向こうの国には大学にも査察があるってことか?

年賀状を作る。新PCはメーカー製じゃないので、年賀状作成ソフトとかが入っていない。年一回のことに専用ソフトを買うのもなんか嫌なので、WordとExcelでなんとか凌ごうとする。
参考サイト
http://kokoro.kir.jp/know/nenga.html

Wordの機能に「差し込み文章」というのがあって、その「作成」っていうボタンから、はがき文面印刷ウィザードなるものが立ち上がる。宛名の作成のときに、Excelで作った住所録を読み込むことができる。なのでWordとExcelで年賀状も何とかなるわけだ。まぁいろいろ使いにくいところも多々あって(Word側でウィザード使ってる間Excelの元ファイルを開けないとか、なぜかウィザード使ってる間は互換バージョンなのでしょっちゅうバグるとか)専用ソフトのほうがそりゃ使いやすいわ。まぁ試行錯誤のすえなんとか刷ることはできて問題は添える一言だったりする。こういうん本気で苦手やわぁ。気の利いた短文なんてなかなか思いつかんよなぁ。

2008年12月26日金曜日

仕事納め

仕事納めしてきた。まぁ研究そのものは計算機も動いてるし年末年始かんけーなくたぶん家でぼちぼちやってるんだろうが。事務が今日で年内終りなので大学行く必要は明日以降来年5日までだいぶ薄れる。企業は29日締めなのかなぁ。大学エリアは小雪舞うほど寒くて電車から出た瞬間「やべ…さむっ」って感じで家帰りたくなる。寒いのとなんか眠いのやその他もろもろで締めなのに大半ぼけーっとしてなんもせんと終わってしまった。

いい加減26日なので年末を実感してもいい気がするんだが、あんまり年の瀬な気分しない。研究室の人間も結構ぎりぎりまで実家帰らない人多い。大学はむしろ3月が年末な感じだからなぁ。そして本業が一部現在進行中なせいもある。年内の目標は完了したけど、じゃー次の段階に進めるかって結局進行中。あと5日でキリいいところまですすむんかー??掃除もせにゃならんしなんか忙しいのぅ。

2008年12月23日火曜日

そうだ休みだった

今日が祭日で休みであることに昨日の夜に気がついた。やばい、普通に大学行くところだった。月曜に普通の生活して、また休みってなんか勘が狂うのでやだな。まぁ実際はあまり休みじゃなくて、掃除と年末恒例家内手工業的家業で暮れていったので普通に大学に行ったほうが楽だったかも知れん。大学の机は昨日大掃除で片付けたのですごいきれいで快適な状態だし。

自宅の大掃除を一日でするのは死亡確定だなぁと思ったので、分割統治方式でいくことにした。プロジェクト管理ツールを無駄に使ってみるテスト。だって本当に掃除が苦手なんだもん。管理しないと、手付けてない部分と無駄にすげー頑張った部分とができて全体としてあまりきれいじゃない状態で終わりそうだ。とりあえず今日はベランダとかサッシとかの水洗いと机の周辺=腐海をなんとかしようとする。机の上は一応表面が出るようにはしてるんだが、その周辺のファイル入れとかに紙類をろくに考えずにほりこんでるのでわけがわからない。いちおー研究してるもんで紙類は異様にたまる。文科系だと溜まるのは本らしいが理科系の場合オンラインでPDFのファイル落としてくるのが大半なのでめんどくさがってファイリングとかしないと使えない紙類がたまりにたまる。PDFなんだから画面でみりゃいいようなもんだが書き込みとか目の疲れを考えるとやっぱ印刷してから見たくなるな。なんとなくプログラムも印刷してからチェックしたくなる。数年前にプリントアウトして未読のいつか読むかもな論文コレクションとか結構思い切っていろいろ捨てたワリにはすっきりしないなぁ。寒い中水仕事したのと腐海の毒で風邪ひいたわ…。
あしたはクリスマスイブらしいが、B4がゼミするらしいので大学に行かねば。まぁ異教徒の祭りだからいいんだけどさ…。今年の4年生まじめやなぁー。自分が4年のころってクリスマスはもちろん、ものすごい長い冬休み取ってた気がする。あのころ勉強してりゃいまごろ楽できたやろな…。工学部自体は空気読めるのか22日で授業は終わりらしい。大学すげー人口密度低そうだぁ。しゃーない粛々と研究すっか。

2008年12月19日金曜日

SYNC

朝の4時に胃がモーレツに痛くて目が覚める。揚げ物の威力恐るべし。それとも風邪なのか。なんでよりによって早朝に腹痛が来るかね。そういえばこないだもこんなことがあった。

まぁそれで思い出したのが体内時計の話だったりする。内臓機能や睡眠周期は体温の上下と同期しているそうな。で、通常の生活をしていると体温の最下点が朝3時とか5時にくるらしくこのときに一番人間の認知能力が下がるらしい。(私の場合、腹痛が朝来るのも体温下がるからか?)

てな話が最近読んだ「SYNC」つー本に出てた。SYNCは別に睡眠周期についての本というわけでなく、いろんなところに出てくる同期現象についてのレビューみたいな内容になっている。こないだ読んだ蔵本先生の本で非線形科学なんかおもしろそーやんとおもってその流れで読んでみた。ホタルの点滅も睡眠周期も同じような数理モデルで扱えるそうな。物性系でもモデル扱うけど、数理工学系のモデルはいろんな要素をばさばさ切りまくっててなんか感触が違うなぁと思う。でもこの同期現象についてウィーナーって人が模式的に提案したピークが妙に近藤ピークの傾向に似てて気になる。超伝導は同期現象らしいが近藤効果も同期現象の一種とみなせるんか?

ホタルの話等もおもしろかったんだが、なんか一番興味引かれたのは「スモールワールドネットワーク」。ランダムなコネクションが入ることで、近隣に影響されるクラスターな性質を持ちつつすごい離れた部分と相互作用するようになり、系が一気に同期しやすくなるそうな。実社会の人間関係とかとよく対応してそう。近場とも遠くとも相互作用することで、「スケールフリー」になって、ってな話は相転移ともなんか共通するものを感じる。スケールフリーとかべき乗則はなんかいろんなとこに出てくるキーワードだな。そういうものをいかに扱うかっていう方法論がいろんなところで必要になるんだろう。覚えとこ。

2008年12月17日水曜日

ボトルネック

使う対称性を変えて計算するバージョンも出来上がった。保存量として全スピンを採用するほうが基底数が減るし保持する基底が少なくても精度がでて断然よいだろうから計算効率としてQS対称性>>QSz対称性だと勝手に思っていたが、QSzのバージョンは比較にならんほど速度がでてびっくりする。5時間かかってた計算が20分弱に短縮される。なんかすごいミスしてるんじゃないかと逆に焦るな…してるんかもしれんが…。そら短時間ですめば済むほどいいんだが、何が結局前のバージョンのボトルネックだったのか探らんと気持ち悪い。

fortranで実行時間の計測は
system_clock(integer型)
という組み込み手続きを使える。たとえばcall system_clock(t1)のようにすると、t1に呼び出された時点での「処理系の時間=1970 年 1 月 1 日の 00:00 からの経過秒数?」なる壮大な数字が返ってくる。ほんとは引数は3つあってsystem_clock(count,count_rate,count_max)らしいけど。二個目は一秒に何回時計が刻むかとか3つ目は最大値がいくらかとかなのでまぁ省略してもよかろうと。何回か呼び出してその差をとればどのサブルーチンがどんだけ時間くってるかわかるわけで、さてこれでボトルネックをちまちま探そう…

今日は忘年会で、串揚げ自分で揚げ放題で食べ放題のところに行った。揚げ物普段あんまし食べないのでまずまずおいしかったけどこたえまくり。あー忘年会終わったとはいえまだ忘年できないなぁ。とりあえず予算関連を年内に片付けないと…

2008年12月15日月曜日

フォック空間(チラシの裏レベル)

参考論文の式は導出さっさとできたぜちょろいぜとナメてかかってたらそんなに甘い話じゃなかった。第二量子化された形式の式変形は数学とゆーより記号の規則に沿ってがちゃがちゃ並べ替えるだけなので慣れてしまえば追うのはそんなに難しくない。やばいのはその意味の把握。そもそも完備なフォック空間云々とかいう以前にFock空間がなにかはっきり分かってないのがよろしくない。
量子論というと、あーシュレディンガー方程式でしょ?ってイメージだが、実際使うときにはあの微分方程式の形式をそのままごりごり解くわけでは無かったりする。だって大抵の微分方程式ってそのままではうまく解けないし。演習でやるようにポテンシャル障壁が無限で閉じ込められてますよみたく極端な境界条件とかじゃないと解析的な解は出ない。ひとつの方法として微分方程式解く代わりに、例の波動関数をベクトルとみなして、固有値問題とか変分の問題に読み替えたりする。実際使う段になると量子論=ほとんど線形代数。(微分方程式の形状で攻めていくにしろ数値的に扱うときにはほとんど差分方程式とかに落として線形代数の問題にしてしまうし)このベクトルが張る空間がヒルベルト空間に相当するらしい。

一粒子の系ならベクトルとみなすだけでええかんじになるんだけど、粒子が何個もあると、波動関数の形を決めるのに反対称性だのなんだのの規約が入ってきて波動関数ひとつ書くのもとにかくめんどくさい。粒子の入れ替えに対して波動関数の符号がどうなるか+どの粒子が何個あるかだけで状態を書けばええやんってのが第二量子化の発想(だと思われる)。なので第二量子化された場合の基底ベクトルは各粒子の個数の情報で決まるベクトル(アップスピンのが一個とか二個とか)の直積(テンソル積?)の形状になっている。|n1>|n2>…|nN>みたいなイメージかね。そんなベクトルで張られる空間をフォック空間というらしい。なーんか裏にいろいろ数学的構造があって対称性・反対称性の性質をうまく使って縮約してるんだよとか聞くけどよくわからん。

とにかくフォック空間は生成消滅演算子を作用させたベクトルの直積で張られるっぽいので今使ってる基底(全スピンの固有状態になるようにいろいろひねっててシンプルな直積になってない)でフォック空間を定義していくのはまずい気がしてきて、結構最初からコード組み直しかよって感じだ。基底が直積で書けるようにQ,Szの対称性でするもんなんかなぁ。教えて偉い人。まぁそれだと磁場の影響とか異方性の影響も見れるからいいんだけど、一からまたかんがえるのめんどくせー。

2008年12月14日日曜日

TA関連2

大学が停電してなんも作業できなくなってチョー暇暇になる。まず研究がらみのこと以外基本することないんかい…てのがとても問題なんだけど。暇なんで掃除したりうだうだしたりついでにTAで面倒見ている課題の完成形を作ってみる。
前で一応「点滅」まではなんとかなったわけで、クリスマスツリーらしきものにするためには、背景画像を読み込んで、その上に描画する+描画する色を選択可能、点滅は色の系統ごとにばらばらに点滅する+点滅の開始、停止、クリアができるようにするという仕様にする。gif読み込んで表示するほうが速そうなので、電球とかも全部画像で保存しておく。

javaにおいてはインターフェースってのが多用されてるみたいだ。イベント処理とかにはそれに応じたインターフェースをimplement(なにそれ)してつかうっぽい。インターフェースってそもそもなんやねんって感じだが、こういう部品をつかいますよってのだけが定義されてて実際の動作は使う側で記述しなあかんものらしい。んーメソッドを直に書いたらだめなんかいな。なにが嬉しいんかちと分かりにくいぞ。(f90にもinterface文はあるけど形状引継ぎ配列使うときとかに要る、サブルーチンとかの引用時の仕様定義ってだけでどっちかというとめんどくさーって感じかなぁ。)

背景画像をアプレットの表示サイズが変えられてもリサイズして表示するようにするためには、インターフェースComponentListenerをimplementして必要なメソッドを記述&特にcomponentResizedにリサイズ処理を書けばよいらしい。
ボタン関連のイベント処理はActionListenerていうインターフェース+ボタンにActionListenerを追加+actionPerformedにボタンごとに処理をちまちま書いていけばいいぽい。
画像の読み込み待ちにMediaTrackerなるものをつかうといいらしい。
ボタンの配置をいじりたいときはPanel上にボタンを配置するようにする模様。
↓とりあえずできた物。たぶん効率悪い処理しまくり


import java.awt.*;

import java.applet.Applet;

import java.awt.Graphics;

import java.awt.event.*;

import java.net.URL;


public class test2 extends Applet
implements Runnable,MouseListener,ActionListener,ComponentListener{
private static final long serialVersionUID = 1L;

String status,msg;
int change=0;
int posX;
int posY;
int radius=20;
public int col=-1;
int radiuspink,radiusgreen,radiusblue;
int BUTTON_NUM=6;
Image off=null,img;
Image pink,blue,green;
int w,h;
boolean flag=false;
Graphics g;
public final int MAX=100; //かける最大数
private Button[] buttons ;
public int nump=0, numb=0,numg=0; //個数
public Point[] pinkoval=new Point[MAX];// 座標
public Point[] blueoval=new Point[MAX];
public Point[] greenoval=new Point[MAX];
Thread th;
boolean start=false;//点滅の制御
Color c0,c1,c2; //色の設定用

//イベント処理用のメソッド
//マウス関連(MouseListener)
public void mouseEntered(MouseEvent e) {}
public void mouseExited(MouseEvent e) {}

public void mouseClicked(MouseEvent e) {
if ( col != -1){
if (col==0){//pink
if(nump<MAX){ // for Max number
pinkoval[nump]=new Point(e.getX(),e.getY()); // get coodinate¸
nump++; //
repaint(); //
}
}
if (col==1){//blue
if(numb<MAX){ // for Max number
blueoval[numb]=new Point(e.getX(),e.getY()); // get coodinate¸
numb++; //
repaint(); //
}
}
if (col==2){//green
if(numg<MAX){ // for Max number
greenoval[numg]=new Point(e.getX(),e.getY()); // get coodinate¸
numg++; //
repaint(); //
}
}
}
}

public void mousePressed(MouseEvent e) {}
public void mouseReleased(MouseEvent e) {}


//ボタンのイベント処理(ActionListener)
public void actionPerformed (ActionEvent e){
if (e.getSource()==buttons[0]){
col=0;
}
if (e.getSource()==buttons[1]){
col=1;
}
if (e.getSource()==buttons[2]){
col=2;
}
if (e.getSource()==buttons[3]){
start=true;
}
if (e.getSource()==buttons[4]){
start=false;
}//startボタン
if (e.getSource()==buttons[5]){
nump=0;numb=0;numg=0;
}//clearボタン
}

//リサイズ処理(ComponentListener)
public void componentResized(ComponentEvent e){
Dimension dim = getSize();
if( img != null)
/* サイズを変更した画像を作成する */
img = img.getScaledInstance(dim.width, dim.height, Image.SCALE_SMOOTH);
}

public void componentMoved(ComponentEvent e){}
public void componentShown(ComponentEvent e){}
public void componentHidden(ComponentEvent e){}


public void init(){
buttons = new Button[BUTTON_NUM] ;
setBackground(Color.white);
setForeground(Color.gray);
setFont(new Font("Serif", Font.BOLD, 20));
setLayout(new BorderLayout());
posX=0;
posY=0;

status="out";
Panel Panel1 = new Panel();
Panel1.setLayout(new GridLayout(2,3));
Panel1.setBackground(Color.WHITE);
this.addMouseListener(this);
this.addComponentListener(this);
//画像のリサイズ
this.componentResized(null);
//ボタン設定
buttons[0] = new Button("pink");
buttons[1] = new Button("blue");
buttons[2] = new Button("green");
buttons[3] = new Button("start");
buttons[4] = new Button("stop");
buttons[5] = new Button("clear");
for ( int i = 0 ; i < BUTTON_NUM ; ++i ){
//ボタンに処理を追加
buttons[i].addActionListener(this);
//パネルにボタンを追加
Panel1.add(buttons[i]);

}
//色の設定
c1=new Color(180,210,255);
c2=new Color(180,255,180);
buttons[0].setBackground(Color.PINK);
buttons[1].setBackground(c1);
buttons[2].setBackground(c2);
//下に配置
add ("South",Panel1);

}


public void start(){
//画像読み込み

pink=getImage(getCodeBase(),"pink.png");
green=getImage(getCodeBase(),"green.png");
blue=getImage(getCodeBase(),"blue.png");

String param0 = "tree.png";
if(param0 != null)
{
img = getImage(getCodeBase(), param0);
URL urlCode = getCodeBase();
System.out.println("Code : " + urlCode.getPath());

if(img == null)
{
String msg = "fail to read file";
System.out.print("fail to read file");

repaint();
return;
}
}
th = new Thread(this);
th.start();
}

private void loadBackground(Image back)
{
msg = "loading";
repaint();
// 画像が読み込み終わるのを待つ (Media Tracker)
MediaTracker mt = new MediaTracker(this);
mt.addImage(img, 0);
mt.addImage(pink, 1);
mt.addImage(green, 2);
mt.addImage(blue, 3);
while((img.getWidth(this)) == -1 || pink.getWidth(this)==-1
|| green.getWidth(this)==-1 || blue.getWidth(this)==-1)
{
try
{
mt.waitForID(0);
mt.waitForID(1);
mt.waitForID(2);
mt.waitForID(3);
if(mt.isErrorID(0) && mt.isErrorID(1)&& mt.isErrorID(2) && mt.isErrorID(3))
throw new NullPointerException();
}catch(Exception e)
{
msg="finish";
repaint();
return;
}
}

System.out.println("img.getWidth="+img.getWidth(this));
Graphics gg = back.getGraphics();
gg.drawImage(img, 0,0,this);
gg.dispose();
radiuspink=pink.getWidth(this);
radiusblue=blue.getWidth(this);
radiusgreen=green.getWidth(this);
// check for loading
System.out.println("pink"+radiuspink+"blue"+radiusblue);


}

public void run(){

Image back = null;
Dimension dim = getSize();
w = dim.width;
h = dim.height;
if(w <= 0 || h <= 0)
{
w = 500;
h = 500;
}
off = createImage(w, h);
back = createImage(w, h);
g = off.getGraphics();
loadBackground(back);

if (start=false){
repaint();
}
else{
for(;;){
repaint();
if (change< 300){
change=change+1;
}
else {change=0;}

try{
Thread.sleep(500);
}
catch(InterruptedException e){
}

}
}
}

public void update(Graphics g)
{
paint(g);
}

public void paint (Graphics g){

g.drawImage(img, 0, 0, this);

if (start==false){
for (int i=0;i<nump ;i++){
g.drawImage(pink,pinkoval[i].x-radiuspink/2,pinkoval[i].y-radiuspink/2,this);
}
for (int i=0;i<numb ;i++){
g.drawImage(blue,blueoval[i].x-radiusblue/2,blueoval[i].y-radiusblue/2,this);
}
for (int i=0;i<numg ;i++){
g.drawImage(green,greenoval[i].x-radiusgreen/2,greenoval[i].y-radiusgreen/2,this);
}

}

else{
if ((change%3)==0 ||(change%3)==1){
for (int i=0;i<nump ;i++){
g.drawImage(pink,pinkoval[i].x-radiuspink/2,pinkoval[i].y-radiuspink/2,this);
}}
if ((change%3)==1 || (change%3)==2){
for (int i=0;i<numb ;i++){
g.drawImage(blue,blueoval[i].x-radiusblue/2,blueoval[i].y-radiusblue/2,this);
}}
if ((change%3)==2||(change%3)==0 ){
for (int i=0;i<numg ;i++){
g.drawImage(green,greenoval[i].x-radiusgreen/2,greenoval[i].y-radiusgreen/2,this);
}}
}

}

public void stop(){}

public void destroy(){}

}

さて学生さんになんて説明したらええんやら。300行ぐらいのサンプルで「え、長い(読むのやだなぁ)」って言われるしなぁ。輪講とかでも思うけどダイレクトに答え言わずほのめかして、考えさせて、正解に持っていかせるのって超むずかしい…

