2009年7月22日水曜日

液漏れ

エアコンのリモコンの電池をかえたら液漏れしていた。
謎の液体Xが手につくわ、まさか液漏れしてると思ってなかったのでベットの上で作業してたもんでシーツにもつくわでげんなり。実家で電池液漏れ勃発のときに「電池の液はヤバいから」ってことを言ってたので調べてみたら、水酸化カリウムって強アルカリ性の物体らしいので焦る。化学実験のときに強アルカリのやけどはこわいでー肉まで溶けるでーと脅されまくった学部時代の記憶がよみがえる。(そんなふうに脅されまくったから化学系に行かなかった。)
掃除用においてあったクエン酸の水溶液作ってそれで仕上げにゆすいどいた。中和されてますように。リモコンは接点が緑青吹いてたので捨てた。ダイキンはリモコンだけ買うのOKだったので。

ググったら電池の液漏れは頻発しているみたいで、それに伴うやけど事故も頻発してるみたいだ。KOHみたいな強アルカリな液体が、ちょっとリモコンとか玩具のなかに長時間入れてたからって即効漏れ出たり(自宅エアコンのは2-3年しか使ってないはず)、しかも「電池って液漏れするから皮膚に付いたら洗ってね」てな対応でいいのかと思う。説明書にかいてあるじゃんっていっても皮膚に付いたら洗え程度じゃ洗剤の説明とかわらんし。アルカリのやけどは塩酸とか硫酸かかるより怖いっていうし。液漏れする前提なら、もうちょっと安全な物質使えよ。身近なくせに危険な物質が漏れ出てくる可能性大てのはかなりどうかと思う。代替材料を研究しないのかな。大容量な電池より安全なのが欲しい。

アルカリ乾電池以外にも、携帯のバッテリーに使われてるリチウム電池も実はあまり安定性がよろしくない物質つかってるので、強打したり火にほりこむと爆裂する可能性があるらしい。電池怖い。

それを予知してかどうかしらんが、今日交換するために買ってきてた電池はマクセルの液漏れ0設計とうたってるやつだった。はやく液漏れ撲滅してくれ。マンガン電池は液漏れしてもわりかし安全な物質みたいだ。もうマンガン電池かマクセルのしか買わない。

2009年7月16日木曜日

誕生日

今日は誕生日で、しかし平日なので大学に行った。
大学にいったら、研究室の秘書さんたちに保湿クリームをプレゼントしてもらい、さらに学内にあるフレンチなレストランでお昼を奢ってもらった。ありがたやー。そしてサプライズで寄せ書きをもらった。
誕生日に寄せ書きをもらうというのはレア体験で驚いた。寄せ書きをもらうこと自体、ひたすら大学に残留してたので、送るばっかりであまりなかったからなぁ。後輩がいろいろ書いてて、ネタな文章書いてあったりで面白い。
というわけで、年をとるのも悪くないなと思った。

来週は日食があるらしい。日食グラスを買ってみた。家族が、自分もほしいというので調べたら売り切れててた。宇宙関係は人気ありすぎだ。

2009年7月12日日曜日

経済物理学て実のところどうよ

経済のことは本当によく分からない。
一番謎なのが、おそらく経済学が、市場経済は無限に成長すると思っているところだ。
ニュースでもなんでも、GDPなり、とある指標の伸び率が前の年とくらべて何パーセント上下したかで騒いでいる。しかし毎年数パーセントの成長が永遠に続くはずなかろうと思う。熱力学の第一法則的に考えて。
同様にして、日本の人口が永遠に増加するというモデルで年金なり社会インフラのあれこれを設定しているのが意味不明すぎる。モデルがまちがってるんだからそこにどんだけ高度な統計解析したところでだめだろ。

一番ダメなのがまともなモデルもなく「とりあえず最低賃金は1000円、消費税は上げません、年金ダイジョーブ(財源とかこまけぇことはいいんだよ)」とか言っちゃうどっかの政治家だが。

ぎりぎりわかるのが物理なので熱力学とのアナロジーを考えてみる。外部からなんの働きかけもない閉じた系では、いずれ動きのない熱的に死んだ状態になってしまう。これはどう考えても芳しくない。
が、外部とエネルギーなり粒子なりのやりとりがある開放平衡系での定常状態というのは対流に代表されるように内部での動きがある。外部とのやりとりを貿易、内部での動きを税金とかに置き換えて、非平衡系の力学を応用したロバストで成長しなくても定常な経済状態を目指せるモデルなんてできないんかねぇという妄想。

まぁこんどこそ物理学会で経済物理のセッションを覗いてこよう