2009年1月26日月曜日

長年の疑問

前々から思うことなんだが、なんで日本の大学は留学生超優待なんだろう。
こないだも円高とかリーマンショックで留学生の生活が大変、救いの手をって新聞記事になってたけど、救わなあかんのは留学生だけちゃうやろうと。いっとくが国費で来てる人々はかなりいろいろ手当もらってて余裕アリだぞ。

まぁこういうこと外で言うとなにかと叩かれるし、自分が困ってるわけでもないのに嫌な奴と思われそうなのでなにもいえないけどな。

自分たちによこせとか彼らにやるなってわけじゃなくて、なんだかリソースの配分にあまりにも偏りがあると、国内の学生のやる気を削ぐよ、それって結果的に損なんじゃないのってことが言いたいのだ。

国内の学生への補助は手薄だと思う。奨学金はほとんどが返済義務アリだし。企業や国が出す、返済義務なしの奨学金はほとんどが留学生対象。そりゃDに進学する日本人が少ないわけだわ。博士課程の日本人率が少ないって問題だと思うんだが。進学する人数が少ないからって留学生補充というのは本末転倒だろ、たいてい皆本国に帰っちゃうし。卒業後に日本の企業や研究機関に定着する率とか考えても、日本人の学生への補助も増やして進学しやすくするのは、投資に見合うリターンが国にあるかと。優秀な子でも、金かかるし、早いこと稼ぎたいですって皆就職してしまう。ある程度の数が基礎研究に居ないと、何十年後かに困ると思うぞ。

私費留学生で大層苦学してる人もいるのでその人たちには助成が必要なのはわかる。だが留学生=まじめ・苦労人、助けてあげなきゃ一辺倒ではないと思う。なにがほんとうんざりするって、大学外の少し年長な方々は「日本の若い学生はさぼってばっかりで留学生のほうがまじめなんでしょ」(ソースはうちの親族)てな発言をされる。それ実情見てから言えよ、まじでやる気そがれるわ。政府高官の方々同じような意見やからのいまの政策なんやろな。頼むから日本人の困ってる子も助けたってくれよ。

たしかに留学生のなかにゃスゲぇ優秀で成果バンバンあげてしかも性格もイイてな超人もいるが、そういう人ばっかでは無いんだよな。なんか長年、あの研究室にいると嫌な部分もいろいろ見てしまって「国際」ていう言葉にアレルギー持ちになる。日本の大学にいるはずなのに聞こえてくるのがよくわからん言語のほうが多いってのは本当に憂鬱。大学院行って外国嫌いになりました。だめじゃん。個人単位ではいい人なんはわかるが、あの環境にいるとフィルターが頭の中にできちゃって狭量になってる自分がいて嫌だ。

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