tag:blogger.com,1999:blog-8812644773328213162024-03-14T03:40:39.818+09:00Monologue at midnightこのブログは物理ちっくな専攻の博士課程在学者の平凡な日常を淡々と綴るものです。過度な期待はしないでください。hanky&pankyhttp://www.blogger.com/profile/05334335812933621532noreply@blogger.comBlogger382125tag:blogger.com,1999:blog-881264477332821316.post-25840552115942495272010-01-01T20:52:00.003+09:002010-01-01T21:36:32.866+09:002010年開始あけましておめでとうございます。<br />もう2010年か。早いもんです。<br /><br />去年は本当に忙しくて結構限界チックだったので、今年はもうちょっとゆっくりしたいです。周りから聞いてはいたけど、博士の3年ってまじでしんどいですわ。正直病みました。<br /><br />体調壊したり病んだりした結果、個人の生活を大事にするって重要だなと思いました。ついついもっと結果を、もっと早くとか焦り、常に研究について考えてしまいがちでした。休みの日も家で大学の端末に繋いで仕事したり、家帰ってからも夜中に作業するのがずっと続いていたのでそりゃ病むってもんですな。研究したり知らんことを勉強するのがもともと好きでやってたはずが、いつのまにか「せねばならないこと」になってたり、常に「無駄な時間を過ごしてはいかん」という気分が強くて、ちょっとした用事を頼まれても時間がつぶされたように感じてイライラしたり、楽しくなく日々を過ごすようになったりしてました。博士論文が忙しい以外にも、指導教官が忙しい時期によりによって超しんどい仕事を回してきたり、公聴会前のピリピリしてるときにトンデモなメールを送付してきたり、就職に関して(実家の事情がいろいろあるので)意見をいうと、全否定してきたり、研究室の生活において精神的にこたえることが多かったのもキツかったです。いろんな意味で一生忘れないと思います。<br /><br />実家がすぐ近所なので晩ごはんを大抵親と一緒に食べてたこと、あとツレが延々と話を聞いてくれたのでなんとか乗り切れたようなもんです。ツレの勧めで専門医に相談したのもよかったかな。それらがなかったら、どっかで心が折れててこのお正月迎えてないでしょう。親とツレには本気で感謝です。<br /><br />去年一年の経験から、どんだけ仕事を効率よくこなし、結果を残そうとも、体を壊したり、日々の生活が楽しくなければ何の意味もないなと思いました。頑張るのはいいことだけど、苦痛になるレベルでやってはいかんなという教訓を得た気がします。あと、他人の言うことをあまり気にしないようにしようとも思います。参考や反面教師にするのは良いけど、振り回されて無理して倒れるのはあまりにもばかばかしいです。指導教官とか上司にあたる存在は、それらしいこと言うだけ言うけれど、その意見にそって失敗した場合、結果やこっちの人生に責任持ってくれるわけじゃないですし。なので、今年はもうちょっと気楽に、自分や家族の生活を楽しくすることを主体に生きようと思います。さぼらないけど無理しない感じで。<br /><br />というわけで、今年も皆様よろしくお願いします。<br />初詣のおみくじは2か所ともに大吉だったので幸先は良さそうです。<br />幸多い一年となりますように。hanky&pankyhttp://www.blogger.com/profile/05334335812933621532noreply@blogger.com3tag:blogger.com,1999:blog-881264477332821316.post-76369265634594911052009-11-19T20:52:00.003+09:002009-11-19T21:25:20.367+09:00パブリックコメントfor文科省文科省には1200通のパブリックコメントが届いたとか。<br />きのう出したパブリックコメントを一応アップ。身バレはさすがにアレなので一部伏字。文章もアレだし議論の詰め方も甘い…。書いてて自分は科学技術政策とかほとんど知らないなぁというのがよく分かった。<br /><br />なんとなく今まで、自分が頑張っていることを外部にアピールすることや、政治的なニオイのする行動にかかわることは、若干気恥かしく、あまりするもんじゃないという意識があった。たぶん同業者のなかにはそういう人も多いんじゃないかと思う。昔、知り合いに「今日はこれとこれと頑張った」というようなことを話すと「頑張ったことはわざわざ人に言うもんじゃない、だまって評価されるのを待つべき」というようなことをいわれたこともあったし。なので口を閉ざし、黙って論文を書いていればそれなりに評価されるだろうと言う風に進んできたらこういうことが起きた。今回も「そんなことは研究者の仕事じゃない」と黙って耐え忍ぶのもありかもしれないけど、あとから「あぁーあのときになにかしておけば…」てのは嫌だから。<br /><br /><div style="border: medium dotted ; background-color:AliceBlue"><br /><br />文部科学省<br />中村正春 副大臣殿<br />後藤 斎 政務官殿<br /><br />事業番号13 競争的資金(若手研究育成)について意見を送らせていただきます。<br /><br />私は○○大学○○研究科にて博士課程に在学し、○○○○の研究を行っております○○と申します。民主党政権が目指す科学技術政策「科学技術のフロントランナーを目指して」を拝見し、「モノから人へ」という理念とそれに基づく研究者への資金直接配分や若手への支援等の方針に非常に期待しております。しかし、今回の行政刷新会議の議論を拝聴し、若手研究者育成に対する予算の減額要求に関して強い危機感を覚えました。<br /><br />特に行政刷新会議にて予算減額が要請された、<br />1) 日本学術振興会による、特別研究員制度、科学研究費<br />2) テニュアトラック制度<br />について意見があります。<br /><br />私自身、特別研究員に本年度より採用され、その研究費によって数編の論文を出版し、国内外の学会に参加し発表を行ってきました。研究費を税金から頂いている以上、科学技術の発展に寄与せねばならないと日々真摯に研究を行っております。その研究費や月々の奨励費に関する「生活保護のようである」とのコメントや、博士取得者について「社会的に需要がないのに供給過多になっている」というワークグループ委員の発言は大変残念に思います。<br /><br />日本の研究機関において、博士課程学生・ポストドクターといった私たち20代~30代の若手研究者の寄与は非常に大きいです。名称上、博士課程学生は単なる学生、ポストドクターは卒業後進路が決まらず研究室に残っている存在のように思われがちですが、実際は自ら研究テーマを設定し遂行する自立した研究者として活動しています。ですが、研究費とポストに恵まれておらず、非常に不安定な立場に苦しみつつ研究活動を行っています。<br /><br />研究費に関して申し上げれば、特別研究員制度は博士課程学生が申請できる唯一の公募研究費であり、科学研究費のなかの若手研究はポストドクターが採択される可能性がある数少ない種別の科学研究費です。この2つの科学研究費を減らすことは、若手研究者の海外流出や自由な発想に基づくイノベーション創出の機会を奪うことにつながります。<br /><br />またポストに関しては、常勤教員採用数が博士取得者数に比べて明らかに少ない現状では、テニュアトラック制度が最も現実的な制度だと考えます。<span style="color: rgb(51, 102, 255);">大学における37歳以下の若手教員比率が年々減少している(平成19年度では21.3パーセント)現状</span>を見ましても、テニュアトラック制度のように若手を積極的に採用する仕組みを整備・維持することが必要です。博士取得者がキャリアパスとしてアカデミックのみを追求することが慢性的なポスト不足を招いているかのような委員の指摘もございましたが、周囲の博士学生は企業への就職にも意欲的です。ですが、博士卒学生に関して「狭い専門領域ばかりを勉強している」、「コミュニケーション能力を欠くのでは」等の偏見を持っている人事担当者が多いため、企業は博士学生をあまり採用しない傾向があります。<span style="color: rgb(51, 102, 255);">企業の40パーセント以上が博士課程卒の学生を、60パーセント以上がポストドクターを、そもそも採用する予定がないのが現状</span>です。また日本企業の新卒最重視の姿勢が中途採用として扱われることの多い博士取得者とりわけポストドクターの民間企業就職を困難にしています。博士課程卒業後の民間企業へのキャリアパス形成、それに向けた博士課程在学中に企業が求める能力を備えることができるような大学カリキュラムの改革などは今後必要でしょうし、現場の学生としても望むところであります。しかし、<span style="color: rgb(51, 102, 255);">この不況下では、テニュアトラック制度を縮小したからといって、民間企業への就職者数が増えるとは考えづらく、単なる若手研究者の切り捨て</span>となるでしょう。<br /><br />科学研究費制度・大学制度に数々の旧弊があることは事実です。しかし、<span style="color: rgb(51, 102, 255);">代替制度を運用する前に若手研究者育成関連の予算を削減することは、研究者の人材喪失につながります</span>。知識・技術の引き継ぎが重要となる科学分野において1世代の人材を欠くことは、今後長きにわたり悪影響を及ぼすことでしょう。<br /><br />また、民主党政権の掲げるCO2 25%削減等の実現におきましても、科学技術力の更なる増進とそれを担う若手人材育成は必須であると考えます。予算に限りがあること、削減が必要であることは理解しておりますが、とくに若手研究者人材育成に関連する予算は保守していただくよう切にお願いする次第であります。<br /></div>hanky&pankyhttp://www.blogger.com/profile/05334335812933621532noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-881264477332821316.post-85224201680348648542009-11-18T23:25:00.006+09:002009-11-18T23:48:01.103+09:00事業仕分けの結果(科学技術関連)に対して思うことここ2~3日、研究室では科学技術関連の事業仕分けの話題でもちきり。新聞では主にスパコンであるとか、GXロケットの話題がメインですけど研究室での話題は若手育成関連の予算削減。だって切実なんですもの。<br /><br />私たち博士課程の学生が唯一申請できる公的な研究費は日本学術振興会というところが取り仕切っている「特別研究員」。この制度は、審査を経て採用された博士課程の学生に月々20万(税込)の奨励費と、年間上限を150万とした科学研究費(最近、理論系だと大体50~80万?)が支給されるというものです。博士課程の学生は身分でこそ学生ですが、自分で学会発表を行い、論文を書き投稿するなど自立した研究者としての働きを求められます。支給される科学研究費は主に学会への出張旅費や論文投稿料、必要な器材を買うことに費やされます。実験に比べてかかるお金が少ない理論系ですら国際会議に参加すると一回で30万、計算機として使うためのパソコンが1台40万以上(メモリ12Gまで増設とか数値計算用にいろいろカスタマイズするから)、論文一本投稿すると2万とか普通にかかるので、埋蔵金とか作りようがありません。ちなみに審査は結構キビシいです。審査委員会が開かれて、大勢の委員の採点の上で採否が決まるので(噂はいろいろあれど)公平な方だと思います。決して事業仕分け会議で委員の方がおっしゃったような「ドクターの生活保護」のような制度ではありません。<br /><br />さてこの特別研究員の予算も削減される方向で議論されているようです。さらには任期付正職員として若手研究者を採用する制度(テニュアトラック制度)の予算も縮減するそうです。若手研究者育成関連の予算を切って、今後の科学技術政策をどういった方向に持って行くつもりなんでしょう?<br /><br />応用的、すぐに実用につながるような研究内容であれば、仕分け会議の委員が言うように、企業から直接必要十分なだけ資金をいただくことも可能でしょう。しかし、そうではない基礎的な研究についてはある程度、政府が支援する必要があるかと思います。基礎研究に携わる若手研究者を支援することが、国民の生活向上にどう反映されるかは非常に見えづらいとは思います。しかし、基礎研究というのは種のようなもので、数十年後に幅広く応用され花開く可能性を秘めています。新薬の開発や高性能デバイスも、数十年前の基礎研究が基となっています。また、最近では企業がコストダウンのため、基礎研究を大学に委託することも多く、得られた成果や特許が企業の製品を通じ国民へ還元されています。