2009年3月30日月曜日

池袋出張

物理学会に行ってきました。
場所は立教大学。池袋です。すんげーレトロで美しい建物の大学でよかったです。そして立地良すぎ。池袋、個人的には気に入ったかも。でかいデパート、ジュンク堂、ハンズとかでなんでもそろうし全く不便ない。Echikaの甘物などウマーなものもあるしなぁ。ビール半額につられて行ったのに、夢の庭なる居酒屋が料理おいしかった。から揚げが予想外にうまくてびっくりした。その前に東京在住の友人が連れて行ってくれた「音音」なるところもご飯おいしかったので、池袋の印象はイイ。

今回は、はりこんでいつもより高い目のホテルに泊まった。なんか元々不眠気味で、物音が気になると眠れない。ちょっと安い目だと廊下の音声が猛烈に聞こえたり、隣の鼾が聞こえたりで安眠できない。これまでは出張で足でるとかあほらしいてやってられへんとギリッギリのところに泊ってた、そしてそのたびに疲労困憊。健康は金に代え難いと最近思うようになってきたので快適さ重視で選んだ。ストリックス東京というとこにした。コンフォートシングルにしたら広くて快適だった。ベット寝心地いいし、クーラーから変な音するのとか言ったらちゃんとチェックしてくれたし加湿器貸してくれるし、朝ごはんバイキングじゃなしに各人に出してくれるし、ネットの調子がちと悪かった以外文句なし。快適に過ごしたんでかなりまじめに学会出た。快適さはモチベーションに影響するな。

学会も今回は自分の研究にかなりリンクするのが多くて業界の流行とか探れてよかった。レビューセッションで近藤効果の話もあったので聞きに行く。教科書とかだと書いてない、歴史というか流れみたいなものをちょっと窺い知れてよかったかも。大抵の教科書はS-d模型とAnderson模型の話を全く別物のようにぶったぎって書いていて、初見だとものすごく混乱する。S-d模型のほうは、スピンありきの領域だけが有効であるとしている。その結果、Anderson模型の部分空間での有効ハミルトニアンとなっている。そのせいで、摂動展開では局在スピン領域と近藤芳田一重項領域がつながらない。Anderson模型の数値繰り込み群の論文に書いてある謎の図の見方が初めてわかったわ。模型をシンプルにしたせいでシンプルな手法では解けなくなったとかその辺が教訓的であると思う。

0 コメント: