2008年6月30日月曜日

バーゲン?

意味フな計算に追われてるうちに世の中はバーゲンシーズンになっていた。はぅぅ。頑張ってNu茶屋町とか大学帰りに見てみるも気力が消耗しきっていて、試着すんのがめんどくせ・・・とか思って買い物意欲がどーにもね。バーゲンで人ごみにまぎれてモノ買う気力がもうないっす。少々差額出てもいいから普段にマターリと比較検討して気に入ったのを少数買うほうがいいかなぁと最近主旨がえしつつある。そして服より、いい香りの入浴剤やら基礎化粧品のほうにお金をかけたい今日この頃。いわゆる癒し(笑)をもとめとるのか。ていうか、最近、学会への申し込みが相次ぐので、航空券やらホテル代だのかなりの金額が一時的とはいえ自分のカードで引き落とされるからなんとなく金欠な気分になるのだ。8月以降しばらく毎月あちこちドサ周りのごとく移動するのですでになんかいろんな意味で死亡な予感がしている。アムステルダム⇒東京⇒(奈良?)⇒盛岡⇒松江とか総移動距離が・・・。
問題は盛岡。いわて花巻空港がもっとも近いらしいが、大阪からは日に3便しかなく、すでに○理学会の手が回っていて満席。学会経由だと航空券お値段3万近く。国内線片道でそれは無いわ・・・。新幹線で全部いくとなんと五時間半かかるらしく、腰がヤラれそうだ。たぶん仙台まで飛行機⇒東北新幹線かなぁ。
一番個人的に期待しているのが実は松江。子供のころ何回か行って、なんだか街の感じがすきだった。ごはんもそばとか鴨とかが美味しかったような。でもたしか飛行機は、まだそのころプロペラ機で、ごっつう揺れて怖かった記憶が。宿の手配するかと思って楽天とかで見てみたけど、ホテルが安い。東京だったら9000円台しそうな設備のに5000円とかで泊まれそうな勢い。温泉もあるっぽいしビバ松江。たぶん物価が安いんだな。だいぶ先だが行くのちょうど10月で出雲は神有月みたいだし出雲大社を観光して癒されてこよう。とはいえまずは8月の学会に持っていく結果を作らねば。さて、意味フな計算作業に戻るんだ・・・

2008年6月27日金曜日

一段落

はやいもんでもう月末が近づいてる。今月は(も)忙しかったので2週間ぐらいしかまだ経ってない感覚なんだけど。

6月からはじめた2impurity系のNRGのコアになる部分があるていど形になった。コンパイル通った後のテストが発狂しそうにめんどくさい。昨日は病むかと思った。とりあえず最初は定性的な傾向が予想できる単純モデルを計算してみるとはいえ、出力は対角化した後の固有状態の値なのでどこにエラーの原因があるかとかをそこから探るのは本当に、はー無理無理。結局自力でいくつか計算するとかいうとんでもなくしんどい作業が待っている。NRGを半年ほどいじって分かったことは

・エラーの大半はInvariant matrix element作るときの係数か、対角化するmatrixを作るときの係数に間違いがあることに由来。
・電子正孔対称が崩れたり、突然縮退がとけまくったりするときは初期状態の値が合ってるか要チェック。
といったところか。

今回も係数の入力ミスが大半だった。プログラミング言語で式を書くとなんでああも見づらいんだろう。5回チェックしてやっと全部つぶせた。Mathematicaの機能に、FortranとかCの形式に、入力した数式を変形してくれる機能があるらしいから活用したほうがいいかもしれない。
あと凶悪なミスとして0とOを取り違えているというのがあった。変数名にiOとかつけた自分を呪うわ。そしてよく、iと1とlを間違ってんだけど私だけか?

そういえば、提出用のプロに撮ってもらった写真を研究室の人に見せたら、女性は「ええ感じやん」と至極穏当な意見だったのだが、野郎からは「偽装や、出会い系とかで写真かわいいけど本人出てきたら、げっ、てゆーあれ並やで」というセクハラといっても過言ではないコメントが来た。そうですか、素の私はそこまでひどいのですか。なんか腹立たしく、そして凹むな。計算機と戯れてばっかり居ずにちっとは外見のお手入れするかね。

2008年6月24日火曜日

数値誤差

日々是数値誤差との戦い。しょっちゅう、え、どうだったっけ?とか思うので自分用にまとめてみた。

コンピューター内部の数は浮動小数点数で扱われる。
浮動小数点数は1.24356*10^-2のように、符号部、仮数部、指数部に数字を分けて扱う。それぞれの部分はコンピューターの内部では当然2進もしくは16進であらわされる。倍精度実数の場合、符号部に1ビット、仮数部に52ビット、指数部に11ビットの合計64ビットが使われる。指数をもちいて表現することで、扱える数の幅が大きく広がる。
浮動小数点のフォーマットにはIEEE754やIBMのエクセス64とかがある。IEEEは指数の基数が2、エクセス64は基数が16である。モノの本によると基数2のほうが丸め誤差に強いとかなんとかいう噂。どっちが使われるかはコンパイラ次第。マイクロソフト系のVBAとかは基数2を使っているとの噂だがどうだろう。それ以外にも2つのフォーマットは仮数部に+1したりしなかったり、指数部のバイアスが違ってたり、いろいろ差異があるっぽい。

どっちのフォーマットを使おうが、数値計算の時に、めちゃ問題になるのが桁落ち、情報落ち、丸め誤差などなど。どれも浮動小数点数の特徴からでてくるので、数値計算のときにはどうしてもついてくる。全部ひっくるめて丸めとかround off errorとか書いちゃったりしている文献もある模様。

物理屋の計算で出くわしがちなのが桁落ちか。桁落ちは、値が非常に近い数を引き算したときに出てくる。
たとえば 1.1200012-1.1200003とかを計算すると、計算に使ってる値は有効数字6桁なのに、答えは0.000009の有効数字一桁とか精度ががた落ちする。浮動小数点数では、元の数も近似値なので、有効な桁数の低下はかなり問題。しかも、浮動小数点数では正規化の手続きがあって、これを、0.90000000*10-8のようにシフトするので、意味のない0が押し込まれてくる。ので、Lanczos法とかみたく、あるN回目の計算でN-1回目の結果を使って、みたいに再帰的な計算になっててしかも引き算がばりばり出てくるのは要注意。今つかってるのはLanczos法と似たようなアルゴリズムの計算なんだけど、再規格化とかしないと10回行かないうちに誤差の累積で破綻した。数値をダイレクトに使うだけじゃなく、規格直交条件とか数学方向から要請される条件を組み合わせて使うことが大事。

2008年6月21日土曜日

梅雨時

大阪府が相変わらずいろいろネタすぎる。こないだちょっととはいえ府民税払わされたからなんか見ててはぁ・・・って感じだ。職員側もテレビ入ってるのによくいうよな~あんなこと。自分らの給料で「10パーカットされたら生活が成り立たない」とかいっちゃってもお高い給料の出所である府民の反感買わないとか思ってるなら非常識すぎるだろう。よくしらんが公務員が労組つくっていいのか?

あと一月ぐらいである程度結果出さないと夏の学会がヤヴァイので今週末は引きこもり。ひたすらNRGのプログラム作成中。不純物が一個から二個にふえるだけで、条件分岐がアホほど増えてややこしくなるし、扱うデータ量が冪乗で増える。やめてもうメモリの残量が0よ。メモリ節約のため疎行列を一次元配列に落とし込んで使う方法を考えるのに頭疲れた。