そうした研究活動に大きく寄与し、下支えしている博士課程学生、ポストドクターへの予算を削ることは、日本の科学技術力全体を下げることになりかねません<br /><br />Web上では危機意識を持った方々が動き始めています<br />Twitterハッシュタグ#f_o_s<br /><a href="http://twitter.com/#search?q=%23f_o_s">http://twitter.com/#search?q=%23f_o_s</a><br /><br />科学研究費補助金の一部の執行停止に対する反対署名<br /><a href="http://www.shomei.tv/project-1343.html">http://www.shomei.tv/project-1343.html</a><br /><br />大隅典子先生のブログ<br /><a href="http://nosumi.exblog.jp/10452121/#10452121_1">http://nosumi.exblog.jp/10452121/#10452121_1</a><br /><br />仕分けまとめwiki<br /><a href="http://mercury.dbcls.jp/w/index.php?%BB%B2%B9%CD%BB%F1%CE%C1%A5%EA%A5%F3%A5%AF#bccc7185">http://mercury.dbcls.jp/w/index.php?%BB%B2%B9%CD%BB%F1%CE%C1%A5%EA%A5%F3%A5%AF#bccc7185</a><br /><br />じゃあ私たち学生でもできることは何でしょう?<br />sivadさんのブログならびに科学政策ニュースクリップにて研究者ができるロビイング活動についてまとめられております。<br /><a href="http://d.hatena.ne.jp/sivad/20090903/p1">http://d.hatena.ne.jp/sivad/20090903/p1</a><br /><a href="http://d.hatena.ne.jp/scicom/20091115/p1">http://d.hatena.ne.jp/scicom/20091115/p1</a><br /><br /><a href="また文部科学省はパブリックコメントを募集しています http://www.mext.go.jp/a_menu/kaikei/sassin/1286925.htm">また文部科学省はパブリックコメントを募集しています<br />http://www.mext.go.jp/a_menu/kaikei/sassin/1286925.htm</a><br /><br />パブリックコメントを投稿された方がブログにアップされておられます<br /><a href="http://d.hatena.ne.jp/roadman2005/">http://d.hatena.ne.jp/roadman2005/</a><br /><br />これを参考にさせてもらいつつ、私も本当に稚拙な文章ながらパブリックコメントを作成し、文科省に送信しました。民主党本部の意見コーナーにも送りました。<br /><br />「メール送ったところでなにか変わるんかいな」とは思わないでもありません。でも黙っていては変わる可能性は0です。短くても、文章構成が微妙でもメールを送り意見を言った方が言わないよりは断然いいと思います。hanky&pankyhttp://www.blogger.com/profile/05334335812933621532noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-881264477332821316.post-52474217611564715492009-10-31T22:16:00.006+09:002009-11-18T23:44:01.308+09:00鹿と学会と宝物気がつけば10月も終わり。今月はハイパー忙しかった。なぜならば科研費申請書シーズンですから。なんで学生なのに助教とかのポスト付きじゃねーと申請できない科研費で忙しくなるかは察してください。(下請けってやつですね)博士論文かかなあかんD3に計16ページの空白を埋めないといけない科研費のしごとふるとか某研究室はブラックにもほどがありますね<br /><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhLKzrtLC30iU3iDrg1WapVnYuz0iFwSO6fBC_eOz7NsaWLwJYJu8zW9MkdWPL1HL1K9MHwQPkQBLa-QVfeERanTORwjL9iMCYXfd0HB4A5ofbq3l29Rih5VaL15AlXJ-KRIj66XMeZaDGp/s1600-h/SN3J0057.jpg"><img style="cursor: pointer; width: 320px; height: 240px;" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhLKzrtLC30iU3iDrg1WapVnYuz0iFwSO6fBC_eOz7NsaWLwJYJu8zW9MkdWPL1HL1K9MHwQPkQBLa-QVfeERanTORwjL9iMCYXfd0HB4A5ofbq3l29Rih5VaL15AlXJ-KRIj66XMeZaDGp/s320/SN3J0057.jpg" alt="" id="BLOGGER_PHOTO_ID_5398754559650075602" border="0" /></a><br />しかも国際会議があったりしました。場所は奈良です。おもいっきり台風来てる日にかぶってました。会場に行くと、能楽堂で講演していてかなりびっくりしました。松が描かれた金屏風を背景に光電子分光の結果を解説とかかなりシュールです。そしてコーヒーブレイクのおやつが毎回ゴージャスという。<br /><br />で、会場でひろったのか、風邪こじらせてまたしばらく寝込みました。9月に引き続き毎月寝込んでますな。<br /><br />最近、忙しい中でもわりと遊びにく時間はキープするように心がけてます。気分転換しないとマジで病みます。今月は水都大阪のフィナーレと、正倉院展に行ってきました。<br /><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgEZ-hYKmorUbswSSz3knlNbCeQf0QS9JvirCMYMsrsr15h5lIoSmjZFNy4DwuyeChQ4QnGDYXylqQ78OTy-r8zAh20I3DdUyzOb58uptj_K2aAMIyS3r1yUM-mcbOZa_z2qlJKTIUmxh1o/s1600-h/SN3J0068.jpg"><img style="cursor:pointer; cursor:hand;width: 320px; height: 240px;" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgEZ-hYKmorUbswSSz3knlNbCeQf0QS9JvirCMYMsrsr15h5lIoSmjZFNy4DwuyeChQ4QnGDYXylqQ78OTy-r8zAh20I3DdUyzOb58uptj_K2aAMIyS3r1yUM-mcbOZa_z2qlJKTIUmxh1o/s320/SN3J0068.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5398755538070368194" /></a><br />ラッキードラゴンが火を吹いているのが見れて満足です。<br />正倉院展は相変わらずスゴかったです。今年はやっぱり琵琶かなぁ。伎楽?の面とかユニークなものもありました。帰りに興福寺の阿修羅像も見てきました。<br /><br />というわけで今月は奈良行きまくりでした。最近奈良のガイドもよく出てるし、店も増えてるっぽいし、奈良いい感じです。近所なんだからもっとちょくちょく行きたいなぁhanky&pankyhttp://www.blogger.com/profile/05334335812933621532noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-881264477332821316.post-52959205989911259022009-09-29T23:21:00.003+09:002009-09-29T23:38:43.914+09:00熊本行き世の中は先週シルバーウィークとやらで賑やかだったようですが、私は高熱を出した上におなかを壊し、連休をベットで死んだように寝て過ごしました。しかも連休明けから熊本で学会でした。ここのところポスター発表で2時間たっているのがしんどいなぁという理由で口頭発表を選ぶことが多く、今回も口頭にしてたので、風邪ひいていよーがなんとかしていかなくては、ってことで急遽、一日遅れていくことにしました。飛行機を格安でとっていたので変更がきかないし、直前にとると高いので電車でGoです。向こうで「電車で大阪から来た」周りに言うと唖然とされましたが4時間半でつきました。しかもJR西日本のひかりレイルスターは超快適なのでゆうほど大変じゃないなぁと。まぁかなり暇ですが。通学で電車に乗りなれている身なので電車にのってぼんやりするのは結構すきです。特急リレーつばめにも乗れて満足なり。<br /><br />病み上がりでふらふらしながら発表もお仕事も終わり、2日目にはがっつり名産馬刺しを食べてました。高級馬専門店「菅乃家」でランチ食べました。まじウマーー。馬刺しって高級店で食べるとこんなにもうまいんだなと。石焼セットにして焼いた肉も食べたんですが、焼いたのと刺身で味が違うのにも驚き。とりあえず熊本いったら菅乃家いっとくべきっす。<br /><br />学会いったらがっつり観光する主義なのですが、今回は病み上がりなのでセーブして熊本城と水前寺公園だけ行きました。熊本城は結構見ごたえありました。なぞのキャラ加藤清正君と忍者とかもいて面白いです。<br /><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgXGe4PqfTcDdoOWRnid9am0oLCrSa50cQQ3uVtBdLxhsSNZ7uecvUrAY3-qqCqMx1cqgkR8OUeOtUAcfnNeUnz-vVCdQAJx2WYHPSSIswu-_JOnWtxbSLsH2ubfNxMbVP8v3i8tYJ6hBkQ/s1600-h/SN3J0040.jpg"><img style="cursor: pointer; width: 320px; height: 240px;" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgXGe4PqfTcDdoOWRnid9am0oLCrSa50cQQ3uVtBdLxhsSNZ7uecvUrAY3-qqCqMx1cqgkR8OUeOtUAcfnNeUnz-vVCdQAJx2WYHPSSIswu-_JOnWtxbSLsH2ubfNxMbVP8v3i8tYJ6hBkQ/s320/SN3J0040.jpg" alt="" id="BLOGGER_PHOTO_ID_5386898349777872306" border="0" /></a><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgyjrXEvyDOXp9u8As5l18EVZku2K2zw-rcnCa5MfI2k-P8FmjzgsUesmIClIb6LFxcvbHkgFlyRqRjFaLQuSGsssmH6Q-kGZGTzZIZSBBbzmpATaLwHuBt1ezEXB4Z8fA6PGvi-eiR5hli/s1600-h/SN3J0050.jpg"><img style="cursor: pointer; width: 320px; height: 240px;" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgyjrXEvyDOXp9u8As5l18EVZku2K2zw-rcnCa5MfI2k-P8FmjzgsUesmIClIb6LFxcvbHkgFlyRqRjFaLQuSGsssmH6Q-kGZGTzZIZSBBbzmpATaLwHuBt1ezEXB4Z8fA6PGvi-eiR5hli/s320/SN3J0050.jpg" alt="" id="BLOGGER_PHOTO_ID_5386898358897825954" border="0" /></a>hanky&pankyhttp://www.blogger.com/profile/05334335812933621532noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-881264477332821316.post-59062770593506533862009-09-12T20:09:00.003+09:002009-09-12T20:31:54.334+09:00あひる@水都大阪今、大阪中之島では水都大阪なるイベントを行っているらしい。