2008年9月1日月曜日

Lyx

論文書くときつかうのがTexである。フツーの人からしたらTexってなに?って感じだろうが、数学系、物理(理論)の人間がなんかレポートなり、論文なり書くときにはTex使うことが多い。なぜってWordとかの数式エディタがあまりにヘタレだから。凝縮系の人間にとってみりゃ第二量子化した演算子で必須のダガー記号が数式エディタで通常使う記号になってない時点でやる気を失うよねってことだ。

さてLyxというものがあると聞きつけた。Lyxが何かというと、フリーのTex用のエディタだ。Tex用エディタというとWinshellやそれライクなのとか秀丸用のマクロ?なら聞いてたが、Lyxはそれらとはちょい違うぽい。普通Tex用のエディタ画面はTexのコードがそのまんま表示されるが。LyxはDivoutで表示されるような状態が出てくる。そのへんWordと感覚が似てる。WYSIWYGじゃなくってWYSIWYM(what you see is what you mean)なんだとさ。ASpellと連動してスペルチェックもできるそうな。

なわけでインストールした。Lyxの本家に行けば、Tex環境も全部一気に整備してくれるインストーラーがある。すげー親切だなぁ。

ちょっと使ってみる。英語だとエンコードをUTF8にしとかないとDivout作るときに文句言われた。

うん、確かに機能はすごい。
・・・なんだけど、私にはなんか使いづらい・・・。Texつかってある程度年数経ってると、基本的なコマンドは覚えちゃってるので数式組むときなんか、直でコマンド書いていくほうがてっとりばやい。し、ちょくちょく直でTex文法書きたい時もある。LxyはTexのソース見る機能はあるんだけど、ソースのビューワーで直にソースいじったりができない。これってなんかほかのTexエディタになれた人間には物凄く違和感あるんだよな・・・Åとか打ちたいときに\AAてやって、認識されないとか、メンドクサ。やっぱ今までのやり方+ASpellでいっかーとか思ってしもた。

Tex知らないけどTex使わなきゃだめとか、これからTex使うんです、って言う人には凄くお勧めだなぁ。ちっ、M1のときにこれを知ってれば、Texのごつい参考書と戦わずにすんだのに。後輩に教えとこう。

Texに限らず、プログラム言語的なものを学習するときって最初に使う道具って結構大事かもしれない。私の場合Fortranでも、当初IDEなんて気の利いたものは手元になくて全部サクラエディタとGNUmakeでごりごりやってたのでなんかIDE入手したものの使いにくく感じる・・・。

まぁそんなことより文句いってんとさっさと論文かけよってことだ・・・。

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