ちなみに64Mのメモリで倍精度実数を800万個保持できると考えておけばいいとの噂。それが本当なら、ウチんとこのは最大4Gのはずなので4億個ぐらいは保持できるのかな。でもメモリもスタックとかヒープとか種類あってそれぞれに上限あったり、変数の宣言のしかたとか、スコープによって格納される場所が違うとかいうからどうなんかなぁ。Fortranの場合は、翻訳する際にサイズが決まるような変数やsave属性がついてる変数についてはスタックに大部分保持されるとか聞いた。なのにLinuxの場合スタックのサイズはデフォルトで8Mぐらい。なのであんまり大きい配列をsave属性で宣言するとスタックオーバーフローしてSegmentation faultとか文句いわれたりするらしい。(でも、こないだ明らかにスタックサイズ越えてる配列あつかっても大丈夫だったんだが。コンパイラの仕様にもよるんだろうな。なんかmodule内で宣言すると、スタック以外に保持される場合もあるぽ)でかい配列を使いたいときにはallocatable属性にしといて動的に割付するとヒープに保持されるので、少々でかくても大丈夫らしい。あとLinuxの場合、ulimit -aとすると、メモリの上限関連の情報を出してくれるらしい。どーしてもスタックにでかいデータを格納する必要があるときはulimit -s 16384のようにスタックの上限を自分が必要なサイズにまで引き上げるという方法もあるっぽい。

そんなかんじでひたすら座業。運動不足解消のために椅子ではなく、買ったきり戸棚に押し込んでたバランスボールに座ってみる。んー腹筋に効くかも知れん。

2008年6月20日金曜日

フリーダム

今日も大学休んでたりする。医者にいかなあかんかったし。夜に研究関係のことをしない&一日7時間近く寝てるおかげで非常にゆっくりではあるが回復しつつあるような。そんなわけで今週は2日しか大学行ってないフリーダムな一週間なわけだったが、その割には研究そのものは進んでいる。来週まで持ち越すだろうと思ってた課題が結構あっさり片付いた。休養を多い目にして仕事するときに一極集中したほうが全体として能率はいいのかも。Dに進学してから妙な集中力がついた気がする。とくに数値計算のプログラム組んでいるときはかなり集中してやってるのであとでどっとこたえる。

世の中「長時間研究室なり仕事場にいる=まじめ」、「徹夜とか無理するのが偉い」みたいな図式があるのが憂鬱。というかこっちは極力無理が出ないように休みの日も家でちょくちょく作業したり、タスク管理していることは評価されず、ギリギリになって無理してるからって「アンタはラクだよな」みたいに言われてもな。そっちが見てないとこでこっちも結構苦労してるっちゅうの。あと体力無い人間の身にもなってみろと。研究室ではいまんとこないけど、体が超しんどくって休んでるのに「サボってるんでしょ」みたいにいわれるのは心が折れる。なにかを思い出してしまった。

気分転換に昼はデパ地下で調達。なんか急にエビフライが食べたい気分になったので心斎橋大丸の地下で売ってる神戸開花亭のエビフライサンドにしたらおいしかった。デザートも食べたかったのでそごうのビゴの店でプリンを買ったらこれが好きな系統の味でヒットだった。しかもリーズナブル。ル・アイといいパン屋さんが作ってるプリンには実に好みのものが多いのかもしれない。

しかし昼間に繁華街をうろついていると妙な引け目を感じてしまうな・・・

2008年6月18日水曜日

休養週間

ギネス記録樹立に貢献してみるかとfirefox3をダウンロード&インストール。たしかにページが表示されるのは早くなったかも?3ではAll in one gestureアドオンが使えないみたいなのでFire gestureに変えてみた。より自分でいろいろカスタマイズできるらしい。なんかあると便利なマウスジェスチャを考えてみるか。

