2008年9月7日日曜日

ロズウェルなんか知らない

相変わらず暑い。暑いと眠れない。で、なんだか消耗する。
用事や予定があるとそれなりにしゃきっとしてるのだが、予定のない狭間の日は気も抜けてひたすらぐったり過ごしてしまう。今日も論文に使う図を作ったところで気合を使いはたして「うー頭いてぇ」とかうめきつつ床に転がっていること一時間、これではいかんと昼ごはんとなんか読む本を調達しに近所を徘徊する。

近所のビアンシュールというパン屋のハムキャベツというソフトフランスにキャベツの千切りとハムをはさんだシンプルなパンが好きなので、休みの日は散歩がてらよく買いに行く。ここはそれ以外にも実にパンがおいしい。わりと生地しっかりめ。フランスパン系が個人的には超好み。

本屋に行き、文庫本2冊購入。「惑星カレスの魔女」と篠田節子の「ロズウェルなんか知らない」。2冊のうち「ロズウェル~」がかなり面白かった。
篠田節子はそれ以前にも何冊か読んでて「うーむスゲェ」と思わされてたので、見かけてついふらっと。とくにこの人の「神鳥(イビス)」は凄い、お勧めだ。かなり前によんだけどまだインパクト残っている。ちなみに神鳥はめっちゃ怖い。この人の話は展開が畳み掛けるようでそれがホラー味をおびるとかなり怖い。大体、話の展開がいいので読み出すと一気だ。深夜に読み出すのはいろんな意味でやばい。
「ロズウェル~」の場合ホラーでなくて過疎の村の町おこしをUFOとオカルトでやってしまおうとする人々のコミカルテイストな物語。少子高齢化の地方がいろんなしがらみでどうにもこうにもならなくなってるとことか、世代間対立とか行政と地域住民とかマスコミが一度持ち上げてバッシングする展開とかすごいリアル・・・。そしてホラーが得意な作家だけあって、でっち上げでつくったはずのオカルトな場所の描写が妙に怖い。まぁとにかく面白かった。しかしまぁ出張時に読むはずで買ったのに全部読んでしまったがな。しばらくは篠田節子の読んでないのを探してみて読むかね。

0 コメント: