2008年3月26日水曜日

解放

はぁ~口頭発表おわった。さすがに一年ぶりに物理学会で口頭発表は緊張するわ。最近A0版ポスターにこっててポスターばっかしだったからな。しかも発表2個って疲労のきわみ。今回のパワーポイントのテーマは「早春・癒し系」ってことでパステルカラーで統一、っていうか内容に凝れよ・・・って気もするが、発表資料の見た目は大事だと思う。

学会ちゅーのは売り込みの場でもあるんで聞いてもらって興味持ってもらってなんぼだと思う。そして、いくら領域わけされてて、ある程度聴いてる人間が絞られているとはいえ、とある発表に対して専門的知識を持っていてある程度理解できるよって人の割合は聞いている人口の2割以下だと思う。とくに、理論と実験の溝は深い。そんなわけで、発表するときにはまず「基礎知識」、「研究背景」、「自分の研究のキャッチフレーズ」てーのを最初に丁寧に解説しないと拒否反応が出ると思う。(というか私はしょっちゅう拒否反応を起こしている。)ここが丁寧だと、聞いている側はなんとなく分かったような気になる。分かったような気になる発表の方が聞いていて快適だし記憶にのこると思う。で、マニアックかつテクニカルな解説はキーワードと参考文献を提示する程度で端折って、結果を丁寧に解説するのが良し。だって表面・界面は圧倒的に実験家のほうが多いし。と、私は考えたので今回はその辺に力入れて発表した。

その結果どうやら好評?だった感じ。結構質問された。でも、計算パラメーター聞かれて焦った。うろ覚えで言ったのを聞いた人はメモっていた、まちがってたらさーせん。実験の人はやはり数値とかが気になるんだな。モデル計算の理論屋にとってはパラメーターなんてオーダーがあってりゃいいかってなもんだ。パラメーターをやはりある程度リーズナブルな値に設定する方法が必要やなぁ。

そんな感じで学会は無事終了した。さて残る三月の日々は少し遊ぼうかと。遊びつつ今後の課題やら展開をぼちぼち考えるか。次の学会のために、次の次の学会のために。

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