2008年12月11日木曜日

新規作成

新しい数値計算用のコードを作り始めた。Complete Fock Spaceを用いる方法で、これを把握すれば磁場下もOK,時間発展もOKっていうなかなか強力な手法らしい。時間発展とかいわれるとなんか手を出してみてたくなるよなぁ。ダイナミクスだもん。

NRGは「くりこみ群」なので本来、あるエネルギースケールでの固有値を順に求めていく+各段階で次のスケールにかかわってこないであろう高エネルギーの状態を捨てていくことで計算機のメモリがかなり少なくても計算できるスキームになっている、スバラシイ、個人的にこの辺も気に入っている。通常の不純物問題ならば、このエネルギースケールでの階層分け&どう考えても低エネルギー状態に寄与してこない状態をばしばし切るのは賢いやりかたなんだけど、磁場がある場合みたいにそんな階層をぶちぎったべつのエネルギースケールがある場合には切っている部分の効果が無視できるのかという問題が出てくる。

そこでreduced density matrixですよ。このreduced density matrixをつかえば、系が環境とシステム(注目する部分系)からなっているときに、システムの部分だけにかかわってくる物理量の計算に使う密度行列に環境の影響を含ませることができ、部分系を扱うことによって生じる「端の効果」みたいなもんを抑えることができる模様。DMRGでもつかわれているっぽいな。計算の流れとしては、トータル2回NRGの計算を行って、2回目のときに捨てている部分の寄与を合成してしまうようなイメージになっているようだ。なんだかアルゴリズム考えるの難しそーだが面白そう。最初の計算のときにでてくるものすごい大量のデータを保持する必要がある。まぁ最近のメモリ容量なら余裕なんだろうが。

で、データを格納していく部分をつくってたら、久しぶりに意味フなエラーをくらった。
*** glibc detected *** double free or corruption (out): 0x000000002f5a0270 ***
forrtl: error (76): IOT trap signal
Aborted

データ入出力関係でエラーが出て、強制終了したらしい。不気味なことに、結果はちゃんとそれらしいことが返ってきているという。

*** glibc detected *** double free or corruption はRedHat系ではデータの破損を検出したときに出るっぽい。
forrtl: error (76): IOT trap signal
入出力関係で異常終了。(通常coreダンプ出るらしいが、今回なんもでなかったんだけど。)

ちなみに原因は4列で宣言した配列に5列あるデータを代入しようとしていたから。IOT trap signalくらったら配列を疑ってかかるのがいいのかもしれない。

2008年12月8日月曜日

Texメモ

学会で岩手行った時に帰りに中尊寺によったら、そこの神社から新年のご祈祷しませんかっていうDMが来た。最近は宗教関係も営業をしっかりしてるんだなぁと妙に感心する。顧客というか定期的にきはる人々にはご案内だしたりするけど、一見さんのデータまで把握して発送するとは気合い入っているなぁ。たしかにわざわざ封筒まで付けて送ってきてもらったのをスルーするのもなんだしやってみるかねぇとか思ってしまうな。普通の会社よりDMの効果は大だと思う。

論文の苦行続く…こんどは短めのletterの形式で書こうということになったんだが、letterの場合、大抵スタイルシートが配布されてないのでReferenceの形式とかを自分でいじらないといけない。アブストでもなんでもTexのスタイルシート落としてきて、ってのに慣れきっているのでTexのあれこれを忘れまくっている。ので調べたことをメモ

日本語対応のplatexとかだと、「参考文献」とか「図」とかが出てきてしまって困る
→プリアンプル部分に
\newcommand\refname{References}
\newcommand\figurename{Fig.}
\newcommand\tablename{Table}
\newcommand\appendixname{Appendix}

デフォルトの参考文献の行間でかすぎ対策
JPSJのスタイルファイルを凝視した結果プリアンプル部分にこういう感じのマクロ書いとくといいぽいのがわかった( これは 1) A.AAA et.al. みたいに番号)で出力されるタイプになってる模様)

\def\thebibliography#1{%
%改ページする仕様
\clearpage
%参考文献はボールドで出力される
\par\noindent\textbf{\refname}\par\vskip -4pt %\vskipで行間を設定
\small
\list{\arabic{enumi})}{\settowidth\labelwidth{[#1]}
%↑で出力の形式を番号)にしているぽい
\leftmargin\labelwidth
\advance\leftmargin\labelsep
\usecounter{enumi}}
\sloppy
\sfcode`\.=500\relax}
\let\endthebibliography=\endlist

Tex奥が深すぎ。やばい

2008年12月7日日曜日

筋違え

どんな寝方したんだか、起きたら肩甲骨近傍の筋肉が攣ってかなり痛い。あんまり動けないのでひたすら寝る。親にそれは40肩っていわれた。いやまだありえんから。

学部時代に所属してた部活の発表会に行った。受付とかめずらしく働いてみる。研究室じゃかなり年長の部類なんで基本働かんもので。営業スマイル&お辞儀とか普段せん活動してみるのもいいかと。めっちゃ久し振りに会った同期に「OBがなにやってるん??」て驚かれる。なれんことやったから肩がつったのかね。手品見に行ってメーカー研究職の後輩となぜか専門分野トーク。やはりミクロスコピックとマクロスコピックの中間をつなぐ理論がねーのが問題だなぁという結論。あぁーやっぱりそこだよなぁ。

発表会はリハーサル等を全く見ていなかったので純粋にお客さんとして楽しんだ。見て「おぉ、なんかおもしれえ」と思うのはどこがツボなんだろうかとかをちょっと考える。研究発表とかでもそうなんだろうけど、まずわかりやすさじゃないかと。それに加えてとても独創的なことをするか、もしくはある程度定型っぽいんだけど美しく仕上げているものに持っていくのがウケる王道なんだろうかなぁと。いいなと思ったのが3つほどあって、ひとつは前者、2つは後者だと思う。そして独創性の追求は両刃だと思う。独創性を生み出そうとしてわけわからんくなってしまうと見ている間中ひたすら「これはなにをしたいんだ???」になる。って分析してんと普通に楽しめよって感じですな。職業病ですわ。

さて今日は一日寝てマンガよんで終わってしまったので明日からまた働かんとなぁ。イムリおもしれ~。なんとなく砂の惑星ちっくなSFっぽさ漂ってていい。SFっぽいの結構好きなんだが、たまに厨ぽいのひいちゃってあちゃーになる。けどこれは面白そうな予感。続き一気買いしたいけど新幹線代のせいで限度額越えでカードがしばらくAmazonで使えない罠。CDも買えないし不便でしょうがない。

2008年12月5日金曜日

TA関連

プログラミングの授業をTAでしていて、今週から最終のグループ課題が始まった。ワタシらは言語がJavaに切り替わった最初の代だったので、方針とか固まってなかったせいか、個人でする課題だけで、アプレットに適当に図形出して終わりとかだったんだが、今のグループ課題ってのは班ごとに描画ソフトウェアつくってこいとか結構いかつい課題が出るみたいだ。最近の子はたいへんやねぇ~とか思ってたら、各班に一人TAがついて面倒見るってことなので、他人事じゃなくなった。

課題は選択なので、なんとかして楽勝なのを選んでもらおうと誘導を試みる。非線形微分方程式の数値計算のが一番楽だしGUIも大していらんし超お勧めだったんだが、学部生は数値計算を避けたがるぽい。全然凝ってない差分方程式とかアルゴリズムも課題文に書いてあるようなもんだし一番楽やのに。カオスとかにも絡んできて結構面白いと思うんやけどなぁ。結局クリスマスツリー+イルミネーションを表示するていう課題になったらしい。

Fortranの人なのでJavaで描画とか全然わかんねぇよと思いながら、片手間にちょろっと調べてみる。聞かれてわかんねーとかDの面目がね・・・(専門外だけど)。まぁそれにDMRGやらサイトパーコレーションのJavaアプレット作成例とかもあるし、物理屋も可視化の方法を知っておくのは悪くなかろうと。

まず必須の機能である「・マウスで選択した部分に・電球を示すブツを配置して・点滅させる」をどう実現するかを考える。Swingはなんかしんどそーなのでとりあえずアプレットを作る。
いちおうそれっぽいのが実現したのでメモ

import java.awt.*;
import java.applet.Applet;
import java.awt.Graphics;
import java.awt.event.*;

public class Myapplet extends Applet implements Runnable{
    String status;
    int radius=20;
    boolean flag=true;
    private final int MAX=100;        // 描ける丸の最大数
    private int num=0;            // 描かれている丸の数
    private Point[] oval=new Point[MAX];    // 座標を保持するための配列
    public static final Color[] pal = new Color[256];//色の情報を保持
    Thread th;
   
    static
    {
        for(int c=0;c<256;c++)
        {
            pal[c]=new Color(c,c,0);
        }
    }
    public void init(){
        //初期化
       
        setBackground(Color.black);
        setForeground(Color.black);
        setFont(new Font("Serif", Font.BOLD, 20));
        //リスナークラスのインスタンス化
        EventHandler eh = new EventHandler(this);
        //フィールドの初期化
        status="out";
        //リスナーの追加
        this.addMouseListener(eh);
       
    }


    public void start(){
        //開始
        th = new Thread(this);
        th.start();
    }
   
    public void run(){

      for(;;){
          repaint();
            flag=! flag;
            try{
                   Thread.sleep(300);//スレッドの停止(点滅させる)
                }
                catch(InterruptedException e){
                }

        }
    }
   
    public void paint (Graphics g){
        if (flag==true){
             for (int i=0;i<num ;i++){
                 g.clearRect(oval[i].x-radius/2,oval[i].y-radius/2,radius,radius);
                 //描画した円がある部分をクリアする
                 }
        }
       
        else{
     for (int i=0;i<num ;i++){
        for(int j=radius;j>0;j-=2)
            {
                int c=255-255*j/25;
                g.setColor(pal[c]);//重ねて描画すると電球ぽく
                g.fillOval(oval[i].x-j/2,oval[i].y-j/2,j,j);
            }
        }
        }
           
    }

    public void stop(){}
    public void destroy(){}
   
    class EventHandler implements MouseListener {
        Myapplet apl;
        EventHandler(Myapplet obj){
            apl = obj;
          }
        public void mouseEntered(MouseEvent e) {}
        public void mouseExited(MouseEvent e) {}

        public void mouseClicked(MouseEvent e) {
             if(num<MAX){        // 最大数を超えていなければ、
                 oval[num]=new Point(e.getX(),e.getY());    // 座標を保存
                 num++;            // 円の数を1つ増やす
                 repaint();        // 再描画する
               }
                               
        }
        public void mousePressed(MouseEvent e) {}
        public void mouseReleased(MouseEvent e) {}
    }
}

まぁ最低限、点滅する電球的なものを作れることはわかった。あとは背景に画像を入れたり、描画した部分のクリアのしかたをもうちょっと何とかしたり、ボタン作って色選択したりとかかねー。それにしてもJavaって長い名前多いな。ややこしい。イベントハンドラをインスタンス化とか言われても宇宙語?って感じっす。あー学生になんて説明したらいいんだ?


2008年12月3日水曜日

バイナリ

もしかしたら近々Fortran90のバイナリの入出力がいるかもしれないのでメモ

program main
integer :: i
real(8) :: a,b

open(12,file="test_unformat.dat",access="direct",&
form="unformatted",recl=64)
do i=1,10
a=dble(i)
write(12,rec=i) a
end do
close (12)

open(13,file="test_unformat.dat",access="direct",&
form="unformatted",recl=64)
do i=1,10
read(13,rec=i) b
print*,b
end do
close(13)

end

バイナリを扱うときには
openでaccess="direct"が便利(直接探査、recl=で決めたデータ長のデータを扱い、データ番号で指定して自由に読み書きできる)ていうかdirectにした時点でバイナリで書かれてしまうぽいけど。
recl指定しとかないとコンパイルエラー来た。
form="unformatted"もしくはform="binary"
データに互換性を持たせたいときはform="binary"がよいらしい
write,readでどのデータ番号に入出力するかはrec=で決定

2008年12月1日月曜日

手帳

手帳買うか迷ってる。
なんちゅーか大半を家と研究室で過ごし、その大半PCの前にいるために、スケジュール管理はgoogleカレンダーに記入で間に合ってしまっている。手帳かったらそこにまたその予定を書き写すとか二度手間やんけとか思うわけで。Moleskinかっけーとか思ったけど、サイズの割に高い+ペンさすところない+あんまり結局使わんよなぁと思って買ってない。電車の中で思いついたことなり計算なりをすべくノートの類は鞄に入ってるけど、手帳ってそういう用途には使いにくいしなぁ。そんなわけでgoogleカレンダーのプリントアウトをいつも持ち歩いてるノートに貼っとくでいいかってのがファイナルアンサーになりそうだ。あーでもMoleskinええよなぁ。

Wordの数式エディタは使いにくさ最強だったんだがOffice2007になってめちゃめちゃ改造されたみたいだ。Tex記法が効くようになった。とういうわけで使ってみる。\sumとか打ってスペースキー打つと∑でてくるやん、すげー。\cdotもちゃんとドットに変換されるし、_で下付きに認識される。\sum_(i)でちゃんとiで総和をとるの形に変換されるとは、MSは腕をあげたな。基本的にマウスで選んで押して・・・って作業が嫌いであぁもうTexでいいよとかTex派だったんだが、これならWordでTexより早く論文かけるかも知れん。あとは参考文献引用関連をTex並みにしてくれればWordに文句がなくなってしまう。
PowerPointの数式エディタはまだ旧バージョンみたいだが、旧でも一応キーボードショートカットはいくつかあるんだな。知らんかった。うーん、もうOffice主流でいいかも。さてD論どっちで書くかね。

2008年11月29日土曜日

目新しいこと

結果待ちってそわそわするな。で、まあなんちゅうかやる気が減ってる。体調もわるいし。ってぐだぐだしててもだめなんだけどな。

研究については、ざっくりしたデータは得られたし、結果それっぽいし、論文も投稿したし、物理的背景もある程度把握したしで、あとは微調整とかコードをグレードアップしたりデータの補間とかできれいなグラフをプロットする方法をしらべるとか正直あんまり好みじゃない作業が待っている。微調整とか仕上げとかおおざっぱな人間にはむかないこと甚だしい。なんか試作品がうまく走ったら終わった気分になってやる気なくなんのよね。うーんそろそろ新しいことに手を出したいぞ。

しばらく廃人生活しようかと思ったんだがそれってあんまり身にも心にもよろしくないよなぁと思ったので、本業とはちょっと(だいぶ?)ずれてるけど興味あることをしばらくちょこちょこいじることにした。Google教じゃないけど、なんか本業以外にも手を出したほうが脳にはいい気がする。ひとつはBlender。新PCならまぁ動くだろうと。
Blenderはフリーの3DCG制作ツールらしい。なんか流体のシミュレーションやら物理エンジンも入っているとかいうからかなーり興味が。最新版のはPython2.5いれとかないと動かないっぽい。微妙に2.6じゃなくて2.5なのか。2.6だったら「コンパイルできないよ」みたいなエラーでた。
とりあえず、起動。ボタンが大量にあってとにかく難しそう。ありがたいことに日本語のチュートリアルがあるので、それをみながらぼちぼち立方体作ったり、それを分割したりしてみる。まずはチュートリアルの例にある人形みたいな3Dモデルつくって動かすのをやってみようとしてとりあえず人形つくるまではなんとか。こういう3Dで描画するツール使ったことないけど、なんかこれ機能豊富ですごいなぁとひたすら感心する。あー物理演算まではすごく遠い気もするけど休日にちまちまいじって遊んでみよう。

2008年11月27日木曜日

もう疲れました

面接おわった。結果は不明。
2日前からひどい風邪で、昨日は水のんでものどの痛みで呻くような状態だったので、次の日面接とかさすがにもうだめかとおもった。夜中にすごい寒気とかもしてたんでたぶん熱もあったかと。今日おさまったのはほんまありがたい。あちこち詣でたご利益か。
ネットでしらべると、のどの痛みにはイプブロフェンとのことなので、家にあった鎮痛剤でイプブロフェン入っているのを飲む。なんという対症療法。でも実際きくわぁ・・・。鎮痛剤おそるべし。あとひたすらヴィックスなめて、アズレンのどスプレーしまくってたら、面接のときには普通とかわらんのど状態になってた。

たぶんプレゼン自体はとどこおりなく進んだんだが、申請した領域ちょっとずれたのにしたのはまずかったかなぁという反応だったのでなんかすごく不安。「研究の有用性はよくわからんがとにかくすごい自信だ」みたいな反応とコメントが・・・orz。普通に話しただけなのによっぽど尊大な態度と思われたのか。これが吉なのか凶なんかいつ結果くるんだろう。あぁぁーウツだ。

2008年11月24日月曜日

連休(外出編)


















連休中特に予定なくぼーっとしてたら、大阪に偶然来ていた後輩から連絡が入って出かけようってことになった。家にこもってたら正直気分的にやばかったのでとてもありがたい。
とりあえずどこ行くよって話になって、秋だしなぁとよくわからん文脈で、行ったらなんかありそうだしと結局京都に行く。一週間のうちに2回も京都行くとは予想外な展開だ。まるで紅葉厨。
秋の連休の京都をナメてたらやばかった。本気で人が多すぎる。計画性少なめに京都駅にとりあえず行くと、伊勢丹のごはん食べるエリアは何時間待ちって感じだった。
後輩いわく、「京都人に聞いたら高台寺がお勧めらしい」が、それは火曜日に行ったので今回は八坂神社~円山公園~知恩院に行った。地下鉄四条から祇園界隈の道が東京レヴェルに人が多かった。ありえん。都路里どんだけ人ならんでんねん。あんだけ並ぶってことはおいしいんかなぁ~。
八坂神社に詣でておみくじも引く。受験「冷静にのぞめばよし」でちょっとほっとする。勝負事は「油断禁物」らしい。公募の面接ってどっちだろ?まぁなんにせよ、あとは自分が頑張るしかない。

知恩院は行ったら通常の拝観時間が終わってたのでライトアップに行く。券売所に列ができてたのでならんどくと、最初のほうにさくっと入れるので結構空いている状態で拝観できた。方丈庭園のなかに激しく赤いもみじの木があってインパクトがあった。黒い空を背景に独特に真っ赤な葉がライトアップというのはなかなかに凄まじいものがある。紅葉はたぶん日本人のDNAレベルでなにか訴えかけるものがあるんだで。知恩院は本殿も夜間拝観していて、ろうそくが何百本も灯された本殿は怖いというか迫力があった。

券売所に並んでいる間とか近況なんぞを雑談する。頭に残ったものをメモっておくと
・「理系の人々」が面白い
・最近のギャルゲーは携帯にメールを送ってくるらしい。なんかすごいな。
・加速度センサーの仕組みはどうなってるのか(あとで調べると基本的には、おもりの移動をつかった原理なんだが、MEMS技術ですごいことになってるらしい。)

理系の人々、確かにおもろいな。「すぐ検索する」、「めんどくさいからマクロ作る」、「エクセルの基本色が気に入らない」、「無駄に裏を読む」、「知っていることは興味ない」は当てはまるかも。まーそれ以外はあんましあてはまらんからそこまで理系に精神汚染されてねぇってことですね、よかった。
私が勝手に思う理系の人々は「食品買うとき、成分を細かくチェック」、「ストレージの大容量に無駄にときめく」、「購入前にまずgoogle」かな。うーんちょくちょく観察してみよう。

2008年11月22日土曜日

胃痛

土曜日って基本やる気がもっとも下がる。
月曜から金曜まで(まぁたまにさぼるけど)大抵登校してそれなりに時間と用事に追われてる分、大学行かなくてもいいとなると果てしなくぐだぐだしてしまいがち。
ぐだぐだできる暇があるってのは普段はいいんだけど、なんか次にストレスフルな用事が控えてる局面ではそれについてひたすら気に病んでしまってよろしくないな。今は面接受けに行かなあかんてのが結構なストレスで胃が痛い。これは今まで2回落ちてるやつなんで今回もあかんかったらどないしよーとか考えるとマジしんどい。それ以外の悩みもうだうだ考えちゃって、かなりぐだってる。なんてへたれな。すべてにおいて現状よりひどい状況になるのがいやで勝負をかけずに準安定状態でうだうだしているのが原因な気がしてならんけどドラスティックに動くのは怖すぎる。