<br />そのイベントがあることは、例の府知事と市長の顔が水面から出てくるポスターで知っていたが、中身がどんなものかは知らなかった。<br />が、一昨日、某巨大掲示板で水都大阪のイベントの一環で巨大なアヒルのオブジェが川に浮かんでいるのを知って、猛烈に見たくなった。巨大なアヒルが堂島川に浮かんでるとか銀河ヒッチハイクガイドなシュールさだ。シュールなもの好きとしては見なければ。<br /><br />水都大阪の会場にはアヒル以外にもいろいろ前衛的オブジェがあった。結構会場が広いので一気に見るのは無理そうなので、一番気になったラッキードラゴンを見に行く。<br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiZTa7xqQT7vi25EZZg8asK1TygccZjBaukvekh4yZ2fpGDjqEU6c5gAYYRm3Y22-nnFj-a8PYfQN4a4rfC5EV3P_anezzOtMtEAAJOVKUnFC34q8SBNhJ34ZKF-hJYlmmaRzHJt1Qf6uzg/s1600-h/SN3J0027.jpg"><img style="cursor: pointer; width: 240px; height: 320px;" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiZTa7xqQT7vi25EZZg8asK1TygccZjBaukvekh4yZ2fpGDjqEU6c5gAYYRm3Y22-nnFj-a8PYfQN4a4rfC5EV3P_anezzOtMtEAAJOVKUnFC34q8SBNhJ34ZKF-hJYlmmaRzHJt1Qf6uzg/s320/SN3J0027.jpg" alt="" id="BLOGGER_PHOTO_ID_5380539860918768946" border="0" /></a><br />私が見た時はおとなしくしてたが、これ巡航したり火を噴いたりするらしい。<br /><a href="http://www.yanobe.com/LD_info">http://www.yanobe.com/LD_info</a><br />すごい見たいなー。いけそうなのは10月12日かぁ、覚えとこ。<br />で、お目当てのアヒルちゃん。<br /><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh3WBDDpDcH70Y9pGphreCQYIgqTVoPdtp0LaleusgksAHUK1OcsYX2FWIL_aijNaPUN0q4OHXFpKHlFofYfoKVaUt3o7pE78tYHNbxuSgu6JqjQit1lMQqPElkssIpYxEzwYkgJODI2KpD/s1600-h/SN3J0031.jpg"><img style="cursor: pointer; width: 320px; height: 240px;" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh3WBDDpDcH70Y9pGphreCQYIgqTVoPdtp0LaleusgksAHUK1OcsYX2FWIL_aijNaPUN0q4OHXFpKHlFofYfoKVaUt3o7pE78tYHNbxuSgu6JqjQit1lMQqPElkssIpYxEzwYkgJODI2KpD/s320/SN3J0031.jpg" alt="" id="BLOGGER_PHOTO_ID_5380539868761674818" border="0" /></a><br /><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEizCeURUyFdD03jWrDnNmlDexYre_SJ_EVdQ1FlRUvHQpZIOPmxhbh7fsSbWCi3ipOJdVmK2OpCJquJ5tfKM40dG6LCBGyAKngDWjDjiwWAupapoKSjSnRnJ3J36atykBmnShZSvxq63Nqc/s1600-h/SN3J0034.jpg"><img style="cursor: pointer; width: 240px; height: 320px;" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEizCeURUyFdD03jWrDnNmlDexYre_SJ_EVdQ1FlRUvHQpZIOPmxhbh7fsSbWCi3ipOJdVmK2OpCJquJ5tfKM40dG6LCBGyAKngDWjDjiwWAupapoKSjSnRnJ3J36atykBmnShZSvxq63Nqc/s320/SN3J0034.jpg" alt="" id="BLOGGER_PHOTO_ID_5380539882292189858" border="0" /></a><br />でかいwww<br />やっぱでかいわ。なんか満足しました。<br />このあひるちゃんは大阪以外の都市でこれまでにも浮かべられてきて、国境の無意味さを訴えているそうです。以外に意味深なメッセージが含まれているのだなぁ。<br /><a href="http://www.namura.cc/ahiru/concept.html">http://www.namura.cc/ahiru/concept.html</a><br />なんにせよ、この光景は気に入ったので、近場だしあと何回か見に行こうかなぁと思ってたり。大阪に期間中来るなら話のネタに見てみることをお勧めします。hanky&pankyhttp://www.blogger.com/profile/05334335812933621532noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-881264477332821316.post-31307587154003894472009-09-12T19:59:00.003+09:002009-09-12T20:09:02.815+09:00夏休み(貴船)ちょい前の話になりますが、8月末に避暑も兼ねて貴船に母と行ってきた。<br />京阪が鞍馬・貴船1dayチケットというのも出しているので、それを利用。<br />母は体力がある方なので、鞍馬から山を越えて貴船に向かうルートにてガチで鞍馬・貴船周遊。<br />学部生のころにも貴船に流しそうめんを食べるべく、同じルートで行ったことがある。その時は観光地だし~とか舐めてて、サンダルで行ったら本気の登山道で涙目になった。鞍馬の山ルートはかなりきついっす。<br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiQ3b22k-UY2N7t2vRGyGQC2KIaqnx2MZCjDA0IMx8BSLVwAV368Qh5qPWIOOXxISneITAKRTsVcxY7oTT9XHmm8Wpg2tvbTrM5dU4gGLOKeo-_ULo58NOU93CdO8yuCp-EggMkWQry9ZkZ/s1600-h/SN3J0007.jpg"><img style="cursor: pointer; width: 320px; height: 240px;" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiQ3b22k-UY2N7t2vRGyGQC2KIaqnx2MZCjDA0IMx8BSLVwAV368Qh5qPWIOOXxISneITAKRTsVcxY7oTT9XHmm8Wpg2tvbTrM5dU4gGLOKeo-_ULo58NOU93CdO8yuCp-EggMkWQry9ZkZ/s320/SN3J0007.jpg" alt="" id="BLOGGER_PHOTO_ID_5380535397935247426" border="0" /></a><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEirUMRRkbGGOtcsyWT09uAWpaD5xFBCSYEQe9JSp-91-QfUHaFWRn3avBAzprHI-I_kj_3tO24Q1y2TiNqD9JCSn2w3oCV5JmHbP0DEDL1qlFzPpSAAkznfVzbQ2srYWITki0yUWrqK611i/s1600-h/SN3J0006.jpg"><img style="cursor: pointer; width: 320px; height: 240px;" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEirUMRRkbGGOtcsyWT09uAWpaD5xFBCSYEQe9JSp-91-QfUHaFWRn3avBAzprHI-I_kj_3tO24Q1y2TiNqD9JCSn2w3oCV5JmHbP0DEDL1qlFzPpSAAkznfVzbQ2srYWITki0yUWrqK611i/s320/SN3J0006.jpg" alt="" id="BLOGGER_PHOTO_ID_5380535389522658594" border="0" /></a><br />この山を越えると、貴船。涼しい清流の上の川床はマジ天国。<br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEg5aTNu0Il73uFIuqVMMz4lpkbL5rqaF3P-W-1sQ04NWUFenF_OGiJhMcV2UQMJ-qh2rk_C7sjqSEW_NPAghHTe_Y2a3P_3aHfpj2pBX1KwNhlCm8AGS8_V7nweZNrz_smOLsES30bhP2T4/s1600-h/kawatoko.jpg"><img style="cursor: pointer; width: 320px; height: 199px;" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEg5aTNu0Il73uFIuqVMMz4lpkbL5rqaF3P-W-1sQ04NWUFenF_OGiJhMcV2UQMJ-qh2rk_C7sjqSEW_NPAghHTe_Y2a3P_3aHfpj2pBX1KwNhlCm8AGS8_V7nweZNrz_smOLsES30bhP2T4/s320/kawatoko.jpg" alt="" id="BLOGGER_PHOTO_ID_5380535415913183522" border="0" /></a><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiC1dgPX010XlhJVfMHZA98XoPWwou6pqgaEId0FbWdNwh7ijEE7IECbD984oQ_TtB1hBN6qf8Hv3jMdhOWFdOMurtntXc5UDk5BU1uJWHS3JJgu3NaERm8D8dD8TQtJNCo3DGi1l3VgmN4/s1600-h/SN3J0013.jpg"><img style="cursor: pointer; width: 320px; height: 240px;" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiC1dgPX010XlhJVfMHZA98XoPWwou6pqgaEId0FbWdNwh7ijEE7IECbD984oQ_TtB1hBN6qf8Hv3jMdhOWFdOMurtntXc5UDk5BU1uJWHS3JJgu3NaERm8D8dD8TQtJNCo3DGi1l3VgmN4/s320/SN3J0013.jpg" alt="" id="BLOGGER_PHOTO_ID_5380535404525734002" border="0" /></a><br />アユの塩焼きウマー。<br />市内で食べるのと違ってはらわたのえぐみがなく、ほろにがいって感じで美味しいです。<br />いやー貴船いいですな。紅葉もいいらしいので、秋にも行ってみたいですhanky&pankyhttp://www.blogger.com/profile/05334335812933621532noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-881264477332821316.post-67950317995682052512009-08-18T22:38:00.003+09:002009-08-18T23:11:27.272+09:00なんとも胡散臭い月末は選挙らしく、ポスターがあちこちに貼られている。<br /><br />今回の選挙ってどうなるんだろう。TVはひたすら「政権交代」とわめいているけれど、政権が交代したからってよくなるわけで無いだろうに。マスコミ関係者の、聞こえが良い4文字熟語を作って自己満足してるようすがとても気持ち悪い。<br /><br />現政権が不満だ→ちがうのに変えてみようというのは、とても幼稚だと思う。ひとのやっていることの上げ足をとって批判するのはとても簡単だ。批判することと、良くすることは全然違う。大体が、民主党の目玉にしている「子ども手当」と「高速道路無料化」にどれぐらいの効果があるんだろうか。