ここ3週間ほど実に体調が悪かった。肩が異様にこったり、胃に始まり頭やのどや体のあちこちが痛かったり、寝れんかったりもう散々だった。性質の悪い風邪でも引いたんだろうそのうち治るわとほっておいてだましだまし目先の用事をこなしてたけど、さすがに限界っぽい。始終息が詰まったような感じがして夕方になるとひどい頭痛+動けんほどだるいとか若干やばい気がする。しかもなんかで「ストレス超溜まってますね」っていわれて、へぇーそうなんかとWeb上でストレス度チェックとやらを何個かやってみたら総じてストレス度が危険な領域に突入プギャーだったので今週はあまり大学に行かず休養しようと思う。ちょうど片付けたい用事が何個か入ってたし。しかし何がそんなにストレスなり疲労の元になってるんかよくわからん。もうちょっと体力があればなぁ、研究もっとはかどるだろうに。なんか歯がゆい。

今日は、とある理由でマトモな写真が必要になったので梅田でプロに化粧してもらって写真とってもらった。阪急インターナショナルの一階にメイクからヘアセットから写真まで全部やってくれるところがあるのだ。凄く丁寧にやってもらえるので、なんかあるときにはココに頼んでいる。あと数年で必要となるであろう(ちゃんと就活するんかな・・・?)履歴書に転用することを考えてスーツで撮った。普段、ろくすっぽ化粧しないので、プロにやってもらうとアイメイクの濃さにびびる。思わず、これ濃いくないですか・・・?て聞いてしまった。すんません。それにしてもメイクとかへアセットの人はいつもきれいだのう。目の保養になるってもんだ。

普通はアイラインとかマスカラとかみんなこんなにガシガシ書くもんなのかね。たしかに電車とかで観察してるとみんな結構がっつり書いてるよなぁ。アイラインとかほんと目の粘膜にも書いてるぽいので毎日だと痒くなりそうな気がする。んーやっぱ気合いれた化粧はいざっちゅうときにプロにやってもらえばいいや。そういえば、睫毛が長いといわれた。なんか嬉しい。せっかく長いんだからマスカラとか使い方練習するか。

2008年6月15日日曜日

パンドラ

とある事情があって過去の写真が何枚か必要になった。実家の本棚を漁る。風景とか撮るのは出先でちょくちょくするけど自分が写真を撮られるのがあまり好きではないので写真そのものが少ないうえに、たいていが不機嫌そうもしくは引きつったような笑顔で写り、それをつらつらみるのもさほど楽しいことでもないので過去の写真を見返すことなんてあまりない。ましてや中学高校時代のなんてほとんど見てない。中学の卒業アルバムどこいったけなぁ・・・。高校一年ぐらいの自分の写真をあらためて見てげんなりした。なんじゃこれ。あんまり覚えてないけどいったい何があったんだろう。黒歴史ってレヴェルじゃねぇ・・・誰この腐orzって感じ。これでいじめとかくらわんかったのが不思議、周囲の人間に恵まれたんだな。普通高校時代って青春つまりもっとも楽しく過ごし容姿的にもピークが来る年代と世間一般では言われている模様だが、ワタクシの場合・・・青春なにそれおいしいの。高校にかぎらず、これまであんまり若人らしく遊んだ記憶ってのがないなぁ。いまからはじけてみるか。とにかく画像は封印するしかない。HDDから大学時代のをサルベージしてそれを使うことにしよう。

そして第一種Bessel関数は積分すると超幾何関数になるらしい。はーまたワケワカランものを調べなあかんのか

2008年6月14日土曜日

研究室訪問

はじめて他の研究室まで質問に出向いてみた。あらかじめ知り合いになってた人が相手とはいえ、他の研究室を訪問するとかやっぱり若干緊張するな。行ってみたら、基礎工の建物は土曜日施錠されているらしく、入れずしばらく扉の前でボーゼンとする。落ち着け、素数を数えるんだとか考えてると、通りすがりの学生を発見したので呼び止めて入れてもらう。まるで不審者・・・。
向こうもわざわざ迎えに来てくれてたらしく、見事にすれ違いになったものの、無事あって話すことができた。実際に研究で使ってた人の話きくってのはとても参考になる。30分程度しか話してないやろと思ってたら実際は一時間以上話し込んでた。Costiとかのグループがマニアックだとか数値繰りこみ群は計算機乗せる前に異常に泥臭い計算がいって大変とか同業者ならではの会話もできてなんか嬉しい。ここ半年ほどやってる数値繰りこみ群は自分のところの研究室でやってた人がいない上に、日本(下手したら世界)全体で、もともと少ないやってる人がさらに減少傾向にあるっぽく、ディスカッションの機会がほっとんどないのだ。なんでこうも自分は何かにつけマニアックな属性に惹かれる傾向があるかねぇ、困ったもんだ。独学でもある程度は何とかなるものの、ちょっとした疑問の蓄積がなかなか解消できずたまりにたまって超不安になることが多い。いろいろヒントもらえて出向いた甲斐がありまくってよかった。

用事が夕方に終わったので夕食とったのが夕方だった。日が高いうちに晩御飯を食べるのはなんかとても不思議な感覚がある。普段でも夕方に眠くなる上にご飯食べたもんで猛烈な眠気が襲来して帰ってきて即効寝て今に至る。うぁーなんか時間の感覚が変。私の時間感覚は胃に依存しているらしい。さて、一仕事するか、もう寝るか悩みどころだ。まぁなんか濃いシュールな半日だった。

で、ウォーターエネルギーシステム??てのを食事時に聞いたので記事見てみたらもうなんちゅうかアレすぎてウケた。触媒ほりこむだけで水を酸素と水素に分解できるわけねーでしょ。酸化チタン電極+白金電極のシステムに紫外光あてまくったら、水の電気分解できるって話(本多・藤嶋効果、日本人が発見すげー)があるからそれかと思いきや・・・なんか水素関連のマトモな研究まで疑念もたれそうやね。うちんとこもメインは水素、燃料電池関係やってるだけに心配・・・。コアになってるのが水かけたら水素発生する金属?触媒の意味から勘違いしてる悪寒・・・え、発表した場所は大阪府の議員会館?また大阪かっていわれるやん。なんか大阪府の議員がかんでるらしいし橋下さん、なんとかしてください。今度の物理学会の企業ブースとかにこれ来てくれないかなぁとわくわくしてる。

2008年6月13日金曜日

筋肉痛

すんごい気が重かった超メンドクサイ計算が半分以上終わった。おもったよりスムーズに進行中。一番要となる部分は終わって、あとはまぁぼちぼちでいいか(ちゅーかせんでもいいかぐらい)なのでだいぶラクになった。作業そのものは結構単純なんだが分量が半端ない。ストックしてた反故紙を使い切ってしまった。そんなわけで腕がだるい。計算しすぎで腕がだるいとかキワモノっぽくていやだ。シミュレーションとかいうと計算機でプログラムくむイメージがあるが、理論物理とくにモデル計算の場合その前段階に人力でひたすら計算する超絶泥臭い作業が存在することが多い。解くべき問題や手法によって必要なブツは微妙に違うし、計算過程書いた紙は大抵捨ててしまうので、各人がそのたびにゴリゴリ計算しないといけない。そんなわけで、この業界には「目から血が出るまで計算した」とか「雨にぬれた体を拭く間も惜しんで水滴らせながら計算してた」とかちょっと常人離れしてしまった伝説を持つ人物もいる。計算物理に必要なのは才能でもなんでもなくてただひたすら根性だとか思う。なんだかそういうのに慣れてしまった自分がいる。
そんなわけで今週はひたすら計算してたんだが、あまりにあちこち凝るので集中するときの姿勢の悪さに気がついた。最強に集中するときは無意識に足を組んで妙にひねった姿勢でいるっぽい。それどころかパーテーションで周りから姿が見えないのでたまにとんでもない体勢で作業している。たぶん体ゆがんどる。体調不良はその辺も原因か?というわけで今月の残りは姿勢矯正に心がけようかと。

2008年6月12日木曜日

Mathematica_その1

TA等でわずかばかりの収入があるのを目ざとく大阪市はチェックしとるんですな。市民税を払えという通知が家に来ていてがっくりです。学生をあまりいぢめないでください。払ったところでお偉いがたのタクシー代に(ry

ここんとこMathematicaにぞっこんです。いじりだすと、つかえねーなんて一時期いっててごめん、って感じのハイスペック実感です。使いにくい原因はWeb上の、Excite先生級の直訳らしき理解しづらい説明文+独特の文法。(+使ってるよそさんの借り物サーバーではXWindow使えないから。)なんかそのうち研究室の人間に教えなあかんことになりそうなので、理解したことをぼちぼち書き留めておこうかと。なんかなんでも最初にやり始めるのは損な役回りだと思いつつ。

Mathematicaは関数型プログラミング言語の体裁をとっているらしく(?)、いままで手続き型に慣れきってきた身には違和感ありまくり。全てが式として処理されますってなんじゃそりゃーって感じです。変数宣言ないし、サブルーチンのような単位も「式」としてくくってしまう、なんか若干気持ち悪い。ぜんぶFortranで言うところのfunctionで記述するのねって思って自分を納得させる。

繰り返し
Forが使える。
基本的な文法は
For[i=0,i<10,i++,操作] のように、開始、終了条件、インクリメント、本文。 操作は複数でもよく、その場合、;で手続きを区切る。 Forにかぎらず、基本的に手続きの区切りは;で示す。なので、そのほかのプログラミング言語の体裁に似た形式で記述することができる。

条件分岐

If または Which という関数がある。
IfはCやFortranと同じ様な感じだが、else if に相当する操作がない。
なので分岐が複数の場合はWhichを用いると良い。

If[条件式,Trueの場合の手続き,Falseの場合の手続き]
Which[条件式1、手続き1、条件式2、手続き2]

リスト
Mathematicaでは配列等は全部リストという構造で総称されるぽい。挙動を見た感じ、C++のvectorに似ているかも。リストという名前ではあるが、添え字がついていて、添え字で要素を指定して操作できる。
リストの宣言はとくになんかする必要もなく
{a,b,c}
みたいに書けば、a,b,cの要素をもつリストが生成される。ふつー配列には何か名前をつけて使用するが、そういうときには
l={a,b,c}
のように、代入文で書いてやる。
さて作ったリストに値を付け加えるには
AppendTo[l,x]
のようにする。(似たようなのにAppendがあるが、これは付け加えた先を再構成しないっぽく、For文の中で使うとうまく行かなかったりしたので、AppendToのほうがいいと思う。)
こうするとlは
{a,b,c,x}
のようになっているはず。

ここに挙げた機能を投入してみた例
out=OpenWrite["test.txt"]
l={1,2,3}
AppendTo[l,4]
For[i=1,i<5,i++,
If[Mod[i,2]==0,
AppendTo[l,i]]
]
Write[out,l]

実行すると、test.txtに{1,2,3,4,2,4}ていう出力ができるはず

リスト関係はいろいろややこしい機能てんこ盛りなのでぼちぼちまた書き溜めていこう。

2008年6月10日火曜日

ダウン

ここ数日超調子悪かった。これまでなかったような妙な腹痛が続いたりとか医者に行ったほうがいいのだろうかとか思いつつめんどくさくて結局行ってない。幼少期からの筋金入りの運動不足とインドア生活の結果かしらんが、なんかあるごとに体調を崩す。就職するのをやめて進学してるのもそれが原因な面もある。たぶんふつーのフルタイムの仕事したら一ヶ月で病院送りな気がするので企業に勤めれる気がしない。研究は基本的に個人プレーで、スケジュール管理を念入りにしておけば、死亡フラグな日々は年数回で済むし、他人の都合に振り回されることも少ない。半面、常になにか早急にやらなくてはいけない課題があって、本気で休んだり頭が空になるということが少ない。休みの日も頭のどっかで考えてるしなぁ。あまり続くとさすがに病むわ。んー9月が終わったら一段落するはずだからリフレッシュしよう。

さて、これから計算に必要な80個以上の係数を自力で計算しないといけない。一応答えらしきものはあるのだが、論文というものは誤字脱字が付き物だし、その人の基底関数の定義と自分の定義が違っていたら一巻の終わりなので、一度は自分で確認しておかないとなぁ。なんかうまい方法はないのかね。思いつく愚直な方法だと100枚以上の計算用紙にごりごり手書きで計算しないといけないんだが。うーん、計算可能である限りは、規則があるので、プログラミングできるんだろうが、それ考えるのと自力で計算するのどちらが速いかとか考えると微妙な気もする。組んでも今回しか使えないような汎用性の低いものだったらしょうがないしなぁ。しかも計算といってもフェルミオンの交換関係みたいに非常に計算機に作業させるのが難しそうなルール+記号をつかったかなり抽象的な議論になるのでおなじみのFortranで組むのは難しそうだしな。とはいえフェルミオンとその交換関係を定義したクラスとかあったらかなり便利そうなので暇暇に考えてみようとか思いつつ。ぶつぶつ言ってる間に愚直な方法に取り掛かるか。たぶん来週あたり腱鞘炎になってそう。

2008年6月7日土曜日

バックアップ

最近大学でPCが大量に盗難される事件がでてるらしい。中古のPC盗んだところでそう大きな稼ぎになるとおもわんのだが。まぁ場所によったら8コアの使ってたりお高いスパコンが無造作においてあったりするぽいからそーゆーのが目当てかね?うちの端末はふつーのDELLとかだから来ても無駄ですよっと。むしろとられた側の精神的ダメージは計り知れないと思うのでイヤガラセの一種じゃないのかと。なんにせよハードディスクだけは置いていってほしいなぁ。集めた参考資料や発表原稿や書類や作りかけのプログラムやらが全部パーとか一ヶ月ぐらい寝込むな。盗難されなくてもDELLにはブルースクリーンでて全部ぶっとんだ前科あるしな。と急に不安になったので、なくなったらまじで死んでしまいそうなものを今ちまちま転送している。うー、理論系ってPCへの依存度高いな。VNC経由は遅いしなんか不安定。UltraVNCのファイル転送機能はそこまでしっかりしてないぽい。USB2.0でつないで外付けに転送するほうが早いわ。月曜大学行ったらまず全部のバックアップとろう。定期的にバックアップを取ったほうがいいんだろうけど、いろいろめんどくさくて放置しまくって今に至る。とはいえ今の時期にデーター全部なくしたらヤバイのでまじめにいい方法を探さないと。

そしてMathematicaがいろいろ神すぎる。今回の拡張では2channel系を扱うことになるのでS=1の粒子との角運動量合成で必要なClebsch-Gordan係数が必要になる。Mathematicaは組み込み関数としてClebsch-Gordan係数の計算式を持っている。たとえばスピンs1、s2、z方向成分がsz1、sz2の2つの角運動量を合成して全スピンがS、z方向がSzになったとする。Clebsch-Gordan係数は合成後の状態を元の2つの状態を直積した状態に射影した時の係数に相当し、それはMathematicaではClebschGordan[{s1,sz1},{s2,sz2},{S,Sz}]のようにして計算できる。まぁClebshGordan係数の計算コードはあちこちにころがっているんだが、Mathematicaのすごいのは、具体的な数値を入れず、どれかを一般的にSだのSzだのと文字で置いても、その場合用の公式をがっつり返してくれるあたりだ。怖れていた、特殊な場合用の数表を必死で探したり、ちょーめんどくさい計算して公式導出という作業をしなくてすみそうで良かったぁぁぁ~。というわけで、大学内で使うべくMathematicaのライセンス申請をとっととしたいんだが、某センターからの返事がこない・・・。

2008年6月5日木曜日

お疲れ

雨に降られたあと飛行機で冷房だったせいでばっちり風邪ひいた。昨日は久しぶりに動けず一日寝てた。ホテルがうるさくてよく寝れなかったのも効果抜群。今度から食事代を削ってでも、もうちょっといい目のところに泊まろうと決意。東京だと神田周辺は比較的リーズナブルでよさそうなところがあるみたいだ。
昨日やっと防鳩ネットを設置してもらった。6羽も室外機置き場に巣くってたらしい。ファミリー?追い出して鳩に恨まれてそうな気もするが、人間が棲んでるとこに巣くって騒いでたら追い出されるよってことだ。懲りて近所の公園にでも移住してくれ。

最近、昼ごはんは事務方の人たちと室内の喫茶コーナー的なところで食べている。なんでかしらんが、今の学生メンバーとしゃべるよりそっちのほうが断然気楽。女性が多いからかなぁ。学生メンバーとはあまり接触ないから相手の興味対称やらまったくわからんし、何しゃべっていいかわからん、向こうもこっちに気ぃ使ってる感じがするし。で話の内容が結局研究室の愚痴とかになるのもイヤだしな。こうしてますます学生メンバから距離が・・・。まぁいいけど。スタッフの人たちは生活パターンにいろんなバリエーションがあるから、会話しててなかなか面白い。そういえば、最近入ってきた人に一人B型の人がいた。おーいっしょだ。血液型とかで性格ウンヌンは似非科学だろ4パターンしか分類ないとかあるわけねーよとは思ってはいるものの、B型はことあるごとに大雑把とかいい加減とか変人とかダメだしされるからなんとなく気になる。ていうか何回もいわれるから一種の暗示になってんじゃないかと思っている。なんとなくWikipediaってみたら、ボンベイ型っていう血液型があるとかいわれてたり、AやらBにもいろんな亜種があるらしい。そこまで掘り下げて解説すればちっとは科学くさくはなるかもな。とりあえず血液型占い(笑)はこれからA,B,O,AB,ボンベイってことだな。

2008年6月2日月曜日

東京学会

結構ちょくちょく来たり立ち寄ったりするけど一向になれない町東京。今回も学会で来たがあいかわらず好きになれない。人が多すぎる、でかすぎる。もっとコンパクトにまとめてくれよってことです。方向音痴なのでいつも予想以上に道に迷って途方にくれたり半泣きになったりする。
学会のときは大抵晩は研究室で飲み会だが、ここんとこの生活で胃が壊滅&疲れも溜まっているので今日は珍しく外で買ってきてホテルで食べるなんてことをしてみる。大都会東京のでかい駅のくせに、新橋には百貨店がないのか。よりによってホテルの最寄り駅にデパ地下がないとは。大きい駅なのに駅直結の地下街にスーパー的な店やらパン屋がなかったりいろいろ意外だ。淀屋橋的なポジションてことか。
知人が結構東京に就職したので、そこに会う楽しみが増えた。社会人生活は結構大変みたいだなぁ。9時出勤とか無理っすわ。定時になにかをするっていう生活から離れて久しい。もともと定時を守るというのは苦手というか多大なストレスの要因。
学会は今日の講演は何個か面白いのがあってよかった。LDA+DMFTはなかなかに面白そうだ。DMFTのソルバーにNRGをとかいえば今のとつなげられるしなぁ。やりたいことが増えた。合間に会場になってた日本科学未来館の展示ものぞいてきた。目玉商品のプラネタリウムとかロボット動かす?シミュレーターは既に予約で満席とかで残念。平日の昼間に予約いっぱいとかどんだけよ。日曜とか無理やな。今日でもようさん子供がさわぎまくってた。女ひとりでぶらついてたら浮きまくり。東京は人おおいんだな。なんか見れなかっただけにプラネタリウム見に行きたくなったかも。帰ったら大阪で行くか。