まぁ悩んでてもしょうがないので発表資料を仕上げる。イラストレーターの便利な使い方をちょっと勉強。テキストにもグラデーションをつけることができるんだな。これはいい。なんか仕事してるほうが気が紛れるのであとはひたすら数値計算いじったりして一日終わった。あぁなんかもういろいろだめぽ

2008年11月18日火曜日

保養






































普段そこまで季節とか気にしないけど、桜と紅葉は見に行きたい。
そりゃ大学までの道も紅葉してるしそれなりにはきれいで一応名所っぽいんだけど、通学路ゆえまったりと見蕩れるという風にはなりがたい。そうだ京都行こう。
大阪の民としては若干くやしいのうなんだが、紅葉とか桜は京都のほうが断然きれいだと思う。観光客も多いし、つい敬遠するが。観光都市だけあって京都の寺の手入れの行き届きっぷりとかすごい。観光の目玉になってるところはやっぱりなんだかんだ言ってきれいだ。なんかよくわからんが水辺が好きなもんで、川とか池とか多いのもいい。淀川とちがって鴨川きれいだしな。高台寺の、池に紅葉がライトアップで映りこむってのが実にきれいかった。

さて、目の保養した分、面接の準備がんばろう。

2008年11月15日土曜日

雑感

大学のパソコンにもInstant Rails入れたんで、Red mine動かしてみている。リンク先に書いてあった設定そのまんまで一応動く。本来はApacheと連携させるべく書いてあるようになんかmod_rails?使うの推奨らしいけど、一応動くもんを下手にいじってぶっとんでもいやだしなぁとInstant railsのデフォルト通りMongrelで動かしてる。自分がローカルでちょろっと使うんなら安定性とかさほど気にしなくていいし。ローカルで動かすと、データベースが自分とこにあるっていう安心感があるな。
たぶんこれ作られた目的とはずれてるんだろうけど、これ物理系研究者にも便利だとおもう。ありがちな、「数値計算とりあえず大量に走らせた」→「数日後、どれが何用のプログラムだったか忘れた」みたいなのもちょこちょこ記録とるので防げるし。日時が入るってのも便利。文章作成して保存する機能もあるので、思いつきとかとりあえず書いとくとかもできる。やらなあかんタスクをチケットとして書き出し→経過を記録ってのはあとあと考えをまとめるのにも重宝。経過の記録をするのはあとで見返した時に「あー今週結構すすんだな」とか妙な満足感を覚えられるので結構好き。レポート用紙にがりがり書くのもありだけど、紙媒体は階層的に扱いにくくて、結局情報がばらばらになってうまく使えない気がするので、日々の研究の経過の記録とかはパソコン使うのが正解だと思う。数式だけはやっぱ手書きが早いので、計算は紙上にするけど。

今日は風邪っぽいのでぐだぐだして過ごすことにした。「非線形科学」っていう新書が面白そうだったので買ってぼちぼち読む。ローレンツアトラクタとか前から気になってた話が数式ナシで割とわかりやすく書いてあるっぽい。相転移とかともこの辺の話はからんでくるっぽいから興味ある。そして物理とかの話をきれいな文章で書けるこの著者はすごいと思う。内容も興味アリなんだが、著者が研究分野変える時の悩んだ様子とかもうっすら書いてあってそっちも興味深々だ。
私らはどっちかというと、ミクロ・量子力学な世界よりなんだが、たぶん量子力学ベースの理屈だけで現実世界の何かを解明するってのはキツイ気がしている。現実世界はマクロな世界でダイナミクスありだし。ダイナミックな状態を量子力学ベースのみで扱おうとするとたぶん時間発展させる必要があって、時間発展させたところで扱えるのはピコ秒単位のスケールになっちゃうのでかなりきついと思う。だからDFT+KMCとかなんだろな。ミクロとマクロをつなぐには相互作用とかポテンシャルとか量子効果がガチで効いてくるところは量子論ベースで扱って、量子論きっついマクロに近いところは別の手法で補うというのが厳密ではないけど正解に一番近いと思う。数値くりこみ群やってて、補う手法にフラクタルやらくりこみ群やらランダムウォークらへんがつかえるんじゃねーのっていうのが私の勘。なのでいろいろ漁っている

2008年11月13日木曜日

一週間が早い

今週は週明けからあっという間に木曜日になった。なんか明日が金曜日とか自分の中ではありえない。2日ぐらいどこかに時空のひずみがある気がする。たぶん結構ばたばたしてたせいだろう。
ばたばたしている一番の理由は、面接が2週間後にあるからで、面接のときに紹介する業績をふやそうってことで、それまでに2編論文をなんとかしようっていう流れになってるからだ。一ヶ月で2本なんとかしろって私には無理やろ常識的に(ry。まぁそうでもないとすごーーーーくキライな論文作成作業をするはずもないのでいい機会なんだけど。そんな状況下なのにやっぱり論文がいやで、「くりこみ固定点について勉強しよーっと」とかいって新しいこと始めたりするから余計やばくなってる。

たぶん水曜日の午前中のTAも一週間が早い原因なんだろう。自分の研究室の演習じゃなくて(4回もやってるのですごく飽きた)わざわざ情報系の演習に出向いてるので結構出先で勉強する。そのぶんおもしろい。二時間半が結構早く過ぎる。普段のFortranじゃなくてJavaなのでこっちもいろいろ調べんとわからん。(てーかなんでJavaなんだろ。進学先の大半の研究室で最も使われてなさそうなんだけど。物理系ならC/C++かFortranやろ)学生のエラーの原因を解明するのに似たようなの組んでみたりしてるうちになんとなく慣れてきた。でも戻り値がクラスとかの例はまだなんとなく気持ち悪い。オブジェクト指向はうまい仕組みなのはわかった、でもファイル入出力とかにいちいちインスタンス生成するのがなんとなく謎。でもなんかこー世の中で広く使われてる言語はやっぱりいろんな機能があって便利だなー、ええなぁと。TAしてて意外だったのは、わからんことがあるときにLinuxとはいえブラウザがあるのにググらない人がおおいこと。自分たちはもっとひどかったけど、今の子はもっとPC慣れしてるかなぁと思ったらそうでもないのか。google先生でだいたい解決すると思うんだけどなぁ。

2008年11月8日土曜日

シェルスクリプトお試し

シェルスクリプト・・・なんか名前は知ってるけどややこしそうで手を出してなかった代物。
でも、あまりにめんどくさい作業をしなくてはいけなくなって、これを使うとそのへんが自動化できそうなので手を出してみた。

シェルスクリプトはWindowsでいうところのバッチファイルみたいなもんで、基本的にはLinuxのコマンドを羅列していく。それにくわえて、while do~done やif ~fiといったループや条件分岐もかけるし、$1,$2といった記述で実行時に引数を渡すこともできるらしい。なのでおんなじような作業でちょっとだけちがうっていう自力でいちいちコマンド打っていくには超めんどくさい作業を大半自動化することができる。
もっとも基本的ルールは冒頭に#!/bin/shを書いておく、拡張子は.shな模様(bashを使う場合)

今回自動化したかったのはだいたい

・プログラムのあるパラメータだけを変化させたバージョンをそのパラメーターに合わせた名前を持つフォルダに移動して実行。

・フォーマットしたデータをおさめたファイルrev***.txt全部を***.txtって名前にしてnewってフォルダ下にコピーする
の2点。たぶんこういう場面には今後もよく出くわすので解決しとくと以後楽だろう・・・

なので、sedをシェルスクリプトの引数をどう組み合わせて使うかってゆーのと、ファイル名の取得+一部分を切り出してきて使うのをどうするかってのが問題になった。

sedの実行文のなかでシェルスクリプトの引数とどう組み合わせるかの例
sed 's/a=3.0/a='$1'/g' "aaa.txt" > "newaaa.txt"
aaa中のa=3.0の部分がa=$1に変換されたnewaaa.txtっていうファイルができる。
$1は''で囲っておかないとイケナイ。sed実行文も''で囲っておく。
($1はシェルスクリプト実行時に./aaa.sh 5.0 みたいにしてシェルスクリプトの名前打った後につづけて入力して与える)

条件に合う全ファイルの検索+ファイル名を変数に格納、必要な部分のみを取り出して新しいファイルの名前にしてnewってフォルダにコピーていう例
# revから始まるテキストファイルをフォルダ内で検索、filenameにパス付でファイル名を格納
find . -maxdepth 1 -type f -name 'rev*.txt' | while read filename;
do
echo $filename #filenameは./revaaa.txtみたいにパスまでついてる
# ./rev以降を読み込ませるために、cオプション、6文字以降を読むように。
newname=`echo $filename | cut -c 6-`
echo $newname
cp $filename ./new/$newname
done

これくみあわせて自分は./aaa.sh 5.0とか打つだけ一発で作業が終わるようになった。
ってこれ調べてる間に実はこつこつ作業してたらとっくに終わってる気もするんだが、単純+メンドイことはなるべくしたくないし。なんか得してんか損してんだか。

2008年11月7日金曜日

VMware server + Vine Linux 4.2

前から使ってみたかったVmware server を自宅機に導入。
お手軽版のVmware Player は大学で使ってるんだけど、VMware server はisoファイルを落としてきたら自分の好きなタイプのLinuxを仮想で動かせたり、Vmware tools使えば仮想マシンの画面上へのマウスポインタの移動がシームレスにできたり(Vmware Playerではこれでイライラしてあまり使わずじまい。Tools導入済みのAppearanceおとせばいいんかもしれんけど)なんだかserverのほうが高機能な予感がしたもんで。
VMware serverのダウンロードはここ。ダウンロード→押すだけ。
あと登録(無料)でプロダクトキーをもらうだけ。

Vmware自体はこんな感じで単純。あとは仮想マシンを作らないと。
VMware server の場合、OSのisoファイルがあると、それからブートしてインストールできるみたいなのでとりあえずisoをダウンロードしてくる。日本語だし、大学の情報教育センターのがVineでTAのときに見慣れてるしな(rpmつかえるしrubyはいってるし)ってことでVine Linux4.2をダウンロード。
VineLinuxをVMware server に入れる記事が結構かいてくれてて、これこれこれ統合してやってみる。
ゲストOSの選択肢にVineLinuxがないので代わりに何をつかって仮想マシンの構成を決めるvmxファイルつくるかが問題なんだが、RedHatLinux選択でうまくいった。(書いてる人やVineのバージョンによっても違うっぽい・・・最悪自作するっていう方法もあるらしいが)
あとは参考記事通り。Vineは設定のとことか全部日本語でほっとするわー。
再起動を仮想OSでせず、Vmware consoleのPowerのボタンでしないとだめらしい?
マウスポインタをスムーズに移動させたり、時刻がはげしくずれるのを何とかする用のVmware toolsについてはここに書いてあるとおりにすればなんとかなった。
Linuxの練習用として活用しよう。

2008年11月5日水曜日

面接通知

さて今のシーズン院生(博士)が心騒がされるのは学振結果通知だろう。
私は公募関係の通知先は基本、大学にしてる。だめだったときも「うあーあかんかったわぁ」とか周りと騒いで「やけ酒じゃぁ~」みたいなノリにもちこんで気分をごまかせるもん。家に夜帰ってだめでした通知があって一人耐え忍ぶとかウチの精神力じゃしばらく浮上できない気がする。弱い子なんで。

さて今回は「面接に来い」って通知が入ってました。わぁー、ハイサヨナラな去年までとくらべりゃすげぇ進歩だ。でもDC2で面接ってまじボーダーライン上らしい、つまり面接突破できるかもしくはまた閉店がらがら~かは半々みたい。3回目にしてやっとそこに到達か、やっぱ研究むいてな(ry。とはいえ50%で突破できるなら、がんばればなんとかなるかもしれない。
ポスター作成、気合い入れてやらんとな。

発表ポスターは学会用のは作りなれているんだけれども、学振はなんだか勝手が違うみたいだ。ちょろっと情報収集すべくググってみると学振関連の記事あるわあるわ。申請書の書き方指南とかまであるやん。いままでなーんも見ず我流で書いてたよ。ちゃんと確認しなきゃー。
ポスターもフォントは最低でも50P以上推奨とかで「うわ、自分のなかのポスターのイメージと全然ちゃうで・・・」って感じで、ほんま調べといてよかったって感じっス。50Pフォントなんでふつーじゃまず使わん。そんなわけでまた忙しさ倍増。倒れる暇もない。

2008年11月4日火曜日

論文のめんどくささの要因

風邪だけど論文せにゃいかん。なんか一ヶ月ぐらい論文やだやだ言ってる気がする。書き出したらプログラムばぐってるのみつけで全部やりなおしとか出鼻くじかれたもんでますますやる気ない。基本的になんか新しいことを大まかなとこまでやることは結構うきうきしながらするんだけど、細かいとこをいじる作業はきらいなんだよな。論文とか書いてるととくに「あぁーなんか結局すっきりとは全部説明できないやん」とか「あんまり大したことしてないよなぁ」とか思ってダウナー入るわ。

論文でなにがいやって参考文献の整理がめんどくさい。Bibtexとかそろそろ導入したほうがいいかな。とかおもってZoteroっていうアドオンをFirefoxに導入してみた。Zoteroは対応サイトだったら著者名とかを読み込んで、データベースに記憶してくれる+PDF本体を添付データとして関連付けてローカルのフォルダに格納してくれる(PDFをブラウザで表示して、「このページのスナップショット」ってやるとPDFがダウソされる。どこがスナップショットやねん)。で、著者名とかはBibtexの形式でエクスポートできる。PDF落とすついでに関連情報も関連づけて記憶できるのがいいよなぁ、タグつけれるし、メモもつけれる。なんだけど対応サイトが少ない。とりあえず物性系がよく使うPRL,PRB,IOP系統、Elsevier系統、は対応してねぇ・・・Arxivは対応してるっていってもな。google scholarの設定で”Endnoteへの文献情報取り込みリンクを表示”にしとけば、そのリンクをクリックするとZoteroが勝手に読み込む機能はアリ。これは便利なんだけどPRBとかが早く対応してくれんことにはあまり意味が・・・。まぁ論文以外にもいろんなWeb上の情報管理につかえるっちゃそーなんだけどそれならgoogle notebookあるしなぁってことで本格的にこれ使うかどうか迷い中。

そういえば某m×ri× claire(なんとなく伏字にしとく)ていう雑誌にとある関係でのったらしい。物理屋でこーゆの載るとかだいぶ想定外だな。ファッション系の雑誌なんだがこの一部分だけには(コメントとか略歴に)物理とか書いてあるという。なもんで研究室ではウケてた。結構でかくのってるとのことなんで買ってみるかとおもへども、ふだん女性誌ほとんど買わんもんで売り場がわからずAmazonでぽちっと買ってみるテスト。友人いわく「清純派ぽく写ってる」らしい。まじか。恥ずかしくて自分ではよく見てない。写真には頭の中身は写らんからのぅ、よかったよかった。とりあえずこの雑誌買う時に一緒に購入したのが(1500円こえないと送料無料にならん)気になってたslipknotの新盤、どこが清純派やねんってことだ。さて論文しあげるか。

2008年11月3日月曜日

暇暇にRailsとやらを試してみる

風邪である。ひきこもりである。暇である。
ってわけで普段だったらたぶん時間なくてできないことをひたすらやってみる。その一つがInstantRails使ってみよう。
なんで突然Ruby on Railsなのかというと、ひとつにはRedMineっていうサーバーにおいて使う形の管理ツールを使ってみたかったから+サーバーにアプリケーションおいていじるの一度やってみたかったから。まーたぶん今後はサーバーになんでもおいてそれを共有ってタイプの作業や処理が増えてくるであろうし、全然畑違いの物理ギョーカイのわれわれもその辺知っておいたほうがなにかといいんじゃねーかと。Fortranだけじゃなんもできんしな。たぶんサーバーにデータベースおいてそれいじる簡単な方法は知っといて損ないだろ。
で、流行ってるとことには便利なものがあるもんで、Eclipseを日本語化してそれにInstantRailsやそれようのIDE(Aptana?)やらなんかPythonとかも全部ほりこんでくれているPleiades all in one日本語ディストリビューションってのがあった。それのUltimet版とやらを落として解凍するだけでJavaのみならずからInstantRails、RubyからPythonからC++まで全部使える環境が手に入る。うはーいい時代だなぁ。新しく始める人間にとって実にありがたい。ほっとんどプログラム関係のこと知らんくてもサクッとお試しできるんだもんなー。
とりあえずeclipse起動して、パースペクティブ?をRedRailsのそれにして軽く試す。新規プロジェクトつくるだけで、一通り仕組みに必要なファイルが書き出されて、Mongrelとかゆーサーバーが起動して、初期設定画面が出てくる。そこに書いてあるチュートリアルどおりにいじって動くことは確認。へーこんなあっさり鯖ができてDBができてそれを操作ってRoRすげーとか思う。

さて問題は、ちょっと自分が使えるような簡単なものを作ってみるかって時に大抵発生する。ネットでいろいろやり方をさがして試してみるもなんだかうまくいかん。ネットの例は大抵ROR+mySQLだったんだが調べた結果
・Ruby on Rails 1.x とRuby on Rails 2.x では動作が全然違う
・2.x ではデータベースがデフォではSQlite3ってやつらしい→プロジェクト作る時にmySQL指定とかしないとmySQL使ってくれないらしい。
・eclipse経由だとInstant Railsを別に起動しとかないとmySQLを使えない(eclipseはDBにmySQL指定してもmySQLを立ち上げるわけじゃないっぽい?)
のがうまくいかない原因だったぽい。
とりあえず自分が「んー学会発表リストをつくってみるか」とおもってそれらしきものをつくった手順をメモっとく。参考にさせてもらったここのサイト見れば、陥りがちな日本語うまくいかねーとかも回避。
1 プロジェクトとしてlistってのを作成。データベースはmysql指定

2 Instant Rails起動

3 ジェネレーターって書いてあるところでscaffoldを選択。 パラメーターは list name:string place:string title:string from:datetime to:datetime coauthor:string で実行 (ruby script/generate list name:string place:string title:string from:datetime to:datetime coauthor:string ってコマンドラインで打つのと一緒ぽい )
これで、name place title from to coauthor っていう要素をもったテーブルをデータベースに作る用のファイルが001_create_lists.rbとかいう風にdb\migrateのフォルダにできる。同時にそうした要素への処理とかのメソッド?をいろいろ記述したのがapp\views下にいろいろできてるはず。

4 mysqlで必要なデータベースを作る。Instant Rails のI型のボタン押して、Railsアプリケーション→Railsアプリケーションの管理。新規アプリケーションの作成を押すとパスがとおった状態でコマンドプロンプトが開くので、cdとかつかってeclipseのプロジェクト置いてあるとこへ移動。
mysql -u root -p
create database list_development;
create database list_test;
create database list_production;
とやると、上記3つのデータベースができる。これはconfig\database.ymlに書かれている、Railsが使う3つのデータベースの名前に合わせてあって、デフォルトはプロジェクト名+developmentとかだ。
この段階でたとえば
use list_development;
show table;
とかやると、中身が空なのが分かる。

5 eclipseにもどって、テーブルの中身についてはさっきので指定してあるのでRakeタスクっていうタブ(ペインっちゅーんか?)を開いてdb:migrationを選択して実行する。( rake db:migration)するとデータベースにテーブルが作られる。
use list_development;
show table;
desclibe lists(←テーブル名);
でなんか変更が反映されてるのがわかる。

6 サーバーを起動。http://127.0.0.1:サーバーがふり当てられたポート番号/listsで動いていることを確認。

こんなんで動いた。RoRのすげーなところはデフォルトで、show edit destroyなんかのボタンが既にできているところで、単純な仕組みをつくるだけでいいならほんと一瞬でそれらしきものができてしまうあたり。DBのしくみとかほとんど知らなくてもなんか動くものできちゃったもんなぁ。というわけでしばらくこれいじって遊んでそうな気がする。rubyって誕生石だし。明日からは本業もせんとなぁ・・・