子供手当は少子化対策らしいが、はたして月2万いくらかもらえるから子供をつくるかって気分になるだろうか。個人的な意見を言わせてもらうと、全くそんな気にならないな。何で、若年層が子供もたないかていうと、雇用が安定しない&子育てに魅力を感じないからだと思うぞ。ベースとなる賃金がしっかりないと、手当もらったからって助けにならない。逆に仕事している女性の場合、子供できちゃうとほぼイコール現役引退になってしまうので、やっぱりそこでも躊躇するとおもう。研究職にしたって、いろんな公募で若手研究者=35歳までとかいう枠があるので、それ考えると…ねぇ。<br /><br />だから、お金を配るというよりも、30~40歳代の人間が、家庭があっても無理なく働けるような体制であるとか(「社畜」のように働かなくていい、給料は抑えめになるけど6時間程度勤務というのも可とか)、再雇用機会を増やすとか、働き方をどうするかって方が大事だとおもうんだけどな。<br /><br />高速道路はもっと効果のほどが謎である。CO2削減って言っておいて高速道無料は本当に訳が分からない。しかも阪神とか首都高は有料。通行料の少ない田舎道を無料にして、そこの補修であるとか狸しか通らん高速の建設を税金から持って行って、挙句の果てにCO2が増加した分、産業界や電力業界に押し付けてその分こっちの支出に回ってくるのが目に見えてる。生活道路としては国道があるんだから高速道路は受益者負担でいいだろう…。<br /><br />このなんとも怪しい公約はしかも、どっかから突っ込みを受けるたびに細部がコロコロ変わる。マニフェストとやらもver.1.12ぐらいになってるんじゃなかろうか。マイクロソフトも目じゃないね。一体どんなセキュリティホールがあることやら末恐ろしい。<br /><br />そして国旗切り貼りして党の旗つくちゃったってか。国旗・国歌を敬えとかは押し付けないが、常識的に考えてそりゃいかんだろ。知ったら大半の日本人が不快に思うんじゃなかろうか。<br />選挙のある月に自国の国旗を刻んじゃうような、常識も危機管理能力0の政党。こんなのが支援されるのが本当に不思議でしょうがない。これがこのまま行くと与党とか思うと、夏バテも進みやる気も失せるってもんです。hanky&pankyhttp://www.blogger.com/profile/05334335812933621532noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-881264477332821316.post-28829747448264798522009-08-07T22:56:00.005+09:002009-08-07T23:29:06.228+09:00インストールVASP(ifort11.0+mkl10.2)ちとわけあって、研究室で4年ほど稼働していたPCクラスターをばらしたものにOSとコンパイラつんでvasp動かそうというプロジェクトに今週は追われていた。学生が運用できる計算機(のちのちはMPIつかえるクラスターへ)を整備しようという計画+ちと早急に数台計算機がいるイベントがあったので。研究室として保有しているものは、現在主力のマルチコアで早いのあるけど、いろいろインストールしてみたり、ちょっといじったりができないから学生が運用できるのがあればいいなぁと思った次第。私はVASP使わないんだけどな。<br />OSはCentOS5を使用。CPUはいまどきPen4。VASPつかうのでFortranコンパイラがいるのだが、もちろんifort(非商用)をもらってくる。(11.1)<br />あと、blas.lapackを最適化されたので使いたいのでintel math kernel library (mkl)も非商用フリーをもらってくる<br />アドレスはこちら。メール送るだけでもらえます<br />ありがたい。<br />http://software.intel.com/en-us/articles/non-commercial-software-download/<br /><br />pen4なのでifortは32ビット版をもらってきました。(ia32)<br />ifortとmklのインストールはinstall.shを実行するだけなんだが、あとめんどくさいのは、pathの設定。<br />ユーザーのhome/aaa/.bashrcに<br /><div style="border :dotted"><br />. /opt/intel/Compiler/11.1/046/bin/ia32/ifortvars_ia32.sh<br />(これは. /opt/intel/Compiler/11.1/046/bin/ifortvars.sh ia32 とCPUの種類を引数で与えてもいいっぽい)<br />. /opt/intel/mkl/10.2.1.017/tools/environment/mklvars32.sh<br /><br />LD_LIBRARY_PATH=/opt/intel/mkl/10.2.1.017/lib/32:$LD_LIBRARY_PATH<br />export LD_LIBRARY_PATH<br /></div><br />を書き足しました。<br /><br />vaspのインストールはMakefileのチューニングで盛大にこけました。ifortのバージョンが新しく変わったせいで、オプションを書き変えないといけなかったり。pen4仕様(MPI無)にするには、<br /><div style="border :dotted"><br />FC=ifort<br /><br />OFLAG=-O3 -xW <span style="color: rgb(255, 0, 0);">-mtune=pentium4</span><br /><br />BLAS= -L/opt/intel/mkl/10.2.1.017/lib/32 <span style="color: rgb(255, 0, 0);">-lmkl_intel -lmkl_sequential -lmkl_core -lpthread -liomp5 </span><br />LAPACK= -L/opt/intel/mkl/10.2.1.017/lib/32<span style="color: rgb(255, 0, 0);"> -lmkl_intel -lmkl_sequential -lmkl_core -lpthread -liomp5</span><br /><br />fft3dlib.o : fft3dlib.F<br /> $(CPP)<br /> $(FC) -FR -lowercase -O1 -xSSE4.1 -unroll0 <span style="color: rgb(255, 0, 0);">-w95</span> -vec_report3 -c $*$(SUFFIX)<br /></div><br />あたりを書き換えればいいみたいです。<br />(しかし、自分のデスクにあるCore2機はx86_64なせいかpen4とは同じようにはいかなかった)<br />さて、次は並列化してみるか。いやそれよりD論進めろよと。hanky&pankyhttp://www.blogger.com/profile/05334335812933621532noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-881264477332821316.post-63298641170282539282009-08-01T20:50:00.003+09:002009-08-01T21:49:33.765+09:00人はさして合理的ではないらしい最近読んだ本:<br />「世界は分けてもわからない」<br />「人は原子、世界は物理法則で動く-社会物理学で読み解く人間行動」<br /><br />上のは生物、下のは物理よりの内容なんだが、なんだかわりに共通の話題を扱ってる部分もあり、並行して読んでたらおもしろかった。一言で言うとMany is different (P. W. Anderson)。集合体は部分の和以上のモノになる。しかしなんだ、下のはタイトルがトンデモ本ちっくではあるな。生協で買ってたら後輩に「なんかそれヤバい本ぽいタイトル」みたいなコメントをもらった。内容はまともだし面白いんだけどなー。めずらしく、物性物理よりの話題にからませて書いてあるから近しく感じた。物理よりの一般書といえば宇宙(ひも理論)関連な内容多いからなぁ。本文の最後の文がまたイイ引用句だし。よけいなお世話だけど原題のThe Social Atomをそのまま「ソーシャル・アトム」にしたほうが手に取りやすいような…<br /><br />内容は、社会に現れる現象(人種差別や少子化や格差)なんかは、相転移とか物理で出てくる現象に近いということ。人の行動が総じて合理的ではないこと、それゆえ人の合理性を第一原理として作られた経済学ではうまくいかない例がいろいろ挙げてあって面白い。規制緩和による自由競争でつねに価格が下がるわけではないとか(カリフォルニアの電気料金とか)。規制緩和や民営化が万能薬のように言われているが、そう単純ではないみたいだな。<br /><br />一番わかりやすいのは最初にでてくる「なぜ、アメリカでは白人が住んでいる区域と黒人が住んでいるエリアが分かれるか」という話題。普通に考えればそりゃ何らかの差別があるからでは?ってなるが、差別とかなんもなくても、ただ「自分が極端なマイノリティにはなりたくない」という条件を与えるだけでクラスターが出来上がる。磁性体とかと全く同じだ。シュミレーション結果の図もイジング模型のモンテカルロの結果と似てる気が。<br /><br />「極端なマイノリティになりたくない→近しい人間のまねをしとこう」ってのは人類が古くから持っている性質みたいで、理性を軽く圧倒してしまうそうだ。”サクラ”が凄く有効に働くのもそんな理由だろう。さて、そんな性質があるならばいわゆる”民意”ってのは軽く操作されてしまうんではなかろうか。マスコミはいわば大規模なサクラみたいなもので、マスコミが大声で意見を垂れ流せば、世間の数割はそれに影響されるだろう。その割合がある程度大きければ”近しい人間のまねをしておく”相互作用によってその影響は伝搬され、なんとなく社会全体に広まり、マスコミ発の意見=”民意”になっちまう可能性がある。”民意”とかそれによって選ばれた政治家は一体何者ってことになる。ならば2大政党制はあぶないよなぁと思う。upとdownしかないスピン系で相転移がおこり強磁性体になるように、2つの選択肢しかなければ、どちらかの圧勝が起こりやすくなるんじゃなかろうか。そのパラメーターがマスコミの影響で変わるとかだったら実におそろしい。hanky&pankyhttp://www.blogger.com/profile/05334335812933621532noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-881264477332821316.post-2053063270957384622009-07-22T23:17:00.002+09:002009-07-22T23:38:14.790+09:00液漏れエアコンのリモコンの電池をかえたら液漏れしていた。<br />謎の液体Xが手につくわ、まさか液漏れしてると思ってなかったのでベットの上で作業してたもんでシーツにもつくわでげんなり。実家で電池液漏れ勃発のときに「電池の液はヤバいから」ってことを言ってたので調べてみたら、水酸化カリウムって強アルカリ性の物体らしいので焦る。化学実験のときに強アルカリのやけどはこわいでー肉まで溶けるでーと脅されまくった学部時代の記憶がよみがえる。(そんなふうに脅されまくったから化学系に行かなかった。)<br />掃除用においてあったクエン酸の水溶液作ってそれで仕上げにゆすいどいた。中和されてますように。リモコンは接点が緑青吹いてたので捨てた。ダイキンはリモコンだけ買うのOKだったので。<br /><br />ググったら電池の液漏れは頻発しているみたいで、それに伴うやけど事故も頻発してるみたいだ。KOHみたいな強アルカリな液体が、ちょっとリモコンとか玩具のなかに長時間入れてたからって即効漏れ出たり(自宅エアコンのは2-3年しか使ってないはず)、しかも「電池って液漏れするから皮膚に付いたら洗ってね」てな対応でいいのかと思う。説明書にかいてあるじゃんっていっても皮膚に付いたら洗え程度じゃ洗剤の説明とかわらんし。アルカリのやけどは塩酸とか硫酸かかるより怖いっていうし。液漏れする前提なら、もうちょっと安全な物質使えよ。身近なくせに危険な物質が漏れ出てくる可能性大てのはかなりどうかと思う。代替材料を研究しないのかな。大容量な電池より安全なのが欲しい。<br /><br />アルカリ乾電池以外にも、携帯のバッテリーに使われてるリチウム電池も実はあまり安定性がよろしくない物質つかってるので、強打したり火にほりこむと爆裂する可能性があるらしい。電池怖い。<br /><br />それを予知してかどうかしらんが、今日交換するために買ってきてた電池はマクセルの液漏れ0設計とうたってるやつだった。はやく液漏れ撲滅してくれ。マンガン電池は液漏れしてもわりかし安全な物質みたいだ。もうマンガン電池かマクセルのしか買わない。