2008年11月2日日曜日

法則発動












VASSCAA-4は良い学会だった。自分が興味ある話もあったし、会場きれいし、そしてやたらと食事がでた。そして、なにがびっくりするってやたら日本酒が提供された。国際会議はビールやワインが結構出るんだけど日本酒はレアケース。松江は地酒と魚がめちゃおいしいなー。で、毎晩晩御飯は酒盛りになってた。この舟盛り4800円とか神すぎる。(@海鮮問屋 博多















エクスカーションていう学会主催の観光ツアーには行かず、OBの人と石見銀山へ行ってきた。世界遺産だし、なんか興味があった。島根の観光の目玉らしく駅やパンフでおしていたが、松江からはものすんごく遠かった。山陰はひとつの県がでかいんだと思う。
石見銀山は銀山の跡そのものもすげーけど、周りの景観がよかった。山間の山村というか、のどかな?風景が続く。渓流も水がきれいで、マイナスイオン感抜群だ。通行止めになっている個所があったため、石見銀山エリアを巡回するバスがなく、坑道跡までは駐車場から片道4kmほどを歩く。夜のバンケットに参加するため時間に制限があったので旧市街エリアは観光できず。ちなみにずっと上り坂。正直運動不足がたたってやばい。結構なお年寄りも平然と帰ってきているのでこれでへたばるわけにはいかない。
坑道のあと(龍源寺間歩)はすごくせまくて圧迫感がある。いま通れるところはあとで整備のためいくばくか広げたらしいけど、それでも天井低い・幅狭いで圧迫感あり。当時のままのところをみるとほんとうに人一人が通るのが限界で、こんなとこに一日中閉じこもって作業とか無理だろうと思った。想像して息苦しくなった。それに落盤防ぐ柵が木とか強度的に無理だろ・・・。というか当時のあまり性能がいいとはおもえん工具+人力であんな奥地まで掘り進むとは。なんか銀とか金って人にそこまで限界な労働やらすとは怖いもんだなと思った。

で、バンケット出て飲んで、明日は大阪か、寝るかーとか思ってたら突然かなりの腹痛が来た。げ、刺身が原因かとかおもって数時間耐えるも治まる気配がない、これまでにないタイプだ。ひどくなったりしても嫌だし大阪帰る間中痛いってのもやばいぞと思って、思い切って夜間外来を使うことにする。フロントに「えー夜中にやってる病院ってこのへんあります?」とか聞いて、タクシー手配してもらって行く。夜中だし不気味に痛いわで貧血りそうになる。遠い。まぁ原因がいまいちわからんし、死ぬほどの症状で無いので鎮痛剤でごまかして大阪に帰ることになった。大阪に帰って検査したがいまいち原因がわからんかった。風邪+生モノ・油物大量+連日の酒+発表で緊張+毎月の出張+α=なにか。出雲大社の神々の思召しかもしれんのでしばらく謹慎してます。というわけで連休はひきこもりな予感。見事に11月の法則が発動だ。

2008年10月27日月曜日

松江初日

松江来た。
飛行機のゆれがやばすぎて死ぬかとおもった。
チケットとるとき「んーボンバルディアはトラブル多いからいやだなぁ」とおもってそれ以外の機種をえらんだら、定員36人だかのマイクロバスかよってサイズの飛行機だった。サーブとかいう名前の海上保安庁?かでも輸送機としてもつかわれてたりする機体らしい。飴と飛行機の写真入りのポストカードもらったんはいいけどそれ以上にもう揺れとか急降下が激しすぎて涙目すぎる・・・肘掛おもわずつかんだわ。初めて飛行機で酔った、おえー。飛行機のるとき最近よく揺れてたんだけど、小型機はその比じゃねぇわ。

ふらふらしつつ昼について夜のミクサーとかいうタダでごはんが食べられるウェルカムパーティ的なものまで時間があったのでふらっと出雲大社にいく。ノリでふらっといったら予想以上に遠い&不便だった。出雲と松江って距離あるんだな。運よくバスのれてよかったけど。出雲大社のインパクトはすごい。参道の厳かなかんじとか。神社って寺より若干怖い感じがする気がする。怒らせるとやばそうというか。山がすぐそばにあってなんだかものすごい圧力みたいなものがある。あれは一度は見ておくべきかも。しめ縄にコインをなげて刺さったら願いがかなうというのでやってみたら3回ぐらいでドスッってかんじで刺さったのでなんか嬉しい。たぶんカード投げるのと一緒で手首にスナップかけて回転かけるといいんだと思う。そんなわけで一日中乗り物に乗ってたので初日から疲れた。

2008年10月26日日曜日

だうなー

なーんかうっすらと憂鬱。風邪気味だからか、いやいや、いろいろ原因を考えてみたところもうすぐ学振の結果が返ってくるシーズンだからかもしんない。学振てのは博士課程の学生を特別研究員だかにして毎月いくらかのお金+年間なんぼかの研究費をくれる仕組み。あるとないでは大違い。応募書類書くのがとにかくすんごーくめんどくさい。で、結果を見ては毎年落ち込まされてる。周りが結構とってるもんで、あるのが当然ぽくいわれて「え、無いの」とかいわれるとぐさっとくるね。そりゃさ、落ちるほうが多いのはわかってても結果の書類に「研究の将来性」とか「本人の資質」みたいな項目があってそれにCだのDだの書かれると鬱入るってもんです。わざわざ、ただでさえ将来への不安だので激下がりしやすい博士の学生のモチベーションだだ下げるような書き方すんなよなぁと毎年思います。毎年、その書類見る→あぁぁ自分って研究むいてねぇ→就活orなんかの資格修得を本気で考えるの流れ、そしてこの年までのんべんだらりと理論物理のみやってた人間がまともな職に就ける気もせずさらに気分は下降していくわけです。ていうか結果まだ来てすらないのにいまからダウナー入ってどうするんだか。
学振以外にも、とにかく11月てのが鬼門らしく難聴やら肺炎やら体調にもやばいことが起こるのは大抵10月末~11月。今年は平和に済みますように。でも風邪+明日から遠出ってやばいフラグじゃ。
そういえば新聞記事にのった。別に犯罪をしたわけではない。写真とるときに黒い服+ななめ立ちはエラの張りとかをごまかせていいことがわかった。文中に数値くりこみ群ってワードがでたので満足。ただ内容の一部に教授陣から不評くらうかもな部分があるので彼らに見せるのがちと怖い。

2008年10月25日土曜日

MinGW+MSYS

Windowsの何がいやってコマンドプロンプトでlsとか使えないとこ。dirって何よそれ。Linuxのコマンド、CとかC++のコンパイラgcc、fortran用のg95なんぞをWindowsでも使えるようにできる超便利ツールがMinGW。ちなみにg95はMinGWもセットになったものを配布している+最近Fortran2003のいくつかの機能も追加されたらしい。至れり尽くせりやん。
MinGW単体ではlsとかは使えないので、Linuxライクにコマンドプロンプトを使いたい場合はこれにMSYSも加える必要がある。これ入れとくとtarとかgzipも使えるっぽい。MSYSはvimまで積んでいる模様。
前のパソコンは暇暇にこれら一式インストールして設定してたんだが新しいのにまた設定しないといけない。めんどー。やり方が忘却の彼方だったのでまた検索してやり直し。懲りたので自分用にメモっておく。
1.MinGW編
現在の最新版はこれらしい→http://sourceforge.net/project/showfiles.php?group_id=2435&package_id=240780&release_id=595197
Windows用の.exeをダウンロード
クリックするとほとんど自動でインストール。こっちが選ぶのは構成要素とインストール先ぐらいか。gcc使いたい人はgccにチェックしておく。大量にライブラリとかの圧縮ファイルをダウンロードしてくるので、おわったら.tar.gzとかは消しておく。
おわったら環境変数いじっとく必要あり
システム環境変数に;C\dev\MinGW\bin (今回はdevってフォルダ下にインストールしたので)

2.MSYS編
最新版はこれっぽいな→http://sourceforge.net/project/downloading.php?group_id=2435&use_mirror=nchc&filename=MSYS-1.0.10.exe&57459211
MSYSのインストール先はMinGWとは別フォルダ作って入れろって書いてあった。同じとこに入れるほうが稀有だと思うけど。これもクリックするとほとんど自動進行。途中でコマンドプロンプトが起動して、
・インストールをすすめますか? → y
・MinGWはいってますか? → y
・MinGWどこー?→ C:/dev/MinGW (向こうのフォーマットに合わせてこたえてやらんとエラーでる)
とかきいてくるので適宜答える。
同じく終わったら環境変数に;C\dev\msys\binとか追加。

3.g95編
http://www.g95.org/downloads.shtml
行って、Self-extracting Windows x86版を落としてインストールするだけ。
ほとんど何も考えんでも勝手に進行。

さてこれでLinuxなコマンドがWindowsでも使えるわ、g95でfortranコンパイルできるわ作業が楽だ。
ところで、使っているランチャー、CLaunchからコマンドプロンプトを起動すると環境変数の変更が反映されてないのはなんでなんだろ?OSおかしいんかとおもって焦ったけど、普通にスタート→すべてのプログラム・・・って普通の方法で起動したら反映されてるしなぁ。謎いわ。

2008年10月24日金曜日

奈良行き

さて、奈良行ってきた。
正倉院展の内覧会?へ。なんか本来は明日かららしいけど開会式とかを今日するらしく、親の代理で。去年も行ったんだが正倉院展は理系がみても結構面白い。同行したのも同じく理系でたぶん専門家が聞いたら憤死しそーなコメントを垂れ流しつつぼけーっと巡回。古文書とかはさぱーりわからんが、装飾品やオリエンタルな感じの鏡や調度品は素直にきれいだなぁと。今回の目玉?は「白瑠璃碗」と「平螺鈿背八角鏡」ぽい。「白瑠璃碗」はガラス製の器で、「平螺鈿背八角鏡」はめちゃめちゃデコラティブな鏡だ。どっちもさすがに綺麗。ガラス器のほうはとくに色が薄い飴色でガラスなのに柔らかい感じがしてよかった。あと帯にじゃらじゃらつける飾りが出てて、魚型だったりカメ形だったりかわゆい小鳥型だったりいい感じなのでストラップとかアイコンで復刻希望。古文書は「お経とかはわかんねーしなー」って大半あっさり流したんだが、ひとつだけ、「奈良時代の休暇届や始末書コーナー」があってこれは面白かった。「家が壊れたのを修理するので休暇ください」「さぼってごめん、布納めます」とか。
で、ついでなので奈良公園をぶらぶらしてきた。奈良公園はたしか遠足で来たことがあるんだけどあんまり記憶にない。この年になってきてみると古くてでかい木がうっそうとしてたり鹿がいたりで何とも癒される。鹿せんべいを買って鹿とまったり戯れようとしたらまったりどころか一瞬で食いつくされた。なくなったら鼻でつつかれまくるし奈良鹿はまったく人を恐れてない。そして浮見堂が実にいい感じだった。池にお堂が浮かんでいるというのはなんともいい。公園の真ん中にあるのでビルや電線や道路が見えないのもよい。基本的に池や水辺がある風景がたぶん好きなんだな。奈良いいな。なんで最寄り駅から大和路快速で40分かからないのにいままでほとんど来てなかったんだか。

さて月曜からは松江だ。宍道湖に期待。準備しなきゃ

2008年10月23日木曜日

gnuplot :: フォントサイズとか

動的帯磁率のバグもとれてあとはパラメータいじってひたすら計算機にあげるのみ。
今週の目標達成やれやれと思ってたら「論文マダー」がきた。
えー月曜から学会なんですけどとかブルー入りつつとりあえず図を作るかと思ってgnuplotのフォルダみたらbin以下全部なぜか消えてた。なんで?意味がわからん。というわけでこないだ作った図すべて消えた。涙目。bloggerにバッチファイルの内容をあげてたのですぐなんとかなったけど。blogに書いとくのはバックアップとしてもいいのかも知れん。一応文章化してるからあとから意味取りやすいし。

今日もgnuplotのいろんな小技を調べて時間が過ぎる。論文本体からの逃避行動なのかもしれないが。gnuplotは意外に機能満載だ。グラフ描かせるならexcelより高機能。そりゃそうか。

gnuplotつかってて困るのが凡例や軸のタイトルの文字が小さいことだ。gnuplotの出力はA4とかにグラフ一枚ばーんってのをデフォルトで想定しているのか、論文とかのサイズにすると「字がちっちゃくて見えん・・・」とかになる。図を小さくするのも一つの方法らしいが。eps出力してイラレとかでいじってたんだがめんどい。出力の段階でなんとかならんのかとおもってたらなんとかなるらしい。

・postscript eps出力ならset terminalのオプションとして”フォント名”サイズ で、目盛とか凡例のフォントサイズが決まる。
・x軸y軸のラベルのフォント、サイズはfont "フォント名、サイズ"のオプションで決めることができる。
・Åなんかの記号もencodingつかって出力できてしまう。iso_8859_1のエンコーディングを指定して\305がÅに対応。

例(あとでイラストレーターでいじったりを考えてあえてArialフォントにしてみる。gnuplotのデフォルトのHelveticaだとたまに字化けするorz。Arialは確かWindows版Helvetica)
set terminal postscript eps enhanced color "Arial" 20
set output "dIdV.eps"
set encoding iso_8859_1
set xlabel "bias voltage (V)" font"Arial,30"
set ylabel "dI/dV (a.u.)" font"Arial,30"
set xrange [-0.005:0.005]
plot "a3.0" w lp lt 1 lw 2 ps 0.5 title "a=3.0[{\305}]", \
"a5.0" w lp lt 2 lw 2 ps 0.5 title "a=5.0[{\305}]", \
"a7.0" w lp lt 3 lw 2 ps 0.5 title "a=7.0[{\305}]", \
"a11.0" w lp lt 4 lw 2 ps 0.5 title "a=11.0[{\305}]"

参考文献
http://ryukyu.astr.tohoku.ac.jp/pukiwiki/index.php?Members%2Fchinone%2F%B3%D0%BD%F1%2FGnuplot#i90ad3c5
http://co.maxwell.jp/?page=gnuplot#p4

ギリシア文字も出力できるのか!

2008年10月21日火曜日

ClebschGordanを三行で

なんか忙しくなってきた。あれー、余裕とか思ってたんだけどなー。新しいパソコン=玩具が手に入った+今週も金曜日に出かけるせいなんだろうが。
なんだかんだいって動的帯磁率も計算する部分書けたし仕事は進んでいるんだがなんか忙しい。で、夜に研究室にいると「今日は遅くまでいるんですね」って後輩に言われた。うむすっかり「あまりいない・とっとと帰る人」キャラなわけね。
で、「光のスピンとクレブシュゴルダン係数について」その後輩に聞かれた。ていうか光にスピンがあるんかい。そういえば量子暗号の話で、スピンの増幅に偏光をつかってうんぬんってのを聞いたなぁとか思って少々漁ると、右偏光・直線偏光・左偏光をスピンと同じくパウリマトリックスを用いて書けるんだそうな。光は当然電場を持つから、光を原子にあててやると電気双極子遷移かなんだかが起こるが、そのときの原子の角運動量変化にこの光のスピン的なものがかんできて結局クレブシュゴルダン係数が出てくるらしい。へぇ~角運動量の理論は応用範囲ひろいね。やっててよかったよ。その遷移確率の書き方とかなんか動的帯磁率に似ていて応答関数ちっくなものの形はどんなんでも大抵にてるもんなんかとか。そんなわけでクレブシュゴルダン係数を三行で説明しないといけない。B4にいきなり3jシンボル云々いってもしょうがないし、Mathematicaで計算できるよハイ終了も無責任だからなぁ。

というわけで適当にまとめてみた。
・クレブシュゴルダン(Clebsch-Gordan)係数はスピンの合成が絡んでくるときにつかう。
・S=Sa+Sb、Sz=Sza+Szbのような感じで角運動量の合成をおこなうとき、合成後の状態をいきなりひねり出すのはきっついので、合成前の状態|Sa,Saz>,|Sb,Sbz>の積(直積)で可能なものを集めてきてその線形結合で表わすことを考える。
・その時のそれぞれの項にかかってくる係数がクレブシュゴルダン係数で、漸化式とけば求められるけどすげぇややこしい階乗とかがバンバン入った形になるので普通は数表つかうかMathematicaにやらせる。

2008年10月20日月曜日

フォントとか

そういやWindowsの画面のフォントってあんましきれいじゃないなぁと。なんとかならんのか。というわけでいまフォントがマイブーム。なんじゃそりゃ。
メイリオ+ClearTypeで滑らかにってのをしてだいぶマシとはいえ、まだLinuxのkterm端末画面のほうがフォントなめらかってどうなん・・・。Linuxとかイラストレーターの画面みてからWindowsみるとなんかがっくし・・・。なんでもWindowsは小さい文字についてはアンチエイリアスしないからどーしてもあまり普通に使うフォントサイズのはギザギザするらしい。LinuxでもがんばってんだからWindowsもそれぐらいしろよと。なんかあとClearTypeTunerとかいうのを落としてきていじったらちょっとはましになるっぽい。M+とかIPAフォントちゅーのも試し中。

そういやWindowsでSSH接続させるのによくつかわれるPuttyもフォントのアンチエイリアスができるらしい。フォントいじってアンチエイリアスするだけでたしかにずいぶん見やすい。なんかLinuxぽくなる。viもつかいやすくなることだろう。

いろいろ周りが不満タラタラのOffice2007のPowerPoint使ってみる。意外に良い。フォントの汚さもマシ。Office2003系統よりずっと描画とか種類増えたし、クイックスタイルが便利だ。2003で泣かされてた好みの小塚ゴシック系つかっても行間がばかでかくなるっちゅー問題がないのが良い。図形とか効果とかすげー多いのでかなりお手軽にきれいなのを作れてよい。高いだけあるわ。なんであんだけ文句いわれてるのかわからん。あー大学のもこっちにしたいな。そういやKingsoftOfficeてのもなぜかプリインストールされてたので使ってみたがあまりに2003のパクリすぎて大丈夫かよこれって思った。なにかと怪しい。

2008年10月19日日曜日

あたらしいのが来た

パソコンが来た。
こないだから調子わるかった(で、なぜか今調子よくなってる意味フ)家の後継機。PCないと仕事できないので壊れる前に思い切って買った。なんつーか普段デカイ買い物をあまりしないので、ものすごくてんぱった。
メーカー製のは某V●IOですごい痛い目にあったので、避けようと。いままで使ってた日立製Prius770Dはそこそこ頑張ってくれたし液晶もきれいでよかったんだけど。メーカーのて高いしなぁ。
何買っていいのやらさっぱりわからんかったので相談してみて、Faithで売ってたIntel Core2DuoE8500+Geforce9800GTにメモリ4G、HDD500Gっていうのにした。グラボってなにさ~レベルな私にはもったいない構成なんかも。たしかにサクサク動く気がする。なんか今は結構CPUもメモリも安くなってて買い時であるらしい。ほぉほぉ。ディスプレイやOS(WindowsXP)やOfficeつけて全部で16万ぐらいだった。あとで調べたらS●NYとかだったら同じぐらいの性能が30万弱なのでちょっとニヤついた。

で、今日届いたので、まずWindowsのアップデートしてOffice入れてFirefox入れて・・・ってして一段落したあたりでちょっといらんことしたくなって(見た目をVista風にしたくなった)いじったらOS起動しなくなってめっちゃめんどくさかった。とりあえずXPのCD-Rほりこんでブートして修復すりゃなんとかなったぽい。修復だったのでOfficeも消えなかったしやれやれ。でもそのせいかグラボのドライバがぶっとんだりそれ入れなおしたりめんどくさかった。いまでもこれでちゃんとなおってるのやら不安でしょうがない。素人がいらんことしちゃだめっすね。OS入れなおすとかあんまりやったことないから始終「あぁー買ったばっかしやのにこわしたらどーしよぉ」とか涙目やった。まぁええ経験だけど。ブルースクリーンが定番D●ll様のおかげでパソコンがやばくなることにこの2年でちょっと慣れといたのはよかったかも。
PuttyとWinSCPとUltraVNCとサクラエディタも無事入ったしこれで仕事ができる構成になったかなぁ。
いじっててわかったのをメモっておくと、
1.UltraVNC使うように解放するポートはVNCビューアー用が5900でブラウザ用が5800が標準。
2.XPにもメイリオフォント入れれるようになった。
3.フォントがぎざぎざして気持ちわりーのは「コントロールパネル」→「デスクトップの表示とテーマ」→画面→デザインのタブ→効果→フォントの縁を滑らかにする方法→ClearType選択  でちょっとましになるっぽい。

あとはイラストレーターいれて、その後MinGW+gcc、VMwareとかちょいちょいいじるか。ややこしいの入れるのはやっぱり出張から帰ってきてからかなぁ。またOSお亡くなりとかいやだし。せっかくCore2Duo上位タイプにしたのでVmwareのLinuxでifcいれてLapack+blasコンパイル、数値計算とか重たいことさせてみたいもんだ。研究室から出たときにそういった環境をフリーで作るノウハウもっといたほうがどこいっても強いとおもうし。それにしても新しいの+なぜか旧機が調子よくなって使えるPCがこれで2台という状況はいろいろできてしまいそうな気がする。

2008年10月16日木曜日

効率を上げたい

ここんとこ、「美容院いってくる」とか真っ昼間に帰ったりしてたら研究室で何人かに「久しぶり」って言われた。最近来て無い人イメージなんかい。いや、土曜日来てたりもしたんですけど。そして超めずらしく土曜きたら教授に「どないしたんや?」ってものすごい言われたんですけど。焦って土曜日行ったりした効果でサーバーが何日か停止したにもかかわらず余裕を生み出せてたり。

基本、理論系の研究者ってのは裁量労働制ちゅーかあんまり何時間研究室にいるかってのに関係ない気がする。どっちかっちゅうと集中力勝負だと私は思っている。それにうまく行かない点の解決策を思いつくのは実は風呂だったり電車だったりご飯中だったりするし。そして研究の仕方ってのはツールを使えばもっと効率化できる気がする。

昨日テレビみてたらクラウドコンピューティングで業務管理云々って話をしてた。へぇー企業の営業ってどこに電話かけてどんな話してとかをそこまで細かくデータベースに管理するのかぁとか思った。どの企業もベースがおんなじツール使うってのはノウハウとかの均一化生みそうでそれってどうよとかも思うけど、管理ツールが見たとこ出来がよさそうで、いつどんなことをして、スケジュールがどうでってのをブラウザかなんかで一括管理できるようになってる。研究者用のそういうの欲しい。まぁカネにならんしあまりにもニッチだから誰も作ってくれないだろう。なので転用できそうなのを探すかと。

研究においても、「大体何日に何が締め切り(学会とか)」「いまどんなテーマでやってるか」「結果を得るにはどういった工程が必要か」「これまでに得られたデータ」「現状と問題点」とかを整理しなあかんわけで。それをしとかんと学会前に死亡フラグ乱立とかになるわけで。まぁ頭の中でなんとなくやったり、メモつけたりしてはいるけどやっぱりどことなく能率悪い。スケジューリングとタスク管理と作業の分解と問題点とかをまとめてうまいこと記録しておく方法が欲しいわけだ。スケジュール+タスク管理はそりゃいろいろあるんだが、それだけじゃだめなんだよな。経過とかいろいろ記録する部分もほしい。Wiki的なのがあれば最強。なんか一番近いのがIT系の人がやってるプロジェクト管理っぽかった。理論系だといやでも計算用のコード作ることがおおいから、あながちはずれではない気も。所詮Fortranですがなにか。フリーで使えるの探してみたんだが、自分とこのサーバーに導入するってのが多くて、サーバー立ち上げるなーんてうちにゃ無理っすと諦めかけてたところ9Arrowsっていうのが今すぐ使えるASP版あったので試してみることにした。さて効率があがるんだろーか。一ヶ月ほど試してみよう。

2008年10月15日水曜日

readのIOSTAT

パソコンが不調だ。ガリガリ言う。起動時が最もひどく、しばらく動かしてると安定⇒思い出したようにガリガリガリクソン。卒論・修論・その他もろもろをこいつで作ったのでそれがそろそろ終了っぽいのはなんか寂しい。MinGWつんだりまた一からかーメンドクサ。まぁ今はなんとか動いているけどイラストレーター起動に5分ぐらいとか処理速度が遅いのも問題だしガリガリ音は精神衛生上よろしくないので買い替えないといけない。無いとは思うけど動かしっぱなしで火を噴かれたりとかいやなもんでなるべく使わないようにしているこの数日。ネット巡回とかしない分、早寝だし本読むしたまにはパソコン使わない方がいいのかも。

ところで、Fortran90のread文には3番目にIOSTATという引数があるのを知った。readでなんのエラーもなくファイルを読み込んでいるときはIOSTAT=0で、EOF検出ではIOSTAT=-1になる。まぁほかにも色々あるっぽいが。なので、何個データあるかわからんファイルから読み込んで処理するときには、IOSTATで条件分岐させるのが便利ぽ。ただしFortranは可変長配列をサポートしてないというアレな言語なので(それさえクリアすれば数値計算もっと楽になると思われ、Fortran2003では対応してるとかの噂。Fortran2003はオブジェクト指向もできるとかなんか凄く拡張されてるしSunもNAGもコンパイラ作ったみたいだしつかってみたいやも)90の段階ではいったん行数をカウントして、割付して・・・とかちょっと回りくどくやらなあかんぽいけど。以下つくってみたのでサンプル。data.txtから数値データ読み込んでフォーマットしてformatted.txtに書き込む。

program main
!program for setting the data file formatted form
implicit none
integer ::Ncount,i,j,ISTS
real(8) :: temp
real(8),allocatable :: a(:)
open(11,file="data.txt")
Ncount=1
do while(.true.)
read (11,*,IOSTAT=ISTS) temp
print*,temp
if (ISTS /= 0) then
print*,"IOSTAT=",ISTS
exit
end if
Ncount=Ncount+1
end do
close(11)
print*,"Number of low+1=",Ncount
allocate(a(Ncount-1))
a=0.0d0
open (12,file="data.txt")
do i=1,Ncount-1
read (12,*) a(i)
end do
close (12)
open(13,file="formatted.txt")
do j=1,i-1
write(13,'(E22.14)') a(j)
end do
close (13)
end program

2008年10月10日金曜日

経済と物理

なんか経済がすごいことになってるみたいだ、恐ろしい。経済はさっぱり分からない。周りにちょくちょく株いじっている人がいたのでいろいろ聞いてみたけどやっぱり分からなかった。

分からなさの原因は定式化できないからだと思う。物理はまぁ複雑系とかもあるけど、相互作用の形とかをそれなりにモデル化できる。固体物理業界では少なくとも原子スケールでの相互作用というのはある程度決まっている。問題は系のでかさに由来する数値的な問題をどうクリアするかってのが大半で、頑張れば何とかなりそうな感じが漂ってるし、基本的な式はすっきりしている。経済はなんかパラメーターが何個あるかすら予想できん。

が、経済物理学というジャンルがある。株式市場の暴落を一種の「臨界現象」とみなしていつ暴落が起こるかとかを予測しようというものらしく、物理学会にもちゃんとセッションがある。なんとこれには「くりこみ群」もつかわれてるらしい。手元にあった「入門・経済物理学」にもくりこみ群の紹介が載ってた。びっくり。ちら見したところによるとほとんどイジングモデルだ。トレーダーが他のトレーダーを模倣する頻度みたいなのを相互作用Jみたいに扱い、強気筋・弱気筋をスピンのアップダウンとおなじように扱って実空間くりこみ群ちっくなことをやってる。かなりストレートな方法でなんだかそれっぽい株価の変動グラフが出てきてるんで驚く。人間の挙動もスピン系と似たようなもんなのかいな。経済物理学ではくりこみ群+αでランダムネスを取り入れようとかしているようで、その手法は逆に物性系でも使えるかもしれない。なんかちょっと興味をもった、調べてみるか。いやそれより締め切りその他諸々が臨界点近傍で明日は休日出勤せなあかんねんけどさ・・・忙しいときほど別のことしたくなるんだよな。

2008年10月8日水曜日

sed+gnuplot

ノーベル賞日本人4人ってすげー。
南部先生といえば南部演算子とかしか知らんので、てっきり超伝導の人だとおもってたら素粒子の人だったんだ。超伝導も自発的対称性の破れってやつなんかぁ。超伝導は食わず嫌いというか手を出すと危険な香りがぷんぷん漂う恐ろしい領域なので踏み入ったことが無いからよく知らん。それにしても素粒子と物性ってなんだかんだ言って理論のベースは近いんだな。応用になってくると全然違うほうを向いてる気がするけど。見慣れない用語に毛嫌いしてんとマトモに場の理論とかも見といたほうがいいんかもなー。そして物性の人間としては近藤先生のノーベル賞まだー?と言いたい。

gnuplotはsedコマンドと組み合わせて使うと図の大量生産がラクだ。
ちなみにコマンドプロンプト経由でgnuplotを起動する場合、Windowsではwgnuplot.exeがあるディレクトリにパスを通して、wgnuplotで起動する。(Linuxだとgnuplotなんだが)
sedはUnixコマンドなんだが、MinGWなりCygwinが入ってるとコマンドプロンプトで使える。
sed -e "s/x/y/g" aaa.txt > bbb.txt
のようにするとaaa.txt中のxをyで置換したものをbbb.txtとして出力するということになる。
Linuxだと
sed -e "s/x/y/g" aaa.txt | gnuplot
でsedで置換して直でgnuplotにほり込めるみたいなんだが、Windowsではなんかうまく行かない。
たいてい論文とか学会用の図を作るときはある一つのパラメーターだけが違うデータで似たようなグラフを何枚か作るというパターンが多い。ので、sedでパラメーターの部分だけ変換したgnuplot用のバッチつくるバッチファイルを作る+バッチをまとめてロードするバッチをつくる(文にするとわけわからんな)をつくってやると楽。サンプルを自分用にあげとくと、

固有値の結果をプロットする用(a=5.0って条件)
set terminal gif
set output "eigen_odd_a5.0.gif"
set xrange[1:41]
set yrange[0:2.0]
set xlabel "iteration N+1= odd"
plot "odd_eigen_5.0" w p ps 0.5 pt 7 lt -1 ti "a5.0"

eigen5.0.gpって名前で保存(ちなみに点でプロットするときもその色はlt で決める。lt はラインタイプってだけでは無い模様)

sed でひたすら変換してる部分作る

sed -e "s/5.0/3.0/g" eigen5.0.gp >eigen3.0.gp
sed -e "s/5.0/7.0/g" eigen5.0.gp >eigen7.0.gp
sed -e "s/5.0/9.0/g" eigen5.0.gp >eigen9.0.gp
sed -e "s/5.0/11.0/g" eigen5.0.gp >eigen11.0.gp

これを実行してから

load "eigen3.0.gp"
load "eigen5.0.gp"
load "eigen7.0.gp"
load "eigen9.0.gp"
load "eigen11.0.gp"

って書いたファイルをgnuplotにロードしてやる。と、gif画像が5枚一気に生産される。自分で打つ部分がちょっとでも少なくなるとなんか嬉しい。
ちなみにgnuplotでファイルに出力したグラフはgnuplot起動中には見れなかったりするので、gifを確認したかったらいちどgnuplotを終了しないといけない。

2008年10月6日月曜日

一言ほどに難しい

たとえば自分の短い発言がなんらかの媒体にのるときに、チェックしてくださいといわれて「え、こんなん言ったっけ、ちゅーか若干言いたいこととちがうぜ」ってときにどう対処するかとかは実に面倒な問題だなと。向こうの事情とかも忖度すれど、自分が言いたいことと違うことを自分のコメントとされるのは嫌だ。でも交渉するのもめんどい。代わりの文かんがえなきゃだめやもん。しかもコンパクトに。しかも相手は文筆業のプロだろ。とはいえこのまま載せられて「他人の高尚なのとくらべておまえはなんちゅーアホなコメントしとんじゃ」と周りにあきれられるのも嫌なのでちゃんと言わんとなぁ。20文字程度で研究のミリョクを語れとか無理ってもんですよ。そりゃ宇宙の階層性うんぬんとか言い出したらアカデミックな薫りただようそれっぽいことはいえるかもしれんけど、カッコつけるのいやだし。高尚な目的があってやってるわけじゃなく、なんかやってみたら面白いっぽくて延々おたっきーなことやってるって感じだからとてもえらそーなことなんておこがましくて言えない。「くりこみ群ヤバイ」、「近藤効果パネェ」が私が訴えたいこととしてもそれを載せてくれるとは思えないしな。女性に向けてのgeneralなコメントなんてねぇっすよ。さて、ちょっと笑いをとれそうな?文言を考えるか。

2008年10月5日日曜日

秋眠夕暮れもおぼえず

毎月遠方に出かける用事があるというのはこたえるようで眠気とかが半端無い。家で作業してても、「んーわからんな、ちょっと考えるか」ってソファでごろっとすると考える間もなく寝てたりする。仕事で強制的旅行が多いシーズンは大阪にいるときの引きこもり指数が増大する傾向がある。もう家がfixed pointって感じ。そういえば出先ではあんなに観光したおすのに、関西圏の名勝はほとんど行って無い。学生時代の遠足もさぼりまくってたからな。毛越寺までいってるくせにそのモデルの平等院鳳凰堂は見たことないという。なんかもったいない気もするな。

なんか文科省が女性を採用した研究機関には年間600万とかいう案だして叩かれまくってるらしい。女性研究者を増やそうとかいうの多いよな最近。あまりロコツにやられると逆に当事者に風当たりがきつくなったりするんじゃないかね?まぁうちらその恩恵を頂いてるんでなにもいえないですけど。アカポスにいる先輩曰く、工学系で女性をふやそうというのは、フェミ云々以前に、実に単純にこれから人口が減っていくから絶対数を確保するためみたいだ。少子化でこれから絶対数を確保するには未踏のエリアを開拓するしかないってことだな。そういうわけであんまりフェミとかを勘ぐって叩かんといて欲しいもんだ。そして女性が理系に少ないのは、女が理系っていうとドン引きされたりするのが原因だとおもわれる。女性で理系に行くとなんか損しそうな気配が世間に漂ってて、普通は早々に気づくぽい。脳の基本スペックには男女さほど違いは無いかと思うんだけど。研究に必須の、しつこく一個のことを考える性質とかむしろ女性的だと思うんだけど。

まぁそんな流れにのって某大学も女性の支援機構的なものを作ったらしく、そこのイベントで企業ではたらく女性研究者の話を聞くってのがあったんで行って来て見た。話はいろいろ面白かったんだが、なんていうか女性の支援=育児出産支援っていうのになんかね。質問とかもそれ関係ばっかしだし。重要事項なんだろうが女ってそれしかないみたいにカテゴライズされるのもやだなぁ。うちはむしろそっちにはいまのとこあんまり興味ないっす。女性むけ雑誌とかも仕事と育児の両立とかひたすら前面に押し出してるのとか、一歩引いてしまう。人間そんなに全方向に器用に頑張らなあかんのだろうか・・・どっちかでも十分すぎるやん。もっと気楽に行こうぜとか思う。

2008年9月30日火曜日

parity

4日ほど悩んでたparityの問題が片付いた感じ。定義とか論文に書いてなくて困ったんだがやっぱり原義通り空間対称性の偶奇ぽい。原義そのまんまだから書いて無いんだろうけどさー知らんかったら分かるかっちゅうの。2不純物アンダーソンモデルだと、不純物については、不純物間の中央を原点とすれば、2不純物の演算子の線形結合でeven(偶関数)とodd(奇関数)の波動関数を定義できる。伝導電子についてもk空間でoddとevenのチャンネルを作れるぽいな。対角化時に各基底がoddまたはevenのパリティを持ち、ハミルトニアンも空間対称性を持つことから、同じパリティをもつ基底間にしか行列間要素ができないというわけか。パリティ対称性を使っても行列を2分割するようにしかはたらかないので劇的に計算速度があがるわけじゃないが、それでもいまの丸3日かかる状況からは脱せそう。そしてこれ以外の落とし穴も発見して埋めた。今度こそちゃんとした結果がでるはず・・・。それにしても対称性は奥がふかいな。対称性によって固定点が安定か不安定か、臨界点が存在するかとか変わってくるらしい。やばい、群論とかやってないから用語がわからなすぎる。そろそろ対称性やら固定点とか繰り込みの流れとかの扱いを勉強せねば。いままではひたすら計算方法を理解してプログラム組んでがーっと計算させてるだけだったんだが、ちゃんと考察するにはその辺のことも把握しなあかん気がする。はぁー、計算コードできても一段落ではなかった。近藤効果は底が知れない。

勉強せんとなぁとちょっと切実なのは、レビュートークとやらが近いので、30分しゃべる内容を用意しないといけないせいもある。院生相手に30分かぁ、どうせ皆寝てるだろうけど。というかその前の週は学会で島根いってるんだがいつ準備しろと。

さて明日からTAが始まる。Fortran屋がJavaベースの計算機実験のTAでいいんかよって感じだが。TAは教科書をかってもらえるとの噂。給料もらって勉強できるんだからだいぶいいかも。

2008年9月27日土曜日

おおまちがい

なんだかんだいってるうちに9月最後の週末だ。月の最後の週末はいつも家業で線香くさい日々なんだよな。なんか4月以降妙にいそがしくて半年経ったとは信じがたい。今年はやけに濃い一年かもしれない。D2で忙しいとかいってて来年D論あるのにどうなるんだ。

とか感慨に浸ってる場合ではない。すごいミスを見つけてしまって、やっべーこないだ学会発表した結果まちがってるかもしんねぇっていうこれはちょっとまずいんではという事態が出来した。木曜の夜中にいろいろ考えてるときに、「あーあのへん怪しいなぁ」とふと嫌な予感がして考察しなおしたら、計算の初期設定にミスを見つけた。あぁぁーヘンな対称性とか制限を入れたようなモデルになってた、まじがっくし。まぁそういうモデルではこうなりますってな結果として発表するのもアリかもしれんけどさ。これも一重に参考にした論文のミスプリが原因だったりする。教科書や論文を信じてはいけないな。1人でやるのはこういうことが怖いのだ。うっすら、「うーんここ自力でチェックしといたほうがいいんじゃ・・・」と思ってて、ま、いっかーで流したとこなのが悔やまれる。いやそこ流すなよ。対称性の間違いはトンデモなく結果をずらすのではないかと恐れていたが、いまんとこ途中結果を見た感じ、定性的な違いは出てなさそうなんだがそれはそれで不安になるな。たぶん近藤温度が変わるぐらいぽい・・・。初期設定でエラーしてて、定性的結果が変わらないとしたら一体なにが系の傾向を決めてるんだって言う・・・。それがくりこみ群なのか?まぁなにが問題って対称性を一個使えなくなったせいで計算が異様に重くなって時間がかかるってことだ。それよりパリティ保存量ってなんやねん。

そしてこないだ取材を受けた。記者のひとって質問うまいねー。理系のことはわかりませんとかいうてはったけど、要点を的確にまとめてはったのが凄い。頭の回転はやいんやな。自分やったら専門外のこと延々いわれたら寝るか、意識どっかに飛んでいくわ。院生してると基本、自分の興味あることしかしないからそういうとこでの忍耐力が減るのがいかんねぇ。さてどんな記事になるんだろう。

2008年9月23日火曜日

岩手ダイジェスト








































岩手すごいわ。
学会で岩手は盛岡に行ってきたわけですが、岩手は見所満載ですな。
8月が異様に忙しくてなんら下調べせずに行ったら、学会の受付に観光ガイドが満載で、見てみると、これは行っとかねばという観光地が多くて大変でした。だって東北に行くチャンスってなかなかないし。
龍泉洞、小岩井牧場、平泉は絶対行きたいと思ったので、気合で予定をねじ込んでまわりました。発表の合間をぬってな弾丸ツアーな日程で若干疲労困憊かも・・・。写真は平泉の毛越寺、龍泉洞、小岩井牧場。
龍泉洞は、地底湖が有名な鍾乳洞。地底湖の透明度が凄いせいで、90mの湖底が透けて見える。そしてその青さが怖いぐらい。鍾乳洞はもともと興味深々で、機会があれば行ってみたかった場所。龍泉洞は地底湖の存在とあいまってとくに神秘的。水の滴りが何万年かけて石灰岩をけずってそれが地底湖になってとか考えると眩暈する。地底湖のひんやりした青さ、奇怪な鍾乳石、もうなんかすごい絶景だ。写真にうまく写らないのが残念。
小岩井牧場はのどかだった。山を背景に牧場ってもう心なごむわ。牛乳にがてなんだがここの出来立てのは美味しかったな。小岩井ってのは創業者3人の頭文字らしい。知らなかった。牧場内には、森なんかもあるのだが、できた当時は、木の一本もないひたすら荒地が広がっていたらしい。そこに一から苗木を植え、牧草をそだて、100年かけて今の風景になったらしい。荒地の状態から牧場を作る苦労とか想像もつかないレベルだと思う。それをはじめようとビジョンを立てて実行する力は凄い。創業者は三菱の当主や日本鉄道の社長だったみたいだが、渋沢栄一といい昔の大会社のトップには凄い人が多いな。たぶんなんか収益とかを越えた理念があったんだろう。財閥という制度は弊害もあったかもしれないけど、普通の企業にできないこういう公共性高いデカイ事業をやったりしてたのは良かったんじゃないかと思う。今の日本の企業でもそういうことやってたりする例はあるんかね、知らんだけで、まぁ見た感じなさそうだけど。それにしても町ひとつが入るほどの牧場。スケールがでかすぎる。
そして平泉。奥州藤原氏。平泉の一帯を世界遺産にしようとかで整備も進んでて、巡回バスあったり、予想以上に観光しやすかった。
日本史でむかーしならったなぁ、前九年の役とか・・・。新幹線のなかに入ってた雑誌にくわしく奥州藤原氏のことが書いてあったので、予習していった。高校時代には「歴史・・・暗記科目つまんねぇ」だったが、テストとかから開放されて、観光とかで触れると結構面白いかも。平安末期~鎌倉の最初のころの平泉はすごかったみたいだ。金山があったのを背景に、北方とも交易し、京都をしのぐ経済力を持っていたらしい。現在の価値にして15億をポンとだして中国から経文を買ったりとか。その凄さの一端が中尊寺金色堂や毛越寺とか。今は首都東京にすべてが集中し東京が全てという感じだが、昔はそれぞれの地域に首都に匹敵するパワーをもった都市があって、オリジナルな文化を持ってたんかな。なんかそっちのほうが断然面白そうだ。首都一極集中はよくないと思う。地方都市が東京ベースのチェーン店の進出とかで均一化するのは面白くない。

まぁそんなこんなで岩手は面白かった(学会発表もちゃんとしたって。)関西にいると東北のことをあまり知らないが、面白いところがいっぱいありそうだ。また行くチャンスないかなぁ。

2008年9月18日木曜日

台風と共に

明日から岩手・・遠い。そしてすごく風邪。出先で風邪とか熱とかまじ避けたいんやけど。台風もやってきたしお仕事もふってきた、ヒィィ。いろいろ無理っす。台風の影響で飛行機揺れたらやだなぁ。忙しいほうが日々まぎれていいけど、ここまで一点集中しなくても。むしろしばらくグダグダ生活するつもりだったのに。なんかGCOEがらみのあたらしい企画も始まるそうで、今後どうなるんかなぁとか考えるとさすがにテンパるわ。絶対これ来年一年で終わらんって。ていうか年内にせなあかんこと多杉。どうするんだ。そして私でていったあと後継する人いるんかなぁ?

なぜか岩手に行くのに、直行便がとれなくて仙台経由。東北新幹線に初めてのることになりそうなんだが、学割証を出し忘れたorz。学生の利点って学割ぐらいしかないっちゅうに。まぁそんなこんなで4泊5日を無事乗り切れるのだろうか。それより荷物詰めなければ。

2008年9月15日月曜日

連休廃人譚

どうでもいいけどバンクオブアメリカの略称がバンカメなのは格好悪いと思う。

さて3連休だったわけですが、見事に廃人のような生活を。だって学会と論文のコンボで疲れ果ててたんだもの。また今週も金曜から学会だよ、うぁぁ次の連休つぶれるやん。

本、漫画、ネット、昼寝の無限ループで日が暮れる。ネットの世界は広大だわ。

ごろごろしながら読んだ漫画のなかに「理系クン」というのがある。なんか、理系な人の生態を文系の人の視点から書いたものとのことなので、腐っても理系人種としては読んでみるかと。文系からはどう見えてるんかていうのは興味深い。この漫画に出てくる理系の女性苦手度はしかしちょっと極端ではないかね・・・。周りにいるやつみてもそこまで女性にどう接していいか全然わからんてレベルの人はいないように思うが。専門のことになるとやたら詳細にすごい勢いでしゃべるとか、とりあえずgoogle検索とか、携帯メールが苦手で返事が短いとか、学会がつまってて月単位で予定無理とかは「あーあるな、そういうの」って感じだ。へぇ~文系だと違うのか。

そういえば、エピジェネティクスという話がある。細胞内ではDNAの塩基にメチル基がくっつくことで、使わない配列を識別するようになってるらしい。細胞の機能分化とかに役立つ機構なんだそうな。なもんで、遺伝子が一緒でも、どこにメチル基がくっつくかでいろいろ変わってくるぽい。蜂が女王蜂になるか、働き蜂になるかにも関係してるそうな。(ていうかそんなDNAをいじる反応がローヤルゼリーで起こされてるってのが若干怖い)これに関係してるのかどうか知らんが、サルでも、ボス猿になると、セロトニンだかなんだか気分よくなる物質が分泌されやすくなるようにDNAがスイッチオンするっていう話も聞いたことある。周囲の環境によってDNAのスイッチが入れ替わって、気質とかにも影響するとか怖っ。そのうち水道水には人を従順にするように特定の遺伝子をメチル化する物質とかが・・・。

まぁそれはさておき理系が理系っぽいのはたぶんに環境のせいでそういうDNAがOn状態なんだと強引にまとめてみる。

2008年9月12日金曜日

一安心

LHCの実験でブラックホールはできなかったようでやれやれ。しかしなんで粒子の衝突実験でブラックホールができるんだかその理屈がさっぱりわからん。数TeVで加速された粒子のすごいエネルギーが次元の壁をぶちやぶるってことですか?しかしまぁ1eV=温度だと大体一万度なんだがそれがテラのスケールとかどんだけよ。ふう・・・meVの業界の人間にはついていけません。

計算する物理量の種類が増えた分、コンパイルするファイルが増えて、.oとかの拡張子がついた最終的には要らんファイルが作業の邪魔になる量になってきた。rm -f *.oとかいちいち打つのもめんどくさいし打ち間違えているもんまでけしたら私終了なので、Makefile中にコマンドを書くことにした。一般的にmake cleanというふうにして中間ファイルを消すやり方が広まってるらしく、Fortranなら
.PHONY:clean
clean:
   rm -f *.o *.mod
っていうのを足しとけば、make cleanと打っていらないのを一気に消せる。Makefileの文法の基本は、
ファイル名:
 手続き
なので、コマンドとして何かを定義したいときには.PHONY:名前 というふうにタスクターゲットであることを宣言するらしい。

動的磁化率の導出をやっとこさ理解した。交流磁場にたいする磁化の応答を線形応答理論で計算することで出てくる模様。そのあたり詳しく「多体問題」 高田康民 著にのっている。この本、フェルミ流体系の手法が大体解説されてる。値段高いしちと記号が独特だったりして解読しんどいが内容は濃い本だの。
そんでNRG用の計算コード書いてみたんだが傾向は合うがなぜか値がバカでかくなる。意味フ。
ちょっとどうなることやらと焦ってた学会の発表練習も無事に終わったし、週末は体力温存生活しよう・・・

2008年9月10日水曜日

見えない毒

事故米こわいなぁ。ご飯炊くのめんどくさ+非常用のが賞味期限だったんでパックライスを常食したり、時間無いからコンビニおにぎりで昼済ましたりってのが続いてた自分はもうアウトかもしれない。結構たべてるせんべいとか焼酎とかも危険なんやろ・・・。ちなみに3週間ほどコンビニおにぎり連用したら血液検査でコリンエステラーゼ?ひっかかった。肝機能に関連してるらしい・・・やばいやん。
しかしまぁ農薬ばっかりクローズアップして、カビ毒アフラトキシンをなぜ詳しく言わないんだ?アフラトキシンはダイオキシンをかるく凌ぐ最凶の発癌物質だろ?焼却場のダイオキシンのときはあんなに大々的だったのに。ちゅーか農水省のお役人は「成人がありえんぐらい米くわんかぎり致死量にならんよwww」って言ってるらしいが気休めにもならんし馬鹿にしてんかって感じ。メタミドホスは有機リン系なんだから連続摂取による脂肪への蓄積とか神経系への影響とかあるやろに。アフラトキシンにいたっては致死量ウンヌン以前にかなり微量で100%発ガンだろが。肝臓での代謝で毒性アップ、DNAにダイレクトアタックとかやばすぎる。ちなみにアフラトキシンって軍事転用されてるらしいな。解毒剤ないし。そんな化学兵器になるようなブツが入った米をなんで流通させるかな。サリン入りをパンピーに扱わせてるようなもんだろ?検出された時点でブツを焼却しろよ・・・。糊にしたって子供とかがなめたりするかもしれんがな。まぁ飼料がカビ毒に汚染されててそれが肉や牛乳を介して人体へっていうルートもあるらしいし何食ってもやばいってことか。まぁちなみに、クリスマスシーズンで出回るポインセチアの汁にも発ガン物質が含まれてたりする。天然=安全とかおもったら大間違いで天然のほうがハイパーにやばいものがあったりするわけだ。

ワークショップがおわったらしい。で、助教の先生が帰ってきたのでさっそくここんとこ悩んでた計算について質問したら一発で解決した。やっぱあの人はネ申やな。そんなわけで、学会と論文にむけて必要なピースが揃った感じ。なんかテンションあがるがこんなことで喜んでるってどうなんだろう自分。知人と話しててもついなんかそっち系の用語でてきそうになるしだいぶ侵食されてるかもしれない。はぁ・・・

2008年9月8日月曜日

Amazon日和

youtubeと飛行機で試聴してよかったもんでNightWishのDark Passion Playを発売から一年が経過してからアマゾンで衝動買い。はよこないかな。うーん学会に履いていく靴もいるし今月は結構物入りだ。(ここんとこ学会が服と靴を買う理由と化してる、まぁ出かけるし発表するんだし衣装は必要だ。)

のだめカンタービレ最新刊が良すぎる。これは読むべき。
「なんかもう学校とかピアノとかどうでもよくなったんです・・・」とのだめがうなだれるとこ。こういう気分わかるわぁ・・・。進路を悩んだ末に選択して、その道で自分なりに努力してやってきたのに、自分が目標としてきたような事柄を同年代もしくは年下にあっさりとしてやられるのを見てしまう。その他人があっさりクリアした目標地点までは自分の位置からははるかに遠く感じる。この状況は心が折れるっちゅうもの。そして研究とかでもあるあるな出来事。
「他人との比較じゃない」とか「じゃあ自分も頑張ろう」て思えばいいやんと大抵周囲は言うけど、そんな風に普通思えるほど強くないよな。当事者じゃないとわからん焦りとか絶望とか。さて、この状況からのだめはどう変化するのか。どんな回答が出るのか興味津々だ。シュトレーゼマンの台詞がファウストと重ねてある部分も凄いっす。というわけで早く次の巻でないかねと思ってたら休載かぁー。

2008年9月7日日曜日

ロズウェルなんか知らない

相変わらず暑い。暑いと眠れない。で、なんだか消耗する。
用事や予定があるとそれなりにしゃきっとしてるのだが、予定のない狭間の日は気も抜けてひたすらぐったり過ごしてしまう。今日も論文に使う図を作ったところで気合を使いはたして「うー頭いてぇ」とかうめきつつ床に転がっていること一時間、これではいかんと昼ごはんとなんか読む本を調達しに近所を徘徊する。

近所のビアンシュールというパン屋のハムキャベツというソフトフランスにキャベツの千切りとハムをはさんだシンプルなパンが好きなので、休みの日は散歩がてらよく買いに行く。ここはそれ以外にも実にパンがおいしい。わりと生地しっかりめ。フランスパン系が個人的には超好み。

本屋に行き、文庫本2冊購入。「惑星カレスの魔女」と篠田節子の「ロズウェルなんか知らない」。2冊のうち「ロズウェル~」がかなり面白かった。
篠田節子はそれ以前にも何冊か読んでて「うーむスゲェ」と思わされてたので、見かけてついふらっと。とくにこの人の「神鳥(イビス)」は凄い、お勧めだ。かなり前によんだけどまだインパクト残っている。ちなみに神鳥はめっちゃ怖い。この人の話は展開が畳み掛けるようでそれがホラー味をおびるとかなり怖い。大体、話の展開がいいので読み出すと一気だ。深夜に読み出すのはいろんな意味でやばい。
「ロズウェル~」の場合ホラーでなくて過疎の村の町おこしをUFOとオカルトでやってしまおうとする人々のコミカルテイストな物語。少子高齢化の地方がいろんなしがらみでどうにもこうにもならなくなってるとことか、世代間対立とか行政と地域住民とかマスコミが一度持ち上げてバッシングする展開とかすごいリアル・・・。そしてホラーが得意な作家だけあって、でっち上げでつくったはずのオカルトな場所の描写が妙に怖い。まぁとにかく面白かった。しかしまぁ出張時に読むはずで買ったのに全部読んでしまったがな。しばらくは篠田節子の読んでないのを探してみて読むかね。

2008年9月6日土曜日

曜日感覚が薄まる日々

土曜日だけど学会用のポスター作りな日々。まぁ研究室の面々も何人か確か今日からワークショップに駆りだされて土日つぶれていることだし、むしろそっち行かずにすんでる分ありがたいというもの。実は平日遊んだし。大まかなスライドは作ったからあとはデザインとかいじらんと。今回もA0光沢紙で行きたいので発表練習向けのA4バージョンと二個作るのはかなり二度手間だがA0(特に横長)の見た目のよさは半端ない。一度やると抜けれない罠。そして結果をつらつら見ているうちに、手持ちのデータでも視点変えたら、またちょっと新しいことがいえるような気がしてきた。よしこれで戦おう、多分この解釈は他人はしてないはず・・・(とか思ってもすでに大抵は誰かやってるのが研究とくに理論方面なんだがorz)

なんかのついでで本屋いったとき、学参コーナーに迷い込んだ。最近の高校の参考書の表紙に萌え絵が多くてびびった。ジェネレーションギャップだのう。あと参考書の文面がタメ口調多かったんだがいやじゃないのか?なんか内容の信頼性が薄まるというか。わが懐かしのZ会までそんなんになってたら若干凹むな。高校だけじゃなくて、電磁気学とかあきらか大学の教養用な内容のまで萌えが侵食してた。そのうち量子力学までこの余波が来るんだろうか。フェルミオン、フォノンとか~んで終わるの多いからたしかにキャラの名前になりそうな・・・いやいや。

確かにキャラとかつくったり漫画にするのは一般認知度を高めるにはいいのだろう。こないだ、科学をもっと世間に知らしめようという目的で造られたフリーペーパーをもらった。フィラメントという。水素燃料の話がかわいい絵柄で漫画化されてて面白かった。書いた人がバリバリ研究者なんがすごい。生物系らしい。Cellの表紙といい生物系はアートだな。いっぽう物理は(ry

2008年9月4日木曜日

ガミラの秘密

直訳すればそうなる名前の石鹸を購入した。石鹸のくせに3000円台というまさしくバブリーな代物。ガミラは特撮ものの怪獣ではなく、これを考案した人の名前らしい。オリーブオイル80%になんかハーブだかを配合してて洗顔しても突っ張らないらしい。油が80%でとうやって固化してるんか気になるが。

最近なんか52歳で超美肌の人の記事見てとんでもなくびびった。名前は「武蔵りえ」というらしい。その人曰く洗顔はスキンケアの中でも実に大切なステップであるらしく、まぁお肌のコーナーを曲がったワタクシとしてもそろそろその辺に金かけるかねとか思ったわけだ。美容液とか買うよりは安かろう。とにかく一ヶ月つかってみろと説明書には書いてある。3日ほど使ったが、これはだいぶいいかもしれん。泡に力がないのがちょっと使いにくいが。

そういえば、Amazonとかで売ってるDr.ブロナーなる人のマジックソープというこれまたちょっと怪しい名前の液体石鹸も愛用してる。これはなんといってもコストパフォーマンスがすごい。結構大量に入ってて800円かそんぐらいで、しかも食器やら衣類の洗濯もOKなんだと。ファンデーション塗るときのパフなんかを洗うのにも良し。なんで出張時にかなり重宝。洗濯しながら「おんなじもんで顔も洗ってるのか・・・」という気分にはなるけどな。

ここ2~3日夏の疲れがものすごく出てきている。肩こりがコリってレヴェルじゃねぇ。石化。肩こりすごすぎて顎まで痛い。石鹸以前に肩こりを何とかしたほうがいいのかもしれん。そして一日中眠い。電車で異様に寝てしまう。その上にRKKY相互作用とか論文とかでまじ頭痛いわ。まぁなんとか学会と論文のメドは付いたけど。しかしこの結果と考察あってるんだろうか・・・。猛烈に不安じゃ。

2008年9月2日火曜日

Mathematicaメモ:その2?

Mathematicaで、複数の手続きをまとめて一つの関数として扱いたいときには
f[i_]:=( x=i*2;
     y=i*i;
     val=Sin[x]Cos[y];
     Write[out,val]
     )
のように=の後を()でくくる。手続きの間には;を入れる。忘れるとエラー出る。これでFrotranでいうところのFunctionに相当するようなブツが作れる。

Mathematica内では基本的に変数名はグローバルに扱われる。なので長いのを作ってると変数名に困る。これを回避する一つの方法がModuleブロックである。

Module[{x,y},
Isin=NIntegrate[Sin[x],{x,-1,1}];
Icos=NIntegrate[Cos[y],{y,-1,1}]
]

みたいな感じでつかう。Module[{局所変数の組},手続き]。積分変数とか、一時的に使う変数をModuleブロック内の局所変数にできるので、積分変数にいちいちx1とかy1とかわけわからん名前つけて混乱するのを避けることができる。

今週は教授陣が揃って出張なので、マイペースな感じ。大学の端末のほうが性能良いから登校してるけど。こないだ出したプロシーディングがアクセプトだった。やれやれ。でもその考察がちょっと間違ってるかもしれないことが今日やった計算が示唆している。おぅ・・・どうしたものか。

2008年9月1日月曜日

Lyx

論文書くときつかうのがTexである。フツーの人からしたらTexってなに?って感じだろうが、数学系、物理(理論)の人間がなんかレポートなり、論文なり書くときにはTex使うことが多い。なぜってWordとかの数式エディタがあまりにヘタレだから。凝縮系の人間にとってみりゃ第二量子化した演算子で必須のダガー記号が数式エディタで通常使う記号になってない時点でやる気を失うよねってことだ。

さてLyxというものがあると聞きつけた。Lyxが何かというと、フリーのTex用のエディタだ。Tex用エディタというとWinshellやそれライクなのとか秀丸用のマクロ?なら聞いてたが、Lyxはそれらとはちょい違うぽい。普通Tex用のエディタ画面はTexのコードがそのまんま表示されるが。LyxはDivoutで表示されるような状態が出てくる。そのへんWordと感覚が似てる。WYSIWYGじゃなくってWYSIWYM(what you see is what you mean)なんだとさ。ASpellと連動してスペルチェックもできるそうな。

なわけでインストールした。Lyxの本家に行けば、Tex環境も全部一気に整備してくれるインストーラーがある。すげー親切だなぁ。

ちょっと使ってみる。英語だとエンコードをUTF8にしとかないとDivout作るときに文句言われた。

うん、確かに機能はすごい。
・・・なんだけど、私にはなんか使いづらい・・・。Texつかってある程度年数経ってると、基本的なコマンドは覚えちゃってるので数式組むときなんか、直でコマンド書いていくほうがてっとりばやい。し、ちょくちょく直でTex文法書きたい時もある。LxyはTexのソース見る機能はあるんだけど、ソースのビューワーで直にソースいじったりができない。これってなんかほかのTexエディタになれた人間には物凄く違和感あるんだよな・・・Åとか打ちたいときに\AAてやって、認識されないとか、メンドクサ。やっぱ今までのやり方+ASpellでいっかーとか思ってしもた。

Tex知らないけどTex使わなきゃだめとか、これからTex使うんです、って言う人には凄くお勧めだなぁ。ちっ、M1のときにこれを知ってれば、Texのごつい参考書と戦わずにすんだのに。後輩に教えとこう。

Texに限らず、プログラム言語的なものを学習するときって最初に使う道具って結構大事かもしれない。私の場合Fortranでも、当初IDEなんて気の利いたものは手元になくて全部サクラエディタとGNUmakeでごりごりやってたのでなんかIDE入手したものの使いにくく感じる・・・。

まぁそんなことより文句いってんとさっさと論文かけよってことだ・・・。

2008年8月31日日曜日

I know

巷で評判のiKnowを我もやってみんとせん。

iKnowってのはSNS機能もついてる(たぶん使わないだろうが)英語学習のサービスらしくてなにより無料ってのがすばらしい。なんかなー語彙力のなさにいつも泣いてるから、これの語彙力つけるでコースをやってみるかと思ったわけだ。

あれだ、論文書くのから現実逃避してるだけっぽいけどさ・・・。いいんだ、論文と学会用のデータ処理はちゃんとやってるし(言い訳)論文かくのほんとにホントに嫌いなんだよぅ。

思ってた以上に高機能だった。不意打ちのチェックとかあって、こっちの闘争心を刺激するようになってるな。なんか「やったるでー」って気分になる仕組みになっている。インターフェースもけっこう丸みがあって。オンラインなので、大学でも家でもできるし。デクテーション(だっけな?)めっちゃできるのがいいね。タイムアウトとか、スペルミス何回かすると没ってのがキビシイ。

これでしばらく英語の勉強がんばるでー(いやーそれより論文なんだが)

Scribd(文章版ようつべ)もちょっと気になる。本業で使えるような文献はあんまりあがってなかったけど。なんか面白い使い方が考えればありそうな気がする。

2008年8月29日金曜日

Mathematica:補間とか

NRGとかの数値計算の結果は基本的に離散的データである。スペクトルをプロットした場合、たとえば有効な近藤温度の指標がほしいとかで、ピークの半値幅が欲しくなるときとかも多々ある。そんなわけで、離散データを補間、近似多項式ゲッツ⇒半値幅の計算をMathematicaでやってしまう方法を探してみた。
補間を自力でやろうとするとスプライン補間法の勉強とかで数日つぶれたり、実装でまた数日つぶれそうなのでとても1から自力とかやる気になれない。MathematicaはInterpolationっていう補間を全部やってくれてしまう関数を持っている。
基本的な使い方は
Interpolation[{{1,2},{2,2.4},{3,4.4}}]
のように、データをリストの形式で代入する。多次元でもおk。
データを手でいちいち代入するとかそんなメンドクサイことをするはずもなく、普通はファイルに用意しておいて、それをテーブルとしてインポートして代入するという方法をとるわな。そうしたいときは、

Import["spec.dat(みたいなファイル名)","Table"]
f=Interpolation[%]

のようにするといい。Mathematicaでは%は直前の結果という意味になる。
さてInterpolationの返す値はInterpolatingFunctionという関数である。通常の関数と同じように扱える近似多項式である。デフォルトでは3次の多項式で近似される模様。次数はオプションで変えることができるけど、あまり次数を上げるとすげー振動しだすと聞く。そんなわけで、半値幅もInterpolatingFunctionの最大値を求めて、その半分になるx座標をもとめてやればいいんでは?というのが私の考え。半値幅を出すのにもっといい方法があるのかもしれないけど、いまんとここれぐらいしか考え付かない。
関数の最大値を求めるFindMaximumと、方程式の根を求めるFindRootを使えばこれが実現できる。
m=FindMaximum[f[x],{x,0}]
FindRoot[f[x]==m[[1]]/2.0,{x,0.0001}]

みたいに。
FindMaximumの第二要素でその近傍での極大を求めるという設定。この関数の返す値は、{{値、その座標}}というリストになっているので、FindRoot内では第一要素を取り出して使っている。
FindRootの第二要素はその点から根を求めていくための基準点で、ここをうまくとってやらないと、欲しい部分での解が出なかったりするので要注意。

そうそう、B4が1人、近藤効果とRKKY相互作用の競合in2重量子ドットの論文をゼミ課題に選んだ。おぉ~私のやってることとがっつりかぶるぜ。後輩が近藤効果を自発的に選ぶのは初めてだな。(ボスが押し付けた例はあれど)結構勉強するのしんどいだろうから、つぶれないようにいろいろ配慮したほうが良いかもなぁ。しょっぱなから2不純物近藤問題を理解しろとかきついやろうし。このまま近藤方面を邁進してくれて私が作ったプログラムとかお蔵入りせず使ってくれると嬉しいんだが。

2008年8月28日木曜日

月末だ

ふと気づけば8月がほとんど終わっている。全部終わるとどっと疲れが。ヨーロッパとか家業とか式典とか緊張が続いてたせいか、すげー疲労してる。疲れってこういうことなのねって感じで芯からだるい。普段はあまり疲れないように生活してるからなぁ。あぁでもプロシーディングの訂正締め切りが明日だ・・・やらねば。明日が終わればしばらく寝て過ごそう。じゃないと本気で寝込みそうだ。なんか8月結構ハードだわー。9月10月も学会シーズンで地方への出張が待っている。それに向けてのデータ整理とか教授からずっと言われてる論文書いたりとかなーんかこの後もバタバタしそうでいろいろ予定を考えると、さすがにうぉぉーやべーって気分になる。ぼちぼち後半の戦略も立てなあかんし、一度頭を切り替えるのが必要だなぁ。焦った頭じゃろくな考えが浮かばんだろう。山篭りでもしてくるか。

高校時代の友達から、「検索したら記事出てくるで」って言われてあわててYahooった。本人ぜんぜん知らんかった。Yahooのほうがググるよりヒット数多いのが不思議。アルゴリズムとかの違いか?検索エンジンって不思議だなぁ。新聞関係とかは提携の仕方とかが違うんだろうなぁ。国内ニュースだったらYahooの方が強いということか?あー実名で検索してなんか出てくる、しかも画像つきかよって若干怖いなぁ。ここで怖いって感想持つ時点でかなりアレな傾向があるよな。しかしなんか私1人笑いすぎやろorz。微笑にしときゃいいもんをやたら「いえーい」って感じだもんなぁ。上品とか色気と常に程遠いキャラを行っているなぁ。こんなことだから(ry

2008年8月27日水曜日

やっぱりオチがつく

前からちょっと触れてるかもしれないんだけれども実は研究関係で賞をとりました。賞の名前とか書くと本人特定されそうで書けないけど。アホーなこと書きまくってるから火種は避けたほうがよし・・・。で、授賞式があるというので行ってきました。

学術の賞というと地味ーなイメージで授賞式っちゅうてもさらっとしたもんと予想していったら、予想外にゴージャスというかすごい本格的で本人びびりまくりです。外資系大手の力ってすごいなぁ。だって会場にシャンデリアとかばんばんあるし。ブーケとかまでもらえるとは。
すごく丁寧な進行といいヘアメイクしてもらったり、こんなに大事に扱ってもらってよろしいのだろうかと恐縮&緊張でがくがくしまくってました。↓は懇親会会場(終わりかけ)














母親が喜んでたのが何より嬉しかったな。

自分がやってる研究内容であるとか、能力であるとか、結果に自信が全くないので、受賞の通知が来たとき、「なんかの間違いじゃないのか・・・」とか思って、当日も不安と場違い感に苛まされていた。紹介の前に、選考委員の先生が、選考理由をスピーチされるんだが、そこで、自分の研究で一番実は苦労してて、時間もかかってるけど他人が分かってくれない部分が選考理由の一つだったことを知って、泣きそうになった。そうか、ちゃんとその部分も選考されてるんだ、分かってくれるひとがいるんだなと。何か好きなことや興味あることを続けることは無駄ではないのだな。感動するのがそこってやっぱりずれてるのかな。
(ちなみに自分のスピーチは自分の趣味とかと絡めたので1人だけ浮いてたかも・・・やっぱ普通は研究内容をメインに言うのか。んーまぁ毛色が違うのがいたほうがおもろいだろってことで)

そしてもう一つ嬉しかったのが、懇親会に東京にいる後輩が来てくれた事だ。仕事忙しいっぽいのであーむりかなぁと思ってたら最後10分前に来てくれた。いいことがあったときに、利害関係なく祝ってくれる仲間がいるというのは本当に嬉しい。同業者はどうしても「自慢かよ・・・」とか思われそうで、素直に嬉しいとかこういうことでいえない気がする。嬉しい気持ちを素直に言える相手というのは大事だな。

ちなみに大阪帰ってきて電車乗ってるときにこの後輩がくれた癒し系?音響グッズが突如パッケージの中でなり始めてホーホケキョ、カッコーカッコーとか言い出してちょっと焦った。このグッズ、見た目が木炭なのでパッケージから出してると明らかに怪しい。へたに動くより「電車の新しいBGM」と周りに思い込ませるのが得策と思ったのでそのまま降車駅まで鳴らしておいた。周りにばれてたんかなぁ・・・まぁあとで自分が爆笑できたからなんでもいいや。

どんなイベントでも最後にオチがつくあたりがやはり大阪人なのかね。

2008年8月24日日曜日

多忙な8月

実家の繁忙期も今日でおわり。やれやれ8月は忙しい。実家が終わったと思ったら次は自分の用事が待ってます。火曜日にちょっととあるブツの授与式に東京へ赴かねば。普段東京に行く用事(学会)に比べれば至極めでたい用事なんだが、そこでスピーチとやらをしなくてはいけないらしい。はー、たとえ短いとはいえ、記憶力がいけてねぇ自分にとってはきつい話です。学会発表もだいたい内容覚えてはなすけど、スライドがあるからそれ見てれば自然と話思い出すよな。ちょっとぐらい「えー」とか「あー」とか言ってもOKだし。スピーチって原稿ガチ見でやるわけにもいかんし・・・。今から必死で覚えます。大阪人としてはなんかネタを入れなければならんのだろうか?日程的にもその日はいろいろ体調不良におちいってそうだし、壇上で貧血⇒昏倒とかなったらまたいらん伝説が・・・。(院試とか阪急で実際「貧血⇒もうだめぽ」を経験してるだけに)とか考えると、うぁぁ超不安だ。そんなわけでめでたいはずの出来事でものごっつう不安におちいってるというだめじゃんな状態だったりする。

まぁそれもしかり、なにがショックって日本の食事がおいしいせいで、せっかくオランダであまり食べずに減った体重が増えてたことだ。日本のご飯おいしすぎ。そして実家に頻繁にいるせいで、アレも食え、これも食えとめっちゃたくさん食事が出てくるのも原因だ。ふつー夏は食欲減退して痩せるはずが真逆かよ・・・。最近涼しいしなぁ。早く通常の院生生活にもどらないと研究も体重もヤバイ~。

2008年8月22日金曜日

居場所

今日は実家の仕事を手伝ってから登校という結構しんどい一日だった。まぁ実家の仕事のほうが正直性格にあってない接客メインなので研究を理由に早い目に切り上げて研究室に引きこもりしてるほうが精神的にはラク。
昨日から母方の祖母が泊まりに来てて昨日の晩は家の隣にあるバーに女三代で飲みに行くというわけのわからんイベントがあった。母方の家系は酒が強すぎる。祖母、母の酒のキャパシティは私をはるかに凌ぐ。今日が締め切りの仕事があったんで私は早い目に帰ったが、その後も盛り上がってたみたいであまりに帰りが遅いから心配して迎えに行った。家で待つほうの心配な気分とかがちょっとわかった。

手伝いながら「この産業の今後の展望は・・・」とか考えてさらに疲れる。接客するというのは疲れる。向いている人もいるんだろうが。主導権やペース配分が自分になく、他人の都合にひたすら振り回されるのが苦手なんだろう。そもそも人と会話するの苦手だし。久しぶりでもないんだけど研究室に行ってPCの前に座り、調べものとか考え事してると「あぁ心が平穏だ・・・」とかおもってしまった。理論物理の研究だとある程度はマイペースにできるし、自分でちょっとづつわかんないことしらべたり、数式といたり、プログラム作っていって空白を埋めていく感じが、箱庭とかレゴに通じるような、なにかをこっちがコントロールしてるような感じがあっていい。そりゃ締め切りとか論文書け圧力とかもあるけど時間の使い方とかはある程度自分で決められるし。やっぱり理論系でアカデミックやってくのが向いてるのかなぁとか思うこの頃。営業とか対面販売とかは無理だなぁ。

2008年8月20日水曜日

院試シーズン

研究室の院試打ち上げがあった。大学院入試はなんだかんだいって科目も多いし大変だ。自分が受けたのはもう何年も前のことだし、試験から離れて久しいなぁ。今回の場所は、千里阪急ホテルのプールサイドのビアガーデンだった。明らかに、同じく院試打ち上げのグループがもう一組いた。ビアガーデンでも場所がホテルだとなんかちょっと落ち着いた感じがする気がしていいかも。いいホテルのラウンジとかは重厚感としーんとした感じが結構好き。紅茶1杯1200円とかだからおいそれとは行けないけど。料理がラムのジンギスカンで、ラム肉結構好きなのでよかった。好き嫌い多いくせに結構くせある味のものも好きだったりする。

すげぇ嫌々やってた訂正もやっと一段落。家でやるとき、一時間やっては一時間本を読みてなペースで作業してたので、ずっと読もうとおもって放置してた「西の魔女が死んだ」と「鴨川ホルモー」を読んだ。西の魔女、良すぎ。あぁぁあのときこうしておけばていうマジ後悔(それから救われる瞬間の表現がいい)とか家庭内のすれ違いとか誰しも大なり小なりあるような内容なせいか、頭に残る部分がさらっとした文章なのに結構ある。映画化もされてるっぽくて興味あるけど見たら目から汗でそうでやだ。同じ作者の「村田エフェンディ滞土録」もいい。なんでこの作者あっさりした文章なのにこっちの弱いところを突いてくるかね。
「鴨川」は鹿男と同じ人で帯の文章から想像してよりずっとファンタジーした内容だった。さらーっと面白く読める娯楽な作品。鹿男同様ドラマとかにしたら面白いかもなぁ。

2008年8月19日火曜日

2時間

論文の訂正とかいう実に自分が苦手とする作業をせねばならんので、ついぐだぐだモード全開になりそう。暑くてよく寝れないので効率わるー。

そういえば、なんとも珍しいことに映画を見に行く機会があった。その前に映画見に行ったのはたしか「亡国のイージス」だったはずなので実に3年以上ぶりか。しかし、直近でみたのが「イージス」ってどうなん・・・。しかもあんまり覚えてない。ラストが原作とちがうぜーっと思ったぐらいか。今回も偶然原作を読んだことのあるものだった。そしてラストが原作とまた違った。映画版のほうが終わり方としては好みだった。全体的な雰囲気とかも。原作では私の読解能力の問題なんだろうが、主人公はなんだか「自分って理解されないだろうし、ずーっと同じような毎日が続く、このまんまなんだろうし、でもそんな自分って(ry」な自分と(もう1人?)で勝手に世界が完結しちゃってる風が漂ってて、読んでて「はぁ~さいでっか、好きにして」と、どうも話に入れなかった。やたら殺すやら死ぬだのワードがでてきてなんかあいたたたって気分になるし。死ぬとかおおよそキレイなもんじゃないだろうしそんな軽くに使われてもね。現代の若者を描写したつもりなんかもしれんが、現代の人間だってもっと生に執着してあがいて生きてるとおもうぞ。

映画のほうは、抜け出せない不条理なルールの象徴的なものに無理なのは分かってても対抗してあがいてみるシーンがあったり、「終わりのみえない単調な日々、社会の閉塞感、不条理。でも自分の日々の行動でなにかがちょっとづつでも変わるかもしれないんだし。同じように見える毎日でもすこしづつ違うんだろうし」みたいなもうちょっと諦めずになんかやってみようぜな先への希望ある流れを勝手に感じた。作った側の意図がどうかはしらないけど。とくに最後らへんで。やっぱり主人公やメインの登場人物に感情移入や共感はできないけど。原作のラストよりずっといいとおもった。小説と違って主人公以外の第三者目線から見てるようになっているので、主人公以外の感情とかが描かれてるのも。いろいろ意味深ぽかったので、あーどういう意味でこのシーンもってきたんだろとか見ながら無駄にいろいろ考えた。何回か出てくる金属の円盤つかったオルゴールは閉じた円の上を針がまわるように同じことが延々繰り返されるってことの暗示で部屋の住人の絶望を表しているんかねとか。しかしまぁ2時間もスクリーンを見続けるのは結構しんどいな。ところでこの感想だけで何見たか分かったらその人は凄いかも。

2008年8月17日日曜日

ぼちぼち日常へ

まだなんか頭ぼーなのは時差ぼけか暑さのせいなのか。もともとぼーっとしがちだが。

ここのとこ昼食や夕食を実家で食べているので、そのときにオリンピックがらみの映像をよく見る。そして父親がなんかぎゃーぎゃー横で言ってて騒がしい。私は真逆で基本スポーツ見ててもあんまり熱くならないけど日本の選手が勝つとうれしいな。レスリングとか水泳はおもわず箸をとめて画面見た。それにしてもスポーツ選手ってすごいな。私がやっとこさ50m走る時間で100mとか走るんだろ。ハンマー投げの室伏選手はD論まで書いてるらしい。凄い。

あーこないだの会議に出した論文のレフェリーコメント帰ってきた。早いな。もうちょっとゆっくりでいいのに。めずらしくヤバイ状況ではなかったけど、「ミススペルが多い」って書いてあってどうもすんませんことでって感じだった。うわー急いでかなり雑に書いたからなぁ。いいわけがましいけどTexはワードと違ってスペルチェックしにくい。なんかいい方法をさがさないとなぁ。やっぱ本文はワードで書いてあとでTexに貼り付けるのがイイのかもしれない。訂正締め切りが29日とかきっつぅー。26日に東京いかなあかんしそれがらみの書類がごたごたとあったり、この時期なんか忙しい家業とも兼ね合いさせなあかんし結構日程がタイトです。。20日ぐらいまでは一応休養するつもりだったんだがあんまりほっとくとやばいので今日ぐらいからぼちぼち仕事開始してる感じ。で、あと1ヶ月でまた学会っすよ。その1ヶ月先にもまた学会あったりする。今年もいっぱい旅できそうだ。まずは物理学会@岩手で小岩井牧場にいって心癒すのだ。

2008年8月14日木曜日

帰国

帰ってきた。すごい時差ぼけ。私の場合、時差ぼけは胃腸に来る。
そして暑い。アムステルダムはこっちより10度ほど気温低くてずっと「寒っ」ばっかり言ってたので気温差がこたえる。
で、日本のニュース10日分しらねー。オリンピック始まってるし。
今回の旅はほんといろいろ起こってなんかトラブル対応能力が鍛えられた。英語でガチで交渉とか盗難届けとかほんましんどいわー。隣の研究室に混ぜてもらってなくて単独やったらだいぶやばかったなぁ。感謝。ホテルの代金支払いにJAL提携のVISAカード使えないとかありえないよ。1人で海外はまだ無理やなぁと。そしてやっぱMasterカードも作ろうかな。

おもえば結構あちこち観光に行った。会議の内容があまり関係ないの多かったし。日数も多かったしなぁ。IVCのときの半分ぐらいしか会場いってないや。まぁ自分の発表はこなしたし。何度目かの国際会議にしてやっと外国人の客がポスターにきて、英語でディスカッション的な流れになった。4人も外国人来ると疲れる。はたして私の言ってる内容は通じてたのか?日本人を入れると説明した相手10人越えてる。すごい疲労した。

電車つかってアムステルダム以外の都市にも行ったり(国境も越えたり)、今までにない行動範囲だ。お隣のグループの行動力はすごい。行った中でもハーグがよかった。アムステルダムより道幅が広く、池とかの水がきれい。チャリが暴走してない(アムステルダムはすべてがチャリ優先)。なんとなく北欧チック。カフェのご飯が比較的うまかった。マウリッツハウス美術館が凄く良い。
マウリッツハウス美術館はフェルメールの「真珠の首飾りの少女」って絵が有名らしい。もともとマウリッツさんとかいう偉い総督の家を美術館にしただけあって内装もゴージャスで中ぐるぐる回るだけでもいい上に、作品も有名どころがそろってるぽい。いろいろ見た結果わたしはどうやらレンブラントとかよりもその前の北方ルネサンス?(よく知らん)な明るめでのっぺりした絵が好きであるらしい。このへんの時期の画家の肌とか体の書き方ってなんかすごくいい感じだと思う。ホルバインって人が書いた女性の肖像画が妙に気に入った。肌の質感の感じとか合わせた手の書き方とか清楚系なんだけど艶っぽいっちゅーか。なんちゅう感想だ。

以下ハーグの写真

2008年8月11日月曜日

ハプニングな日々

学会で海外にきてたりする。場所はアムステルダム。
実は会議の内容は関係するところは少なく、自分としては本丸は9月の物理学会とかVASCCAAなのでLT25は休暇代りにしよっかな~とか思ってたんだが。休暇にしてはなんというかハプニングフルな事態になっている。
まず初日。ホテルについたら「バスルームが壊れたから一泊別のところにいってくれ」
はーまじっすか。別のところってのがまた、シャワー・トイレがほかの部屋と共用とかいういままで泊まったことないニュータイプだよ。やれやれ。一人だけべつのところってかなり心細い。初日から日本に帰りたくなる。
その次の日からはもともと予約してたホテルに泊まることができて、ここはわりとまともだったのでいいんだけど、昨日ベルギーのブリュッセルまで遠出したら財布すられた。うー現金全部やられたやん!まぁ2万ぐらいだけど。なんか犯罪うんぬんよりしてやられた感が悔しい。あー海外何度目かってことで油断してたな。こんどは財布にもチェーンとかつけまくろう。保険も現金には適応されないっぽいしな~。すごい損した気分。
そんなこんなで結構涙目です。観光は面白いんだけどね。
こっちいるのもあと2日ほどなんだがこれ以上アクシデントが起こりませんように。

観光とかについて詳細に書くには学会会場の無線LANが弱すぎる。日本帰ってからまとめよう。

2008年8月3日日曜日

トラブル

準備おわったとかほざいてたら大問題が発生した。ホテルからギャランティーにつかってるカードが認証されないから予約が保証できないとかいうメール来た。まじでか!
代わりのカード番号送れとか言われてメールでおくるんかよなんか超危険な香りだよなとか思いつつ送ったのち、「おいまてよ釣り詐欺じゃ・・・」という懸念が頭のなかでぐるぐるしてきたので昨日の深夜に現地は昼だろうからと電話してみる。日本とは違う変な呼び出し音のあとおそらくオランダ語と思しき言語で挨拶かまされてびびる。とりあえず「はろー」っていってみるテスト。
メールで送ったのもうまく認証できなかったらしい。結果的に悪用とかできない番号送ってたわけでセキュリティ的にはよかったような?よくわからんが「電話くれたから予約は確保しとくよ」てなニュアンスと思しき発言げっとしたのでまぁええかとひたすら「さんきゅー」言って切る。でまた、使えるカード番号できれば送ってくれっていうメール来てたのでさっき電話したら「いま担当のマネージャー非番だから10時間後にまた電話してくれ」てなったのでまだ解決してない。10時間後ってこっちは朝5時か・・・。ていうかほんま海外に電話とかほとんどやったことないんでガクブルすぎる。こっちの英語もすんげー片言だから向こうに通じてるんか不安だ。これもう一回せなあかんのかと思うと真剣に気が重い。でも確証とっとかんと行って宿がないとか涙目すぎるしなぁ。やっぱケチらず代理店を通したほうがラクだな。

で、なんでカードがダメだったかというと、切り替えされてるのに手元にあるのが古いままでその古い有効期限を伝えてたのが原因っぽい。えー新しいの届いた記憶ないんだけど。間違えて新しいほうほったとか?ぼけてる。それも再発行手続きとか明日行ってこなくては。うーん向こうで限度額大きいほうのクレジットカード使えないとか痛すぎるぞ。なんで直前になるとこういろいろややこしいことが起こるかなぁ。教授からも出発直前になって「論文書くように」とかいうメールくるし。だから旅行嫌いなんだよ。仕事じゃなきゃ100%遠出なんてするかい。

2008年8月2日土曜日

ロード完了

しあさってから出発なのだが、準備がほとんどできてしまった。
基本的に、どんな用事でもその何日か前に準備が完了するように物凄く前から動くほうだ。子供のころ、いろんなことをギリギリまで放置してひどい目にあったことが何度もあるので懲りているらしい。体力がないので直前のスパート(徹夜とか)が効かないし。準備が行き届かず、何かに不自由することに対する恐怖みたいなものが強い。なので常に「今度これがあるからそろそろ今週中にあれをこうして」みたいな風に用事に追われている感がある。予測、結果参照、予定修正の繰り返し。

おかげでまぁなんとか必要事項はクリアしてるけどなんかあんまり心休まる時間というのがない。用事済ませちゃって休んでいい日を家でぼーっとしてても「は、あと一ヵ月後にまた学会やん、ぐだぐだ寝てたらあかんがな」⇒結局なんかしてる、みたいになる。ヒマしてたり本業から離れると超不安になるな。

この傾向の弊害がもう一つ。先のことを考える能力は必要なんだけど、それが過ぎると現在に集中する度合いが減る気がする。特に、楽しいはずの時間に仕事と同じように先読みしだすとよろしくない。旅行中とかにありがちな、どっか観光しながら「このあとどう回って・・・」みたいにプランニングしたり。ツアコンじゃないんだから今見てるものに集中したほうが楽しめるだろうに、ついどうやれば効率が最大限になるかとか考えてしまう。たまにはリフレッシュせんなぁ。国際会議に行くといやでもしばらく日常から切り離されてものすごくヒマしそうだからいい機会かもしれない。

誕生日から自分の色とやらを見つけて性格とかを占ってくれるサイトとやらがあると聞きやってみる。
http://www.colorstrology.com/
べつに占いが超好きってわけじゃないけど、このサイトはなんか良い。なにがいいって、色合いがキレイ。パントンという色見本をつくってる会社が作ってるだけあって。インターフェースもFlashでサクサク動いてなんかよいぞ。自分の誕生日の色はピンクベースの、夏場にしちゃちょっと暑い目な色だった。結構好きな色だからいいや。だが性格=passionateは自分には当てはまってないと思う。

2008年7月29日火曜日

Windows PE

明日が論文締め切り&ポスターのプリントアウトなので明日さえ済めば・・・。
目先にやらなあかんことがあるにもかかわらず、まったく関係ないものに心惹かれて昼間はそればっかり調べてたもんで今必死こいて論文とかの訂正作業している。だって訂正とか苦手なんだもん。細かいミスタイプさがしたりそれを一個一個つぶすって超苦手。性格が大雑把だからな。つい逃げたくなる。

心惹かれてたものはWindows PE。 Vistaの最小構成みたいなもんでできてるらしく、これをベースにしてブートCDとかをつくれるらしい。いろいろ制限はあるものの公認の仮想OSみたいなもんをつくれる。Windows 自動インストールキット(WAIK)をインストールしとくと、VistaPEとかのソフトをつかってVistaのインストールCDがなくても緊急時のブートCD(Vistaベース)が作れるっぽい。合法で。VistaPEを使うとスクリプトを追加することで、自分とこにインストールされてればUltraVNCやPuttyなんかも構成に組み込むことができる。そこでDirectImage XMLっていうソフトも組み込んでおけば、無事動いてるときにHDDをイメージファイルとして丸ごとバックアップしといて、やばくなったときにPEでブート、DirectImage XMLでリストア、としてやると、メンドクサイ再インストールやその他もろもろの設定なんかしなくても元通りてなことができるらしい。しかもタダで。

で、なんか便利そーやんってことで自分用便利ブートCDを作ろうとしたわけだが、なかなかうまく行かない。WAIK+VistaPEで最低限の機能をもったのを作ってVMwareで動かすのはできたんだけど、DirectImage XMLを組み込むのがうまく行かない。スクリプトとソフトのバージョンがあってないとか?調査中。まーDirectImageXMLがだめでもWAIK自体にHDDをイメージとして(wimって形式らしい)キャプチャしてそれをまた展開する機能があるImagexが搭載されてるらしいのでコマンドラインでごりごり作業するのがあれだけど何とかなる模様。WAIKのみでカスタマイズする方法ってこれかhttp://pnpk.net/cms/archives/293 まぁ時間があるときにまた試してみよう。

2008年7月28日月曜日

豪雨

集中豪雨にもほどがある。北摂でもかなりひどくて、なのに予約入れてる用事があったためすさまじい中を駅まで1.5キロ歩く羽目になった。かなり近くに雷とか落ちてなかなか耳が痛かった。下校中の子供がかなりテンぱってた。雷苦手な子は多いんだな。窓から見てる分にはきれいだけど、すげー音してる中歩くのはさすがにちょっと勘弁。まぁ雷より気流の変化でできる竜巻を恐れていたんだがそれはなかったようでよかった。着てる服が重くなるほど濡れ、靴の中まで水浸しとか数年ぶりだ。

長期出張にそなえてPCのバックアップをとる。今の時期PC壊れたらいろいろ壊滅してしまう。データーは取ったけど、システムバックアップをどうしたもんか。HDDのイメージファイルを作る+やばくなったときのブートCDを作るってのが定番みたいだけど、フリーソフトで済ますことはできないものか。お金出して買えば一発で簡単にバックアップ+ブートCDができるよってソフトあるみたいだけど学生としちゃフリーで済ませたいわな(頻繁につかうわけじゃなし)。HDDイメージファイルを作るだけならフリーソフトはあるんだけど、いざ問題が発生したときにつくったイメージファイル使えないよってオチになりそうだ。(システムが逝ってしまわれてたら起動自体できないし)全部フリーで済ます方法が解説されていたのでこれを試してみるか。

2008年7月27日日曜日

朝寝できない休日はつらい

今週末は土日ともに家業の手伝いで休みがなかった。疲れた。しかもあとで見ようとある番組録画してたらなぜか最初の10分にエラーが起きていた。だいぶがっくし。DVDに録画ってエラー起こりやすいのか。

金曜日に就職した友人に久しぶりに会った。理系からおもちゃ会社に就職した変わりもんだ。新製品カタログとか見せてもらったらなんか結構欲しいかもとか思ってしまうのが何個かあった。アイスクリーム製造器とか最近アイスが主食だからだいぶ欲しい。しかし高いな。それにしてもおもちゃにバイオメタルとかいう形状記憶合金系の新材料を投入してたりこの会社なかなか攻めてるっぽい。ぜひこんどは複雑系とか量子効果を。仕事してるとその分野の情報やら先端技術関連の話がようさん入ってくるみたいでそれは面白そうだと思った。

HPのTouchSmart PCに惹かれる。CM見ててっきりAppleかとおもった。iPod touchをでかくしてWindowsとOffice積んだような。とりあえず見た目がよい。欲しい。メーカー製でOSが64bitとはめずらしー。しかしタッチパネルでぐいぐい操作できるの面白そうだけどタッチパネルの強みを生かせるソフトがどれだけあるねんとか考えるとだいぶ謎。いまんとこタッチパネル連携なのはオリジナルアプリケーションだけだろうしなぁ。ブラウザもタッチパネルでとか紹介されてたけどfirefoxじゃないだろうし。アドオンでいろんなソフトにタッチパネル連携機能追加できたら可能性は膨大だけどな。ちなみにタッチパネルは光学式らしい。前見たノートPCでタッチパネルのはディスプレイになんか妙なビニール膜感があったがあれは感圧膜式かな。光学式は枠部分に赤外線センサーが仕込まれてて、赤外線がさえぎられることで反応するらしい。位置情報の検出にはやはり干渉とかつかってんのかとか考え出すとぐるぐるするが、こっちのほうが耐久性高そうだし画面もきれいそうだ。こないだみたエイリアン展の、ディスプレーじゃないフツーの面に画像を投影してるのにタッチパネルのような挙動をしてたのもこれか。

2008年7月24日木曜日

中休み

爪ケアしたはずがなんか痛いような・・・っていう不安を見て見ぬふり。さて、目先の準備はほぼ済んだので、次に向けての準備をまったりと。次の学会のために、次の次の学会のために。
久しぶりに論文読みつつ解析的な計算。まったり焦らず思考を進めるのはとても贅沢な気分だ。大抵、「うー今日中になんとかせんとやばい」とか胃キリキリしながらやってるからな。焦りがなかったらわりと楽しくやれるんだけどなぁ。このまったり期間に長らく、やらなあかんのは分かってるけどなんか嫌やなぁと避けてた磁化率あたりの議論にそろそろ踏み入るかと。まぁ近藤効果やってるのに磁化率の計算してないとかちょっとアレだしなぁ。(電気伝導度メインだからスペクトルしか計算してない)なんで磁化率がいやかというと、定義が何個もあってわけわからんからだ。名前も帯磁率とか磁気感受率とか、ほかにも動的なのがあるとか意味フ。磁化率の方が一般的らしいけど、なんとなく帯磁率のほうを使ってしまうかな。
磁化率のもともとの定義は、磁場をかけたときにどれだけ磁化が発生するかてのの比例係数らしいんだが、それだと、理論では計算しづらいので、「磁化のゆらぎ」を用いて定義した式のほうをつかう。カノニカル分布下では磁化率が磁化ゆらぎの2乗に比例するんだと。まーたしかにこっちの定義だとNRGでは超計算しやすいな。動的帯磁率についてはいまんとこさーっぱり。皆、この量を計算してるっぽいけど、なににいいんかいまいちよくわからん。そんなこといってるレベルではさすがにヤバイ気がするので、しばらくその辺をお勉強するか。

2008年7月23日水曜日

爪きり

この数年、私は自分で足の爪を切ったことがほとんどない。

というとなんかすごい誤解されそうだが。巻き爪気味なので、フットケア専門のところに行って切ってもらっている。巻き爪はつらい。歩くたびに脳天まで抜けるような足の親指からの痛み。経験者にしかわからんだろう。つま先踏まれたときとかもう死ぬかと。足裏のツボ?的には足の親指は頭に相当するらしく、そんなの聞くと痛いのほっとくと頭の働きが悪くなりそうな気がする。準備がいろいろ一段落して、結構のんびりモードになってきて時間がとれたので、今日はその巻き爪をなんとかしにいった。ここんとこちょいちょい痛くてヒール低い靴しか履けなかったからな。なんだか巻き度はそこまでじゃないけど、皮膚が柔らかい方だから痛みを感じるんだそうだ。そういやサンダル素足で履いたりしたら一発で足の甲とかの皮がめくれるんだがそれも皮膚が柔らかいせいか。痛いのが解決してすっきりしたので調子乗って2駅分あるいたらへたばった。

そしてピカチュリン。うちの研究室でもオープンキャンパスにむけてなんかナノテクとか燃料電池な研究室紹介用キャラつくろーぜってのがこないだ昼ごはんときに話題になって、そのときに出たアイデアがピコチュウとナノチュウだった。(あとは水分子型の某ねずみキャラそっくりな”すいそくん”とか)どこも同じような発想かw。よし、我々もなんか新しいのを発見して痛い名前を・・・。

作業用BGMで聞いてるせいかNightWishにまたはまってる。ターヤいいな。欲しい曲がいくつかのアルバムに分散してるので買うのに躊躇。ベスト版買っちゃったからかぶるのもあるしなぁ。でもOceanbornはほしいなぁ。ボーナストラックのNightquestがいいのでそれつきのをAmazonで探したら3~5週間かかるって、出張にまにあわんがな、うー。

2008年7月20日日曜日

説明するのは難しい

昨日は4時間ほどクーラーのない空間にいた。そのせいで物凄く消耗したらしく今日は昼からひたすら寝てしまった。汗をかくと老廃物がどうこうとかよく言うが、同時に栄養分も流れ出してしまう気がする。チョコラBBでも飲まねば。サマソニとか興味あるけど絶対無理だわと。

夜になってやっと活動する気になったのでとりあえず連休中に仕上げないといかん発表用のポスターをまったり作る。A0で横で作るのは初なので図の配置とかの勘がなく戸惑う。こないだイラストレーターでA0ポスター作ってPDFにしてプリントしたらなぜかプリンターとの相性か、余白処理とかがうまく行かなかったので、図をイラストレーターでつくってそれをパワーポイントに貼り付ける方法にしてみる。イラストレーターは数式は支援してないので、Texで書いてそれをepsに出力してそいつを貼り付けるという方法をとる。epsの図にしてもイラストレーター側では数式をフォントもしくはアウトラインとして処理できるので編集できるみたいだ。数式の処理に関しては、ココのサイトが詳しく書いてくれてる。ちなみにこうやって作ったepsの図はやたらバウンディングボックス?がでかかったりするが、パス消しゴムツールでボックスの先のパスを消してやればコンパクトな形にまとまった。

ポスター作りながら、自分のやってることの説明を考える。たまに研究内容はどんなこと?的な話になることがあるんだが、うまく説明できたことがあまりない。キーワードは2不純物近藤効果とNRGとSTMで、物性(理論)の人間にはこれだけ言えばほとんど通じるんだがそれ以外の人に説明するとなるとむずかしい。とはいえ、後期は院の学生に自分の研究内容を平易に説明せよという「レビュートーク」とやらがあるのでいい説明を考えねばいかん。せめて、なんでこれをしようと思ったのか、何を面白く思ったのかが伝わる説明を考えたい。

ちなみにいまやってる研究で一番力いれてるのがNRGという計算手法の理解と応用だったりする。物理屋として現象より計算手法に興味深々(というか萌え)なのはどうかという気もするが、そうなんだからしょうがない。なんでNRGかというとその原理が素敵だからだ。

NRG(数値くりこみ群)は、なんとなくスーラの絵とかドット絵に似ている。すごい目を近づけて見ると、単なる点々しか見えないんだけどちょっと遠ざかってみると、絵柄が見えてくるというアレ。つまり、視点をどんどん遠ざけていくことで、枝葉末節を省き、大局的にどうなるかを見ようとする技術といえるかもしれない。物理だと、微視的な条件が、マクロな物理量にどう影響するかっていうのを探るっていうことに相当する。量子論とマクロの世界をつなぐ強力なツールだと思う。量子の世界の決まりがどうやって自分たちが感知するマクロな世界に影響するのかっていうのはずーっと疑問に思っている。マクロな物質である磁石が磁石になるかならないかなんてことも実は量子な相互作用が原因とかそりゃー理論を追ってけば式とか言ってることは理解できるけどやっぱり不思議な気がする。というわけでミクロとマクロのギャップをつなぐような話にはなんか惹かれるわけだ。
ライフゲームなんかも、微視的条件だけを与えて、マクロなレヴェルでどうなるかを調べる話ってのでつながる気がする。くりこみ、パーコレーション、セルオートマトン、フラクタルあたりはこのあたりで密接に絡んでて、わかればなんかすごく面白そうだと思っている。とはいえ全部理解できる日がくるんかねぇ。