hanky&pankyhttp://www.blogger.com/profile/05334335812933621532noreply@blogger.com2tag:blogger.com,1999:blog-881264477332821316.post-57845366249123335822009-07-16T21:09:00.002+09:002009-07-16T21:44:32.780+09:00誕生日今日は誕生日で、しかし平日なので大学に行った。<br />大学にいったら、研究室の秘書さんたちに保湿クリームをプレゼントしてもらい、さらに学内にあるフレンチなレストランでお昼を奢ってもらった。ありがたやー。そしてサプライズで寄せ書きをもらった。<br />誕生日に寄せ書きをもらうというのはレア体験で驚いた。寄せ書きをもらうこと自体、ひたすら大学に残留してたので、送るばっかりであまりなかったからなぁ。後輩がいろいろ書いてて、ネタな文章書いてあったりで面白い。<br />というわけで、年をとるのも悪くないなと思った。<br /><br />来週は日食があるらしい。日食グラスを買ってみた。家族が、自分もほしいというので調べたら売り切れててた。宇宙関係は人気ありすぎだ。hanky&pankyhttp://www.blogger.com/profile/05334335812933621532noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-881264477332821316.post-19727450734527623342009-07-12T21:33:00.007+09:002009-07-12T22:08:24.081+09:00経済物理学て実のところどうよ経済のことは本当によく分からない。<br />一番謎なのが、おそらく経済学が、市場経済は無限に成長すると思っているところだ。<br />ニュースでもなんでも、GDPなり、とある指標の伸び率が前の年とくらべて何パーセント上下したかで騒いでいる。しかし毎年数パーセントの成長が永遠に続くはずなかろうと思う。熱力学の第一法則的に考えて。<br />同様にして、日本の人口が永遠に増加するというモデルで年金なり社会インフラのあれこれを設定しているのが意味不明すぎる。モデルがまちがってるんだからそこにどんだけ高度な統計解析したところでだめだろ。<br /><br />一番ダメなのがまともなモデルもなく「とりあえず最低賃金は1000円、消費税は上げません、年金ダイジョーブ(財源とかこまけぇことはいいんだよ)」とか言っちゃうどっかの政治家だが。<br /><br />ぎりぎりわかるのが物理なので熱力学とのアナロジーを考えてみる。外部からなんの働きかけもない閉じた系では、いずれ動きのない熱的に死んだ状態になってしまう。これはどう考えても芳しくない。<br />が、外部とエネルギーなり粒子なりのやりとりがある開放平衡系での定常状態というのは対流に代表されるように内部での動きがある。外部とのやりとりを貿易、内部での動きを税金とかに置き換えて、非平衡系の力学を応用したロバストで成長しなくても定常な経済状態を目指せるモデルなんてできないんかねぇという妄想。<br /><br />まぁこんどこそ物理学会で経済物理のセッションを覗いてこようhanky&pankyhttp://www.blogger.com/profile/05334335812933621532noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-881264477332821316.post-67488319626234495092009-06-28T21:56:00.004+09:002009-06-28T22:36:40.249+09:00R で描画しようMathematicaがUpdateしてから調子悪い。<br />描画するとラベルの字がつぶれるつぶれる。25万もするくせになにこれ、うぇーん。<br />EPSで出力するとフォントつぶれは回避できるんですが、MathematicaのEPSはクソ重くて、それだけで10Mとか論文に貼り付けるにはあまりに激しい容量です…。<br />そこで、3Dプロットを美しく書けるフリーソフトを探していたわけです。<br />要求することはただ一つ。離散的な3次元のデータをデータ間の補間を行いつつ3Dプロットすること。<br />まぁGnuplotでもそれなりのものはかけて、<br />set pm3d<br />でpm3dを読み込んでやれば、splotで<br />http://t16web.lanl.gov/Kawano/gnuplot/plotpm3d.html<br />ここにあるような3Dのカラーグラフはかけます。しかし、いかんせんGnuplotは3Dデータの補間がないようなのですよ。csplineは基本2次元plot用だし…。<br />そこで手をだしてみたのが"R"です。<br />"R"の存在は前々から知っていてその異様にシンプルな名前にびびって手を出せていなかった代物です。統計解析ツールというかそれ専用の言語+統合開発環境です。言語なのでガチでプログラミングぽいです(ToT)<br />さて、Rの強みの一つはグラフィックが美しいことです。そして統計解析専用に作られているんで、補間用のパッケージとかもごろごろ転がっています。といいことづくめなようなのですが、めっちゃ躓きました。<br />グラフィックを出力したいのに、デフォルトのグラフィック用の関数が、等間隔のグリッドにしか対応してねぇ…。<br />私の場合、計算のデータポイントは基本、変動が大きそーなとこは細かく、どーでもよさそうなところは粗く、対数的にとっているのでこれはかなり困りました。<br />4時間ほど苦闘した結果、<br />akima(Akima先生?とにかくありがてぇ)っていうライブラリ中にあるinterpという関数を使って補間をつかって等間隔グリッドを作成、データをリストに格納→描画<br />っていう流れでなんとかなりそうな予感です。<br />備忘録として、<br />CSVからデータを取り込み→それをリストに格納→interp→描画<br />のテストコードをあげておきます。<br /><br /><pre><br />book1<-read.csv("book1.csv") <br />library(akima)<br />rlist<-as.list(NULL)<br />rlist$x <- c(book1[,1])<br />rlist$y <- c(book1[,2])<br />rlist$z <- c(book1[,3])<br />rlist.li<- interp(rlist$x,rlist$y,rlist$z, <br />xo=seq(min(rlist$x),max(rlist$x),length=50),<br />yo=seq(min(rlist$y),max(rlist$y),length=50))<br />image(rlist.li)<br />persp(rlist.li) <br /><br /></pre><br /><br />read.csv():CSVから読み込み<br />c():リストへの要素の追加や結合<br />persp():俯瞰図の描画<br />interp:補間。lengthでメッシュの数を決めることができます<br /><br />CSVファイルとして<br /><pre style="height: 200px; overflow-y: scroll;"><br />x y z<br />-5 -5 50<br />-4 -5 41<br />-3 -5 34<br />-2 -5 29<br />-1 -5 26<br />0 -5 25<br />1 -5 26<br />2 -5 29<br />3 -5 34<br />4 -5 41<br />5 -5 50<br />-5 -4 41<br />-4 -4 32<br />-3 -4 25<br />-2 -4 20<br />-1 -4 17<br />0 -4 16<br />1 -4 17<br />2 -4 20<br />3 -4 25<br />4 -4 32<br />5 -4 41<br />-5 -3 34<br />-4 -3 25<br />-3 -3 18<br />-2 -3 13<br />-1 -3 10<br />0 -3 9<br />1 -3 10<br />2 -3 13<br />3 -3 18<br />4 -3 25<br />5 -3 34<br />-5 -2 29<br />-4 -2 20<br />-3 -2 13<br />-2 -2 8<br />-1 -2 5<br />0 -2 4<br />1 -2 5<br />2 -2 8<br />3 -2 13<br />4 -2 20<br />5 -2 29<br />-5 -1 26<br />-4 -1 17<br />-3 -1 10<br />-2 -1 5<br />-1 -1 2<br />0 -1 1<br />1 -1 2<br />2 -1 5<br />3 -1 10<br />4 -1 17<br />5 -1 26<br />-5 0 25<br />-4 0 16<br />-3 0 9<br />-2 0 4<br />-1 0 1<br />0 0 0<br />1 0 1<br />2 0 4<br />3 0 9<br />4 0 16<br />5 0 25<br />-5 1 26<br />-4 1 17<br />-3 1 10<br />-2 1 5<br />-1 1 2<br />0 1 1<br />1 1 2<br />2 1 5<br />3 1 10<br />4 1 17<br />5 1 26<br />-5 2 29<br />-4 2 20<br />-3 2 13<br />-2 2 8<br />-1 2 5<br />0 2 4<br />1 2 5<br />2 2 8<br />3 2 13<br />4 2 20<br />5 2 29<br />-5 3 34<br />-4 3 25<br />-3 3 18<br />-2 3 13<br />-1 3 10<br />0 3 9<br />1 3 10<br />2 3 13<br />3 3 18<br />4 3 25<br />5 3 34<br />-5 4 41<br />-4 4 32<br />-3 4 25<br />-2 4 20<br />-1 4 17<br />0 4 16<br />1 4 17<br />2 4 20<br />3 4 25<br />4 4 32<br />5 4 41<br />-5 5 50<br />-4 5 41<br />-3 5 34<br />-2 5 29<br />-1 5 26<br />0 5 25<br />1 5 26<br />2 5 29<br />3 5 34<br />4 5 41<br />5 5 50<br /></pre><br />こんなのを用意しとくと<br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhF9QZop5_fLPkOHl5eAKiaaMzHqqQ3mCocEypNTtk_TUrjqkbz9ecpNrdnzIQRFTAZIBj-j7UYau4f8KSe8J37TiGOVuyoukDnG5-g_yftxgWXdSdw83hzRfYbDKOVi86FflplOxrKLSLk/s1600-h/test_R.png"><img style="margin: 0pt 10px 10px 0pt; float: left; cursor: pointer; width: 320px; height: 320px;" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhF9QZop5_fLPkOHl5eAKiaaMzHqqQ3mCocEypNTtk_TUrjqkbz9ecpNrdnzIQRFTAZIBj-j7UYau4f8KSe8J37TiGOVuyoukDnG5-g_yftxgWXdSdw83hzRfYbDKOVi86FflplOxrKLSLk/s320/test_R.png" alt="" id="BLOGGER_PHOTO_ID_5352368857949202546" border="0" /></a><br /><br />こんなかんじのができます。<br />これはx^2+y^2を描画してみたものです。hanky&pankyhttp://www.blogger.com/profile/05334335812933621532noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-881264477332821316.post-88206379647574106822009-06-27T21:49:00.002+09:002009-06-27T22:18:43.262+09:00旧友とランチ@牡丹園久しぶりに高校時代の友人に会った。なつかしい。メールのやり取りはちらほらあったのだが、会うのはずいぶん久しぶりである。<br />関東からほぼ日帰り、帰りは夜行バスらしい。母は強しだな~。<br /><br />昼ごはんを一緒に食べようということで、EST内にある神戸別館牡丹園に行った。本店は名前の通り神戸にあって、昔は千里中央の阪急にも支店が入っていた。ここの焼きそばやひき肉を甘辛く炒めた物をレタスで包む料理が好物で、何度か頼んで祖父母に連れて行ってもらった記憶がある。牡蠣のお好み焼きはとくにハイパーおいしかった記憶がある。十数年ほど前?に千里中央店がなくなってしまい、それ以降神戸はさすがに遠くてなかなかいけなかったのだが、最近ESTに入ったときき、行く機会をうかがっていたのだ。梅田飲食店激戦区なだけあって、ランチメニューやらオンラインクーポンなどあってお得である。<br /><br />いろいろ話を聞いていると、女の集団のなかに入るってのは大変そうだなぁと思った。女性がある程度多いとなぜか「女王蜂」が誕生してそれ以外が(男女を問わず)「働き蜂」的ポジションでへいこらして持ち上げるてな構図になりがちっぽいなぁ。それが集団を平和に維持するための最適なモデルなのかもしれんがな、個人的にはちょっとなぁ。ネットワーク理論でこういうのも解けるのかしら。<br /><br />あと、母親に関する思い出で共通する部分があってものすごくウケた。あぁみんなやっぱりそんな体験があるんだなと。hanky&pankyhttp://www.blogger.com/profile/05334335812933621532noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-881264477332821316.post-27763142739325576502009-06-15T22:41:00.004+09:002009-06-15T22:51:57.028+09:00Tex用エディタtexのエディタでかなり高機能なものを見つけた。<br />ここ<br /><a href="http://www.juen.ac.jp/math/nakagawa/texguide.html">http://www.juen.ac.jp/math/nakagawa/texguide.html</a><br />にある、EasyTex。数学の先生が作られただけあって、数式関係の機能が凄い。<br />数式の行数を聞いてくれて、左寄せするテンプレートまで作ってくれるとは。腐るほど数式かかなあかん理論系にはありがたや。<br /><br />Winshellも高機能なんだけど、Vistaだとどうもうまくいかないみたいで、後輩が困ってた。こればVista対応とあるし、勧めてみよう。サクラエディタにマクロで十分便利なんだが、ギリシア記号の入力支援とかラベル参照のときの支援があると断然楽だと思う。<br /><br />もうひとつ、EclipseのTex用プラグインがなかなか秀逸そうなので、そっちも試そうと思う(タブで開けないと気持ち悪い病にすっかり侵されている)hanky&pankyhttp://www.blogger.com/profile/05334335812933621532noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-881264477332821316.post-38429070825044138522009-06-07T20:13:00.006+09:002009-06-07T21:06:45.952+09:00f77とf90の混在さて、最近良くも悪くも忙しい。論文なぞ書いていて、ふと、「この数値計算ほんとに大丈夫なんだろうか」という不安が頭をよぎりだしたりして、D論を終わらせる前に計算の妥当性をちゃんと調べておこうという気になった。まーすでに何本かジャーナルに出てるんで妥当でないと困るんだが。<br /><br />なんでそんなことが気になるかというと、NRGにおけるちょとしたテクがいまの系ではうまく働かないからだ。NRG(数値くりこみ群)は伝導電子バンドを対数的に離散化することで、問題を有限サイズ系の対角化にはめこんでいる。離散化の影響を最低限に抑えるために、いろんなメッシュとろうぜってのを試すとちょっとアレ?ってな感じだったりする。いまの自分のコードでは一般的な場合は影響がほとんどないんだが、伝導バンドとの混成にエネルギー依存をつけると、あやしい。一般的な場合に影響がでてないので、NRGの本体ではなくそこにほりこむパラメータ類の計算が怪しい。<br /><br />パラメータの類はMathematicaで計算していた。Mathematicaは高性能かもしれんが、ブラックボックスなので不安である。なんでMathematicaかというと、計算に特殊関数のBessel関数とその数値積分がいるからだ。ニューメリカルレシピは単精度だったのでつかえねぇ…。というわけでMathematicaつかってたんだが、つい最近、高精度のBessel関数のフリーなライブラリを見つけた。<br /><a href="http://www.kurims.kyoto-u.ac.jp/%7Eooura/index-j.html">http://www.kurims.kyoto-u.ac.jp/~ooura/index-j.html</a><br />オオウラ先生ありがとぅぅぅ。Bessel関数だけじゃなく、高精度数値積分のパッケージまで作っておられる。まさにネ申。というかここのパッケージ使えば大半の物理計算ができてしまうと思われ。<br /><br />恥ずかしながら、DE(二重指数関数型)公式という数値積分法は知らなかった。もう一個のIMT公式もだけど、日本人が発見した方法らしい。日本ってやっぱ数学つよいんだな。変数変換をもちいて区分求積することで猛烈に精度がよくなるらしい。なんでうちの専攻の授業ではガウス積分とかばっかでもっとつかえそうなこっち教えないんだ?<br /><br />さて、ありがたくもらってきたんだが、ソースはf77で書かれている。私の普段使ってるのはf90。でも大丈夫。基本的にはおなじコンパイラ(g95,ifort)でコンパイルするので、-cオプションでオブジェクトファイルにしておいてリンクすれば.f90のファイルから呼び出すことができる。<br /><br />ただし、問題が一つ。f90は結構型宣言について厳しい。私は、先頭にimplicit noneつけないと気持ち悪いんだが、これをするとfunctionを使うときにやっかい。たとえば、外部のファイルにfunction hogeがあるとして<br /><pre class="code"><br />program main<br /><br />implicit none<br /><br />integer :: i<br /><span class="code-keyword">double</span> precision :: x,res<br />external :: hoge<br /><br />res=hoge(x)<br /><br />end program main<br /></pre><br />は、hogeが型宣言されてないとしてはじかれる。関数を double precision :: hoge みたいに型宣言してもあいてがf77なので仕様が違う→結構ヘンなことになりそうで怖い。<br /><pre class="code"><br />program main<br /><br />implicit none<br /><br />integer :: i<br /><span class="code-keyword">double</span> precision :: x,res<br /><br /><span class="code-keyword">interface</span><br /> <span class="code-keyword">double</span> precision function hoge(x)<br /> <span class="code-keyword">double</span> precision , intent (in) :: x<br /> end function<br />end <span class="code-keyword">interface</span><br /><br /><br />res=hoge(x)<br /><br />end program main<br /></pre><br />とinterface文でhogeの属性を指定してやるのがおそらくベスト。うぅ。いちいち使うたびにinterfaceかくのめんどくさいので、<br /><pre class="code"><br /><br />subroutine ldbesj0(x,res)<br />implicit none<br /><br /><span class="code-keyword">double</span> precision :: x,res<br /><span class="code-keyword">interface</span><br /> <span class="code-keyword">double</span> precision function dbesj0(x)<br /> <span class="code-keyword">double</span> precision , intent (in) :: x<br /> end function<br />end <span class="code-keyword">interface</span><br /><br />res=dbesj0(x)<br /><br />end subroutine ldbesj0</pre><br />というのを各ベッセル関数について作った。こうすると、ライブラリにしたときに、ldbesj0とかを呼べばinterfaceについて考えなくてもよいしなぁ。というわけで、明日はライブラリ作ろうと思います。hanky&pankyhttp://www.blogger.com/profile/05334335812933621532noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-881264477332821316.post-5552865762813274042009-05-26T22:22:00.003+09:002009-05-26T22:44:48.711+09:00多世界解釈「宇宙を復号する」読み終わった。おもしろかったんだが、著者が多世界解釈持ち上げまくっているのが気になる。エヴァレットの多世界解釈はなんだか考えているとむずむずする概念なので。<br /><br />量子力学の世界では、とある粒子がいくつかの状態をとりえる場合、それらが重ね合わさった状態をとっている。確率に応じて観測したときにどう見えるかが決まるだけであって観測されるまで粒子自体も自分がどんな状態か分かってない。(粒子がわかるてな言い方は変だけど)そんなわけで、例の半分生きてて半分死んでいるシュレディンガーの猫が出てくるわけなんだが、世の中そんな不気味なことは起こらない。私の場合、寝起きは半分死んでるけどな。なぜかというと、周囲の環境によって常にものは観測されているので(光があたるとか、熱とか)、自分たちが感知できるようなタイムスケールでは普通重ね合わせがおこらないからだ。さてその重ね合わせ→普段感知している古典世界へ、どうやって移行してるのかってのが結構な問題だったりする。なぜAでもありBでもある波動関数が、観測された瞬間AもしくはBのどちらかに決まるのか。ふつう授業とかでは、「波動関数が収縮するのです」と習う。収縮ってぱっと聞き都合がいいけどよく分からない。この「収縮するのです」理論はコペンハーゲン解釈というらしい。<br /><br />これに真っ向対立するのがエヴァレットというひとが院生のときにぶちたてた多世界解釈。なんと観測された瞬間に、われわれの住んでる宇宙が状態Aをとる宇宙と状態Bをとる宇宙に分裂するらしい。観測って、真空のゆらぎやら光があたることまで考えると、毎秒何億ってレベルじゃない規模で宇宙が分裂していくわけだろ。宇宙すべての原子についてとりうる状態の個数っていくらなんだか。で自分が存在する宇宙はその無限の中の一個で…とか考えると自分がいま生存してなんかやってるってことがすごい危ういというか足元がぐらつく気分になるな。<br /><br />なので個人的には多世界解釈は嫌いです。無限個の宇宙とかそういうのは物理的じゃないと思うなー。こういう観測問題とかわかりやすく書いた解説書ないかなぁ。hanky&pankyhttp://www.blogger.com/profile/05334335812933621532noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-881264477332821316.post-74088494461502641492009-05-17T21:57:00.003+09:002009-05-17T22:39:42.205+09:00「宇宙を復号する」ってすごいタイトルだな最近、量子情報に興味深々。もともとはD論やら論文のイントロに書く「今やってる研究が~~の役に立つよん」の~~のところに量子コンピュータを入れれるのかどうか調べるためにあれこれ巡回してたんだが、それ自体がおもしろいなぁと。量子論ベースのことやってながらいまさらすぎる。<br /><br />なんでこれまで量子コンピュータやら量子暗号やら量子テレポーテーションの話を避けていた感があるかというと、一方的に「あれって光学のほうがメインっしょ」ってイメージがあったからだ。学会とかでも量子情報な話は大抵レーザーの偏光を使っていて偏光状態のポアンカレ球うんぬんいわれても固体物理な私にゃ??だったのだ。なんで光なのかっつうと特殊な結晶にレーザー光を当てるとうまいこと対になった光子ができて、それを量子ビット、キュビットとして使えるから便利らしい。<br />この対になるものが重なりあってる状態(エンタングルメント)を作れれば、それを量子情報に使える可能性があるわけで、光以外には、分子振動とか分子回転で計算しようって試みもあるらしい。光以外で有力とされてるのがスピンを使うってやつで、それは知ってたんだけど、「あーNMRとかイオントラップわかんね」とかこれもまたスルーしてた。なんか最近ダイヤモンド使うと室温でエンタングル状態が作れたとか固体のほうでも熱いっぽい。エンタングルメントの基が不純物核スピン+電子スピンの相互作用、うは、なんか理論でも面白そう。<br /><br />情報理論は興味あるけどさっぱり知らないし、しょっぱなに専門書読むのもしんどいよなぁとおもって「宇宙を復号する」ってタイトルの本を買ってみた。なーんか量子力学も情報理論を通じて考えれば、観測問題も情報を移転する操作として見るとわかりやすいんだと。大きな物体ではなんで古典的なふるまいなのかってことについていろいろ書かれててちょっとわかった気になるな。フラーレンですら、波動性をもって2重スリット実験で干渉するらしいてのはびっくりした。ウイルスで実験しようとしている人もいるらしいけど波動性があったらトンネル効果で感染するのか?<br /><br />ウイルスつながりで。新型インフルで大学は休講っぽい。まぁ研究室の活動には関係ないんですがね。hanky&pankyhttp://www.blogger.com/profile/05334335812933621532noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-881264477332821316.post-48352505250833516542009-05-04T21:12:00.002+09:002009-05-04T21:39:28.782+09:00インフル対策新型インフルは一体どうなるんだろう。連休明けのパンデミックとかがいやなのでとりあえずマスクと食料を備蓄。Amazonでクレべリンゲルも買った。二酸化塩素ってすごいな。インフルエンザウイルスまでノックアウトとは。しかもウイルス表面のタンパク質を修飾するって仕組みがなんかすげぇ。タンパク質を修飾しちゃうんなら長期使用するとなんか肌荒れしそうでこわいが。<br /><br />Amazonで防護服まで売ってるのにはびっくりした。ゴーグルは化学実験のときに買わされたのがあるのでいざとなったらそれを転用だ。今回のは一度は収束すると思うけど、秋が怖い。スペイン風邪も春の第一波、秋の第二波とあったらしく、しかも後半のほうがやばかったらしい。南半球でまぜまぜされてパワーアップとかやめてくれよ…。夏中にマスクと殺菌用品を備蓄せんとなぁ。<br /><br />秋は国際会議のシーズンなのでそのあたりも悩ましい。ことしはイタリア北部であるらしいんだが、10数時間飛行機乗って時差ボケでふらふらで、各国から大勢人が来るところに行くってパンデミック対策としては最悪だと思う。海外で病院いかなあかんとか絶対嫌だ…。なので国内のをがんばって探そうと思います。まぁそうしたほうが旅費をi7搭載したPCとでかいディスプレイ買うのにつかえそうだから個人的にはうれしいかも。ただ、今年を逃すと、来年の国際会議は北京ばっかり(なんとなく避けたい)だし、2010年以降数年間、猛烈な太陽風→電磁嵐が吹きつけて飛行機やばいかもねーシーズンの到来らしく、しばらく海外行く機会なさそうだ。<br /><br />まぁそんなわけで、連休だけど家で仕事な日々。hanky&pankyhttp://www.blogger.com/profile/05334335812933621532noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-881264477332821316.post-9756014058862291842009-04-24T22:32:00.002+09:002009-04-24T23:09:31.648+09:00MathematicaメモMathematica覚書<br /><br />論文用の図をキレーに作るため、Mathematicaと格闘して一日終わる…<br />Mathematicaは7にアップグレードしてからなんか挙動が怪しい。グラフを書かせると、字化けするようになった。EPSなら大丈夫なんだがMathematicaのEPSとイラレが相性超悪なのでEPSで出されても…。なんでだ…。たぶんデフォルトのフォントがうちの機会と相性悪いんだろう。<br />そんなわけで、グラフのラベル等のオプションを覚書<br /><br />たとえば、<br /><br />Plot[Sin[x], {x, 0, 10},<br /> LabelStyle -><br /> Directive[Orange, FontFamily -> "Courier", FontSize -> 20]]<br /><br />こんなふうにすると、ラベルの文字がオレンジ色で、FontはCourierでサイズは20ptの図ができる。<br />基本的に、Labelの文字の設定はLabelStyleってのを使う。そのなかでFontのオプションはFontFamilyやらFontSizeやらいろいろあるんだが、組み合わせて使うには、Directiveってのを使う必要があるそうな。それにしてもMathematicaの解説サイトのわかりにくさはありえねー。hanky&pankyhttp://www.blogger.com/profile/05334335812933621532noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-881264477332821316.post-55063366346643175192009-04-11T21:13:00.002+09:002009-04-11T22:10:06.361+09:00へたれが群論を勉強してみるテスト群論を勉強せねばならなくなった。前々から嫌な予感はしてたんだがSU(2)だのそんな用語を駆使しないと結論部分がしまりのないかんじになってしまふ。まぁそんなわけでとりあえずSU(N)だの直積表現だのがわかるようになるのを目標としてぼちぼちと勉強することにする。<br /><br />せっかくなので勉強したことはチラシの裏に書きとめておく。間違ってそーな予感プンプンするな。<br /><br />とりあえず、群ってなんやねんてとこから。群というのはヒジョーに抽象的な概念であるらしく、とりあえずどんなものの集合でもいいからその任意の要素AとかBとかCに対して<br /><br />1.積A・Bも集合の要素<br />2.(AB)C=A(BC)<br />3.単位元がある(作用しても相手を変化させない要素、1とか単位行列みたいな)<br />4.逆元が要素のなかにある(元に戻すような要素が定義できる)<br /><br />という4つの条件を満たせばそれらは「群」ですよと言えるっぽい。オプショナルな性質が加わると、リー群とか巡回群とか可換群とかちょっとややこしい名前になってくる。要素は具体的なモノや数字じゃなくてもよくてたとえば、右方向に90度回転させるであるとか、x軸方向に30pt進めるとかのなんらかの操作でもいい。考えてみればカードをカットするというのも群、しかも巡回群を作るんじゃねーの。<br /><br />群がそんな概念ですよと言われても、はぁさいでっかって感じなのだが、物理でありがたいのは対称性を群論で扱えるというところ。系の対称性はその系がどんな状態をとるかというのにダイレクトに効いてくる。量子力学だったら固有状態の縮重度が対称性で決まってくる。<br /><br />対称性は、どの系がどんな対称操作(回転とか反転とか)に対して不変であるかで決まってくる。対称操作といっても、いちいち「z軸を中心とした90度回転」とかいうわけにはいかないので、基本的に行列で表わすことを考える。操作をうけるブツとして関数(ある条件でどんな値をもつかを具体的に記述したモノ、量子力学への応用なら波動関数と思っておけばいいぽい)を考えておく。こうした関数を基底という。ターゲットとする、群をなす対称操作の集合に対して閉じた(つまり、ある操作の結果として出てくる関数も集合の要素に含まれる)関数系を用いれば、対称操作の集合を行列をつかって表記できる。量子力学で出てくる完全系によるハミルトニアンの行列表記と似たよーな感じ?抽象的な対称操作を、「こんな関数に作用させるとこんな結果が出てくるよ~」として行列で見える化してるわけか。こうして得られた行列の集合を、群の表現という。関数系の選び方には任意性があるので、表現は何パターンもある可能性がある。そのなかでも適切な基底関数系を選んで、うまいことなってる状態(対角化され度合が一番高いってのが妥当なイメージか?)を既約表現という。<br /><br />とりあえず、こんなところで。続くかも…?hanky&pankyhttp://www.blogger.com/profile/05334335812933621532noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-881264477332821316.post-46317241669370776362009-04-10T22:57:00.004+09:002009-04-10T23:25:02.518+09:00プロキシ立てたSquidでCentOS機にプロキシサーバーを立てた。<br />ここの設定にあるようにsquid.confをいじる。<br /><a href="http://centossrv.com/squid.shtml">http://centossrv.com/squid.shtml</a><br /><br />chkconfig squid onが「コマンドが見当たんねーよ」てなエラーがでて使えないのは、/sbin/chkconfig とフルパス書くことで回避できた。そしてこれはrootになってないと使えないコマンドらしい。<br /><br />さてプロキシ立てたは良いけど、使うとき、使わないときでいちいちツール→オプション→…はめんどくさい。Firefoxを使っているので、プロキシ経由用のプロファイルを作ることにした。<br />プロファイルを作るには<br /><a href="http://support.mozilla.com/ja/kb/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%81%AE%E7%AE%A1%E7%90%86">http://support.mozilla.com/ja/kb/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%81%AE%E7%AE%A1%E7%90%86</a><br />にあるように、<br />ファイル名を指定して実行から<br />firefox.exe -ProfileManager<br />としてできるぽい。とりあえずproxyという名前でプロファイル作ってみる。<br />次にfirefox起動するとどのプロファイル使うか聞かれるので、proxyを選んで起動、ツール→オプション→詳細でプロキシの設定をする。<br />プロファイルが違うものを同時起動することもできて、その時は -no-remote -p proxyのようにオプションを付ける。バッチをつくるなら<br /><br />"C:\Program Files\Mozilla Firefox\firefox.exe" -no-remote -p proxy<br /><br />のようにしておくとよいぽい。hanky&pankyhttp://www.blogger.com/profile/05334335812933621532noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-881264477332821316.post-27231475944366621572009-04-09T21:38:00.005+09:002009-04-09T22:35:43.251+09:00Xming+putty+ポートフォワーディングXmingの存在は前々から知ってたけど、なんかこないだ使おうとしたときにはうまくいかなかったのだな。Xmingってのはなにかってゆーと、CygwinのXサーバー部分をとってきたようなもんで、Windows上でLinuxのXwindowつかえるというなんだか便利な代物。CygwinもVMwareも中々重たい代物なのでXwindow使うためだけには立ち上げたくないよね~てな向きには最適ぽい。研究室の自分のデスクにLinux機+windows機の2台が置いてあるってな状態になったのであきらめずに試してみる。<br />通常の場合のXming+puttyの使い方はココに書いてある通り。<br /><a href="http://zodiac30.cse.kyutech.ac.jp/~fujiwara/setup/xming-putty/">http://zodiac30.cse.kyutech.ac.jp/~fujiwara/setup/xming-putty/</a><br />XmingつかったXDMCPもできます。その場合はLinux側の設定をちょっといじる必要あり。<br />CentOS5の場合、/etc/gdm/custom.confをちょろっといじって<br /><br />[xdmcp]<br />Enable=True<br /><br />として、rebootすればOK。あとはWindows側でXLaunch起動、One Windowを選択、IP入れるとログイン画面が出るはず。<br /><br />さて問題は、自宅から研究室のLinux機を使うとき。セキュリティ上、Linux機にはグローバルIPふってないし、LAN外からはアクセスできない。なわけでポートフォワーディングかませて、大学のSSH接続用の鯖→グローバルIP付きの研究室の鯖→自分とこのマシン、ていうややこしいトンネルを掘らなければいけない。Xmingでそれがつかえるのか??というのが今回の問題。<br />結論から言うと、Puttyのコマンドラインオプションで解決できた。<br />たとえば、目的のマシンの22番ポートに自分とこの5100番をポートフォワードしてるとき、<br />Xlaunchで設定するときに<br />start a programを選択 →Using PuTTYを選択<br />Connect to computer :localhost<br />で<br />次のページで<br /><br />Additional parameters for PuTTY or SSHのところに<br />-P 5100<br /><br />と入れておけばよい。<br />-Pはポート番号を指定するputtyのオプション。<br />puttyはそれ以外にもコマンドラインでオプションを与えて実行できるので、バッチも作れる。いつも使うのは-loadでセッションをロードするバッチを作っておいてもいいかも。<br /><a href="http://the.earth.li/~sgtatham/putty/0.57/htmldoc/Chapter3.html#S3.7">http://the.earth.li/~sgtatham/putty/0.57/htmldoc/Chapter3.html#S3.7</a><br /><br />てなわけで、MultiWindowのは起動できた。mathematica使ってみたがおっそい…。まぁいろいろ経由してきてるんだからしゃぁないか。LAN外からのXDMCPはうまくいかず。これだけ遅いならVNCを試したほうがいいかもなぁ。hanky&pankyhttp://www.blogger.com/profile/05334335812933621532noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-881264477332821316.post-25707122645063161912009-04-05T21:56:00.006+09:002009-04-10T23:38:36.580+09:00Mercurial始めました書けども書けどもD論と投稿論文が埋まらないので、ぢつとディスプレイを見て、我泣きぬれてWinshellとたわむれる土日。せっかく書いた文章を研究室の端末とやり取りしててうっかり上書きしてしまったりすると数日ガチへこみしそうなのでウマいバックアップ管理の仕方を模索してた。そんなわけで以前いいよとの噂を聞いてたMercurial。MercurialはSubversionとかCVSとかに代表されるバージョン管理システムの一種らしいんだが、Subversionとかとちがって、どっかのサーバーに変更履歴(リポジトリというらしい?)を溜めるのではなく、各端末に履歴がたまっていく。サーバー立てるとかプロキシ云々のめんどくさい設定なしで、ローカルで動くバックアップツールみたいに気軽に使うこともできるぽい。Mercurial使うときは作業してるディレクトリの中に、.hgというフォルダができてそこに変更履歴がためられる。まぁなによりMercurialという名前がええよな。Mercuryから派生してるからコマンドもHgとか無駄に凝ってる。<br />参考文献<br /><a href="http://www.02.246.ne.jp/%7Etorutk/mercurial/intro.html">http://www.02.246.ne.jp/~torutk/mercurial/intro.html</a><br /><a href="http://www.lares.dti.ne.jp/%7Efoozy/fujiguruma/scm/mercurial.html">http://www.lares.dti.ne.jp/~foozy/fujiguruma/scm/mercurial.html</a><br /><a href="http://www.lares.dti.ne.jp/%7Efoozy/fujiguruma/scm/mercurial-tortoise.html#encoding">http://www.lares.dti.ne.jp/~foozy/fujiguruma/scm/mercurial-tortoise.html#encoding</a><br /><br />MercurialはWindowsでもLinuxでも使える。基本はコマンドラインで動かすんだけど、Windows用にはエクスプローラーのアドオンとして使えるTortoiseHGというのがある。カメさんかわゆい。一応両方入れておく。ついでに前々からエクスプローラーからコマンドプロンプトを呼べればいいのにと思っていてそれが実現できるソフト<a href="http://www.vector.co.jp/soft/winnt/util/se421559.html">FolderPrompt</a>も見つけたので入れておく。いやーこれ便利だわ。なんでいままで探そうとしなかったんだろう。<br />で、あとMercurialで差分をとってそれを表示するときに、コマンドプロンプトだとあまりにわかりにくいし、TortoiseHGのデフォで入っているKdiffは日本語字化けしたので、<a href="http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-SanJose/8165/winmerge.html#screenshots">Winmerge</a>をインストール。これをMercurialで使うには、Mercurial.iniをちょっといじる必要があるぽい。<br />TortoiseHG用<br /><pre class="code" style="border: medium dotted ; overflow: scroll; background-color: rgb(229, 238, 204); height: 200px;"><br />[extdiff]<br />;cmd.vdiff = C:\Program Files\TortoiseHg\kdiff3<br />;cmd.vdiff = C:\Progra~1\TortoiseSVN\bin\TortoiseMerge.exe<br />;cmd.vimdiff = gvim.exe<br />;opts.vimdiff = -f '+next' '+execute "DirDiff ".argv(0)." ".argv(1)'<br />cmd.vdiff = C:\Program Files\WinMerge\WinMergeU.exe<br />opts.vdiff = /r /e /x /ub<br /></pre><br />Mercurial本体の場合<br /><pre class="code" style="border: medium dotted ; overflow: scroll; background-color: rgb(229, 238, 204); height: 200px;"><br />[extensions]<br />; The win32text extension is available and installed by default. It<br />; provides built-in Python hooks to perform line ending conversions.<br />; This is normally much faster than running an external program.<br />hgext.win32text =<br />hgext.extdiff =<br />[extdiff]<br />cmd.wmdiff = C:\Program Files\WinMerge\WinMergeU.exe<br />opts.wmdiff = /r /e /x /ub<br /></pre><br />はーMercurial関連いじってPCが全般的に使いやすくなった。<br /><br />とりあえず、自分が作業してるフォルダでリポジトリ作るには<br /><pre style="border: medium dotted ;"><br />hg init<br /></pre><br />とする。(TortoiseHGだと右クリック→Create Repository Here)<br />そうすっと .hgというフォルダができる。<br />変更履歴をとりたいファイル、たとえばAAA.txtを<br /><pre style="border: medium dotted ;"><br />hg add AAA.txt<br /></pre><br />として追加する。<br />とりあえずは、最初の状態を保存したいのでこの時点で<br /><pre style="border: medium dotted ;"><br />hg commit -m "initial state(なんかコメントを書く)"<br /></pre><br />とするとこれが最初の”チェンジセット”(変更履歴のまとまり)として保存される。<br />そのあとファイルになんか変更すると、<br /><pre style="border: medium dotted ;"><br />hg status<br /></pre><br />とやると<br /><pre style="border: medium dotted ;"><br />M AAA.txt<br /></pre><br />みたいに、変更されたことがMで表示される。<br /><pre style="border: medium dotted ;"><br />hg diff (もしくはエクステンションで定義したwmdiff等のコマンド)<br /></pre><br />で、差分を表示。<br /><pre style="border: medium dotted ;"><br />hg log<br /></pre><br />で変更履歴を表示。ある程度変更したらまたcommitしてチェンジセットを作る。<br />まぁしばらくこんな感じで。のちのち端末間のをうまいことまとめたりする方法をしらべていこうかなぁ。<br /><br /><span style="color: rgb(204, 102, 204);">追記1</span><br />WinMergeの<a href="http://freemind.s57.xrea.com/xdocdiffPlugin/index.html">xdocdiff</a>てゆープラグインを入れると、なんとOffice系統のファイルの差分も見れるようになる。いやぁ便利便利。注意すべきはWinMergeの設定でプラグインの検出を自動にしておくこと。<br /><br />あとMercurialをRedmineと連動させてみたら予想以上に便利そう。RedMine1.6.3使ってるけど、プロジェクトの設定のとこから、リポジトリのタブでSCMをMercurialで選択,ルートディレクトリを.hgがあるディレクトリへのパス(/home/aaa/workspace/test/とか)って入れるだけでおけ。差分見れたりできます。他にも色々使い方ありそうなんで、解説本に興味が…<br /><br /><span style="color: rgb(51, 0, 153);">追記2<br />CentOS5へのインストールでは、yum install mercurial てな呪文が使えない…。かわりに、easy_install mercurial でpythonのお力を借りるのが妥当っぽい<br /></span>hanky&pankyhttp://www.blogger.com/profile/05334335812933621532noreply@blogger.com0